東南アジア四次元日記
2012年 11月 11日
彼がサラリーマンを辞めて初めてでかけた旅のあれこれを綴った渾身の?作。
現在はユーズドでしか入手できません。
普通の旅行記ではない。
普通の旅情報は得られない。
そのかわりに、妙チクリンなものに関する情報がたっぷり得られる。
私は東南アジアが好きだが、唯一のネックは仏教寺院である。
お寺というものは無彩色、わび・さびでないとしっくりこない。
東南アジアのパゴダはピカピカで赤とか金。あり得ないよ。
(日本のお寺だって、本来は赤とか金だったんだけど。)
仏像の顔だってなんだか変だし。
正直言うと、東南アジアのピカピカパゴダよりもヨーロッパの教会のほうが10倍楽しい。
この本を読んで、パゴダの正しい楽しみ方を知った。
「日本とちがって変だ」と文句をつけるのは間違っていたのだ。(考えてみれば、そもそも「日本と違うものは変」という考え方はよろしくない。お寺に限らず。)
日本と違うのは当たり前。面白がればいいのだ。
次回、東南アジアに行くときは、心して面白がることにしよう。
この本を読んでもう一つ悟ったことがある。
それは、宮田さんの文章を私はあまり好きではないということ。
面白いんだけど、ちょっと濃すぎて疲れる。面白いんだけど。
子どもの頃にケストナーの作品を読んだときのことを思い出した。
おおっ!この人の文章は面白いぞ!と思ったけれど、「好き」には至らなかった。
というわけで、どうせエンタメ・ノンフィクションを読むのだったら、やっぱり高野さんの本にしよう、と思いを新たにした私でありました。
by foggykaoru | 2012-11-11 18:03 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

