FotRを完璧な作品に近づけるための一提言
2005年 06月 18日
友人であるネタ大魔神様をして「あれはもはや映画ではなく、現代アートである」と言わしめたRotKの劇場版。「でもきっとSEEのほうは素晴らしい映画になっているだろう」という期待すら裏切られたのは記憶に新しいのですが、今日久しぶりにFotRを観て実感しました。
この作品はまさしく映画だ、しかも素晴らしい映画だ、と。
美術スタッフの才能と努力の結晶である袋小路屋敷のセットの中で行われる、2人の名優の演技対決を観て、つくづく思いました。
こんな贅沢なことはない、と。
思えばこの場面を観たいがために、3年前、私はせっせと映画館に通ったのです。
とはいえ、この作品にも、欠点はあります。
その欠点を少しでも目立たなくして、FotRをさらに良い映画にするための方法を、以下にご紹介します。新たなDVDを編集する際、PJが参考にしてくれたらと思います(爆)
映画に感動しながら、いろんな案をひねり出すのは、なかなか高度な頭脳労働でした(苦笑)
以下の記事は、私がふだんおつきあいいただいている幽鬼仲間のネタトークに慣れている人にはどうということのない話なのですが、PJの映画に純粋に感動している人には猛毒かもしれません。自分は危ないと思った人は読まないでください。
1)リブ・タイラーの声を他の人にアテレコさせる
一番手っ取り早くて安上がりな方法はこれです。
リブウェンの最大の欠点は声と話し方に品がないこと。なにしろ日本語吹き替え版で観ると、アルウェンの姫君度はぐーんとアップするのですから。だから、品のある声を出せて品のある台詞回しができる声優を使えばよい。
もしもリブのプロダクションがいちゃもんをつけるのなら、、、これは非常に大きな譲歩なのですが、リブにアフレコをやり直させる。彼女本来のぽやんとしたソプラノ声で話させる。
これだけでも、アラゴルンのヘタレ度が減ります。なにしろ、彼女にあの声で喋られると、どう見ても「姉御に牛耳られてるヘタレのアラゴルン」。
この際、パープリンなヤンキー娘でもいいから、アルウェンをとにかく娘っぽくさせるのが肝要。
2)アルウェンの登場シーンを変える
何回観ても、恋人に剣をつきつけるのはあんまりです。あの場面をカットして、いきなり光輝くアルウェンが登場すればよい。
3)アルウェンがフロドを連れて行く場面を変更する
そもそも「私のほうが早いわ」という彼女にアラゴルンが気弱な目をして譲歩するのが、ヘタレへの第一歩なのです。だからあの下りは無しにする。そのかわりに、もう一度ナズグルに襲われることにする。(しつこいと言われるかもしれませんが、RotKのフロドとゴラムのバトルのことを思ったら、たいしたことではありません)
キャシャーーーーーーーー!!!
ナズグルだ!
アラゴルン、風見が丘のときみたいに、かっこよく戦いながら、「アルウェン、ここは僕に任せて、君はフロドを連れて逃げるんだ!」と言う。
PJ、いかがでしょう? これだったら、そんなにお金かからないはず。
「でもやっぱり『欲しかったら取りに来い』というアルウェン姉御の啖呵は聞きたくない」という原作愛読者のためには、もうちょっと手間暇(とお金を)かける必要があります。
そのためには、原作どおりグロールフィンデルに登場していただくしかありません。なになに、エルフ役ができる俳優がいないって?
だったら、ハルディアやった彼をグロールフィンデルにすればよろしい。
で、TTTでヘルム峡谷に行くのもグロールフィンデルにする。そのほうが話として整合性がある。
じゃあハルディア役は誰にする?
