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ル・アーヴルの靴みがき

長らく観たかったこの映画、ようやく観ることができました。

ノルマンディーの港町ル・アーヴル。
靴みがきのマルセルおやじは、移民である優しい妻とささやかな暮らしをしている。
ひょんなことで、密入国したアフリカの少年と知り合い、かくまうことになる。
周囲の人々もマルセルに協力するが、警察の手がのびてくる・・・

結末的には、、、
ちょっとびっくり。
まっ、「現代のおとぎ話」とでも言いましょうか。
一瞬、
もしかしたら「無敵艦隊」を笑っちゃいけないのかもしれない
とすら思いました。

原題の「Le Havre ル・アーヴル」のほうがぴったりくるかも。
ル・アーヴルの人情味あふれる人々の世界全体をひっくるめたものだから。
ついでにle havreとは「港」という一般名詞でもある。「le」は定冠詞。
ポートportではなくてヘイヴンhavenのほう。
舞台を(他の港町ではなく)ル・アーヴルにした理由は、そのあたりにもあるのかも、、、などと深読みしてしまうのは私の悪い癖かもしれない。
実際、ル・アーヴルはフランスを代表する港町なのだから、そんな意味を込めなくても、舞台になるのはごく自然なことである。

素晴らしいキャスト陣。
マルセルおやじも、憎まれ役の警部も、パン屋のおばちゃんも、食料品やのおやじも、一杯呑み屋のおばちゃんも、みんな素晴らしいけれど、特にマルセルの妻がいい。
一言口を開いた瞬間、移民だとわかる。そしてその心根の良さが直に伝わる。すごい。

この映画の公式サイトはこちら

by foggykaoru | 2012-07-09 23:47 | 観もの・聞きもの

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