お前なんかもう死んでいる
2013年 12月 10日
有吉弘行の本です。だけれど、「有吉弘行著」とは言い難い。
ユーラシア大陸横断ヒッチハイクで名を売り、印税と合わせて数千万円あった貯金を食いつくし、どん底を味わったあげく、テレビの世界で復活した彼が、その金銭哲学?!というか人生哲学?!をだらだら語った本です。
猿岩石のヒッチハイクは毎週楽しみに見ていました。
よく見ていれば「ははん、ここは飛行機で飛んだんだな」とわかったので、帰国後に「やらせだ」と騒ぎになったときには「何をいまさら」と思ったものです。
そして、古いガイドブックは処分しても、「猿岩石日記」はとってあります。同じ旅をしていても、人によって書くことが違うのが新鮮だったし、正直、有吉の日記はかなり面白かった。
で、この本。
古本屋で見つけて、その場で立ち読みすれば十分!とも思ったけれど、良心がとがめたので、購入し、帰りの電車でほとんど読み終わりました。
まあ、ダチョウ倶楽部との関係とか、テレビでもちょっとは聞いたことがある話が多いけれど、この人、どういうわけだか読ませるのです。要するに、頭がいいってことね。
文庫あとがきも笑わせます。
この本を読んでいる段階で僕に洗脳されてます。ですってさ。
嫌いな人にはまったくダメでしょうけれどね。
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by foggykaoru | 2013-12-10 20:24 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)

同じ町に住んでいた友人が「息子に有吉みたいな旅をさせたいから、よろしく」と、知人に頼まれた、と大憤慨。
ひとり旅をさせる、のがコンセプトのはずなのに、
わざわざ「ウチの息子が行きますから」
って、ないですよねぇ。
ま、ド田舎なら、まだしも。私達が居たのはニューヨークの郊外だったんです。
探せば、行きずりの日本人だって、めぐりあえるでしょうに。
なんちゃってひとり旅するのは勝手だけど、それを現地の知人に知らせるのは、迷惑なだけ。
「お宅を訪ねてきたら息子の持ち金を全部取り上げて、何も食べさせないでくれ」ということだったんでしょうか?(爆・爆・爆)
以前、旅行、それもごく普通にヨーロッパを旅するとき、父はその国に住んでいる知り合いに声をかけてました。
「娘がそちらの国に行くので、何かあったらよろしく」と。
私は「何をよけいなことを」と思いましたが、連絡してしまった事実はどうしようもない。
好き勝手に旅をし、誰の世話にもならずに帰ってきたものです。向うとしては「はあ?」だっただろうと思います。
父がそれをできたのも、現役の知り合いがいたころまで。
みんなが定年退職してからは、声をかける相手がいないため、(ただでさえ歳を取って心配性になったのに)ますます心配が募ったのだろうなと、今になって思います。

もっとも、学歴や肩書はすごいのに、「こいつ、アホだ」と思わせる人も、逆の人もいますし、見ました。
同じく「頭がいいな」と思わせるのは所ジョージです。