しょうがないからバッタもんエルフの中で、一番マシな役者にやらせましょう。
フロドを救うグロールフィンデルと、番人ハルディアだったら、グロールフィンデルのほうが映画的には重要です。原作のハルディアファンには申し訳ないけれど、この際、我慢してもらうことにしましょう。
以上です。
PJ、いかがでしょう?(爆)
FotRなら、これだけで、たぶん完璧に近くなるはず。
TTTはもうちょっと大変かも。
RotKは・・・どこから手をつけたらいいのやら。
何か思いついたら、アップいたします。
by foggykaoru | 2005-06-18 20:30 | 指輪物語関連 | Trackback(1) | Comments(16)
まず、これだけ言わせてください。
「ばったもんエルフ」!!!!
いやあ、ひさしぶりにこの言葉を聞きました。死語じゃなかったんだ・・・(笑)
そして、「ばったもん」にエルフをくわえたときに湧きあがるなんともいえない心持ち・・・
その感慨をかみしめて、編集アイデアを再読させていただきます♪
>FotRなら、これだけで、たぶん完璧に近くなるはず。
>TTTはもうちょっと大変かも。
>RotKは・・・どこから手をつけたらいいのやら。
同感の至りでございますよ。
断腸の思いで記事を拝見いたしました。
まさにレゴラスの矢のように的を射ていらっしゃる…あ、いえ、
仮にも姫君ファンの私にそんなこと言わせないでくださいまし。
これを指輪物語の第一作だと思うから腹立たしいのであって、
「極道の妻たち」番外編だと思えば
鉄火エルフになんら手を加えることなく感動できるであろう、
ということです。あまつさえ、姉御の出番が少ないことを嘆き悲しみ、
「今回、盛りがちょっと少ないんじゃないの?」と文句の一つも
出ようかというものです。もちろん、グロールフィンデル役として、
高倉健をキャスティングできれば非のうちどころもないでしょう。
PJにはぜひ日本公開時の秘策として、
参考にして頂きたいと存じます。
3)に特に同意。風見が丘と滅びの山までついて行きたかったのくだりとその後は、アルウェンに関係なかったからヘタレてなかったもの。
今回気付いたこと。困った時のレゴラス頼みはモリア脱出から始まっていたこと。これも無ければアラゴルンのヘタレ度は減ると思うのですが。
★leiraniさん
えっ、えっ、「ばったもんエルフ」って幽鬼の間では定着した表現だと思っていたんだけど、そうじゃなかったんですね。。
ちなみに、この表現の起源はおそらくネタ大魔神さまの掲示板だと思われまする(笑)
★mogさん
そう、「私のほうが早いわ」と言われて、一言も言い返せないアラゴルンの姿こそが、RotKの数え切れないほどのヘタレ場面の伏線だったのです!
でも、アルウェンは第二作以降、ファンからの抗議が殺到して、二度と啖呵を切ることがなかったのに対し、アラゴルンのヘタレ路線は見逃され、そのまま最後までいってしまったのです。うかつでした(痛恨)
★銀の匙さん、もとい、ネタ大魔神さま
たびたびのお越し、恐縮しております。
>PJ映画に純粋に感動しているファンとしては(笑)
んまー、そんなことをおっしゃるから「大魔神さまはボケがお得意」なんていう評判が立ってしまうんですよ。
姫君はおでこが広くていらっしゃいますし、姿勢と歩き方と物腰に気品が足りないのですが、その点に関しては私はもう何も言いますまい。
あれやこれや考え、声優にアフレコをさせるという結論にたどりついたのであります。
>これを指輪物語の第一作だと思うから腹立たしいのであって、
TTTも指輪物語の第二作だと思うから、PJがどうやって直したらいいのか我々が悩まなければならなくなるのですよね!(爆)
RotKも現代アートだと思えばいいのですよね!!(笑)
★蓮さん
昨日は長時間おつきあいくださいまして、ありがとうございました。
>3)に特に同意。
おお、百万の味方を得た思いです。
私としては、3)でやってくれたら、アルウェン姐さんの啖呵も許容できちゃうかもだ。
しかし、昨日、2回ほど目に入ってしまった字幕、今さらですが、ひどかったですぅ。。
>私はまだ原作未読ですが
ということは、映画を観ただけでファラミアのことを好きになられたんですね。PJったらけっこうやるじゃん。。あ、そうじゃなくてデビットの手柄なのか(爆)
冗談はさておき、ぜひ、原作をお読みください。ほんとうのファラミアはあんなもんじゃないんですから。
>アラブの大富豪の13番目ぐらいの嫁にしてもらって、PJに出資したい気分
おお、貴女は幽鬼の鑑です!!
