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美女たちの西洋美術史

木村泰司著。副題は『肖像画は語る』

でも、これを「西洋美術史」の本と思って読んだらあてがはずれます。肖像画の描き方の変遷とかも、語られているけれど、それは1割。9割は「肖像画のモデルになった人物を中心とした歴史」、つまり西洋史なのです。私は西洋美術史よりも西洋史のほうが好きなので、これは嬉しい誤算でしたが。

エリザベス一世とマリー・アントワネットに関しては目新しいことはなかった。けれど、それ以外の人物については知っていることが多くても、けっこう面白かった。

フランスにおける「公式寵姫」がいつ誕生したのかとか。
アンリ二世とディアーヌ・ド・ポワティエ、そしてカトリーヌ・ド・メディシス、メアリー・スチュアートのからみとか。

というわけで、西洋史好きにはお勧めです。

最後(15人目)に紹介されるのがジャックリーン・ケネディー・オナシス。
モデルの人となりを紹介しつつ、「現代における肖像画」を論じていて、この章だけは看板に偽り無し。
著者がいちばん書きたかったのはこれだったのかも。
もしかして、ここまでの14人は、壮大なる「前フリ」だったのかも?!


この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2013-12-17 22:03 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(2)

Commented by fu-ga at 2013-12-19 11:43
へ〜面白そうですね。
読みたい本リストに追加です(本がたまっていて読みきれていないのですが)
Commented by foggykaoru at 2013-12-19 21:50
fu-gaさん。
木村泰司さんの本はけっこういいですよ。
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