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刑事ジョン・ブック 目撃者

ヨーロッパ往復の機内で映画を数本観ました。
航空業界に吹きすさむ経費削減の嵐の中、KLMではエンタメ関係の機内誌がなくなっていました。
モニター画面の英語の解説文を読んで選択しなくてはならないわけで、かなりやりにくかったのですが、
新しいところでは
「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」(←やっぱりあのモーリアティーはオーラ不足だと思う)
「バトルシップ」(←あまりに荒唐無稽で開いた口がふさがらなかったし、アメリカの保守層べったりなのに辟易。早送り早送り!)
「Thousands words」(エディ・マーフィー主演の「最後の一葉」的なお話。エディー・マーフィーの映画は初めて見たが好きではないと思った。彼主演のドリトル先生がドリトル先生ファンの間で不評だったのに納得)
を、
古いところでは
「ロック・ユー」(原題「A Knight's tale」を見ても、すぐにはわからなかった。日本語吹き替えがなかったのだけれど、超お気に入りで何回も観ているから英語でも大丈夫。関連記事はこちら
そしてこの作品を観ました。

原題「Witness(目撃者)」。1985年公開。
かねてからアーミッシュを扱っているということを聞き、興味があったのです。
あと、監督がピーター・ウィアーだということにも惹かれて。

秀作です。
最後まで緊張が途切れず、色恋沙汰にも抑制が効いているあたり、さすがP.ウィアーだと感心しました。
機内の小さな画面で見ると、「普通」レベルの映画でも途中で飽きてしまって早送りしたり、観るのをやめてしまったりするのですが、これはじっくり堪能しました。
若きハリソン・フォード演じる刑事と惹かれあうアーミッシュの女性が、「マスター&コマンダー」に一瞬だけ出てきた唯一の女性の面差しに通じるところがあるような気がしたのは、単に私の思い込みかもしれません(笑)


それにしてもアーミッシュ。
原発をやめるなら、あの生活を目指さなくちゃいけない?

by foggykaoru | 2012-08-17 20:03 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(8)

Commented by garden_time at 2012-08-17 23:59
アーミッシュのような暮らし・・・
うん、きっと原発はいらないですよね。
自家発電バッテリーで事足りる生活だもの。

なるべく節電・・・とは思うのですが、何回か熱中症になりかかったので、
エアコン稼働率が高いです・・・。
早く暑さが落ち着いてくれるといいのですが。
Commented by むっつり at 2012-08-18 05:16
ドリトル先生は原作では努力と持ち前の好奇心で喋れるようになってゆくのに、映画では超能力ですから…
エディ・マーフィーの映画って「素晴らしい黒人と間抜けな白人」と言う構図の映画が多いですし…

バトルシップは馬鹿馬鹿しくて見に行きませんでした
Commented by Titmouse at 2012-08-18 11:14
そういえばカナダで類似のメノナイトの村に行ったことがあります。黒い服着て馬車に乗ってる人が本当にいて…。興味本位に見ちゃいけないと思いながらも見てしまいましたね。オンタリオ州ストラトフォードにシェークスピア劇を見に行ったついでだったかなあ。

ところでヴィゴには気がつきましたか?
Commented by foggykaoru at 2012-08-18 22:31
はみさん。
私も二晩続けてエアコンつけっぱなしでした。
ありえない暑さですもの。
今晩は久しぶりにエアコン無しでいけそうです。
Commented by foggykaoru at 2012-08-18 22:34
ドリトル先生。
このエディー・マーフィーの映画は、特に間抜けな白人は出てこなかったかも。。。あっ、彼の部下が間抜けだったわ。

バトルシップは「ヤマト」のパクリ。
そして「ヤマト」の筋立てがいかにしっかりしているのかがよくわかりました。
Commented by foggykaoru at 2012-08-18 22:36
Titmouseさん。
カナダにも似たタイプの人々がいるのですか。
異端とされたキリスト教徒が北米に渡ったんですものね。
ヴィゴ! 気づきませんでした。
彼って、アーミッシュの役でも、刑事の役でも、はたまた悪役でもいけそうですね(苦笑)
Commented by ケルン at 2012-08-22 13:15
ヴィゴははじめのほうで馬車に乗ってる若者のひとりです。若いです;) あの女優は、『トップガン』でトム・クルーズの教官をやった人ですが、正反対のイメージでなかなか感心しました。
この作品、カメラマンもジョン・シールで『マスター&コマンダー』と同じなんです。それと『いまを生きる』も同じチームです。だから、『マスター&コマンダー』を見たとき、やっぱりあの画面作りの美しさは、たまたまではなく、ピーター・ウィアーの美意識によるのだな、と確信したのでした。


Commented by foggykaoru at 2012-08-22 21:00
ケルンさん。
『トップガン』、弟のお気に入りだったので、つきあってビデオを何回も観てるんですが、さっぱり覚えていません。でもイメージが全然違うのはわかります。

>この作品、カメラマンもジョン・シールで『マスター&コマンダー』と同じなんです。それと『いまを生きる』も同じチームです。

このあたりのことは、以前、なんとなく聞いたことがあります。
今回観て納得でした。
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