でも、そのお金でエルフにふさわしい役者を探してくれるかしら。。。
私としては、「新しいクリーチャーを作るのに注ぎ込む」に1票です。
つい2日前にも一部のDVDを見直していて、皆さん仰ることごもっとも、ごもっともと、再確認させて頂いた次第です。
私はリブのシーンは目をつむって、美しい音楽とおしとやかな日本語の吹き替えだけを聴くようにしています。
> RotKは・・・どこから手をつけたらいいのやら。
爆笑です。ぜひ抜本的な改革案をご提案ください。
本日あるセミナーに行きましたらレジュメのなかに「女性活躍推進PJのねらい」という項目がありました。
②PJ・・・やる気と能力のある女性に活躍するための場と機会を提供~PJ活動そのものを育成の場と機会にする~
↑まる写ししてみましたが皆様どんな意味にとられるでしょうか?
注)発表時の読み方は PJ=プロジェクト でした。な~んだ、そうだったのか、ちゃんちゃん。
★星影さん
DVDもいいですけれど、改めて大画面を観ると、いろいろなアイディアが浮かぶものです(笑)
>私はリブのシーンは目をつむって、美しい音楽とおしとやかな日本語の吹き替えだけを聴くようにしています。
それがDVDの正しい見方なのかもしれません。
でも、リブのシーンだけ日本語吹き替えに変更するのって、めんどくさいですよね。えっ、幽鬼たるもの、めんどくさがってはいけない?(自爆)
★すとさん
>やる気と能力のある女性に活躍するための場と機会を提供
そうか、リブウェンにあんなことをやらせたのは、そういう考えに基づいていたんですね(爆)
でも、リブはやる気があるどころか、お馬さんに乗ったり、剣を振り回すのは、しんどくて嫌だったらしいのに。
なんでも無理強いはいけません。馬を水辺に連れていくことはできても、馬自身が水を飲みたいと思っていなければ、飲ませることはできないのです(爆)
残念ながら橋本でのFotRSEE鑑賞はなりませんでしたが、次の機会を虎視眈々と狙いたいと思っています。ヘタレを狙う映画エオウィンのように。
そして挙げられた馬と水辺の例え話、高校時代にやる気のない俺たちにある先生がしきりに仰っていたものです。懐かしく思い出しました。
馬を水辺に連れて行っても、馬が拾いたいと思わなければヘタレを拾うことはできないのですね。
ようこそ♪ TBありがとうございました。
そうか、リブウェンの大暴れも青春の一コマだったのか。。。
何十年もたってから、「あのときのリブウェンったらさー」とクラス会でみんなに冷やかされる中年リブの図が頭に浮かびました(爆)
>馬が拾いたいと思わなければ
たとえヘタレであっても、拾いたいと思ってくれてよかったです。そこんとこは彼の人徳ですよね、うん。たとえ彼が演じるアラゴルンはヘタレであっても。
>(その時アルウェンはどうしてたらいいんだろう?)
あはは。。ますますアルウェンは要らなくなる?!
原作の「旅の仲間」前半のフロドの行動って、ぬあんだか怪しくて映像化しにくいかも。
PJは一応わかりやすくしようとしたんですよね、きっと。
そしたらフロドが姫になっちゃったから、アルウェンをアマゾネスにしてみたのかも(爆・爆・爆)

