アンコール・ワット
2014年 02月 13日
アンコール・ワット周辺の遺跡群には、樹木に浸食されているものがある。自然の力に感嘆しつつも、「なんでここはこんなふうにしてあるの?」と疑問に思ったのだが、この本を読んで謎が氷解。
カンボジアを植民地支配したフランスは遺跡群を研究した。
さらに、救急医療の分野で有名になった「トリアージュ triage(=仕分け)」も行ったのである。
こっちの遺跡は修復する、でも、こっちのは樹木の繁殖にまかせよう・・・と。
また、現在遺跡群を観光するときは、トゥクトゥクまたはタクシーをチャーターするのが一般的である。
ジャングルの中に点在する遺跡を廻るために切り開かれた道を行くのだが、「大回り」「小回り」の二種類のコースがある。
これを作ったのは誰なのかなあ
世界遺産登録のためにカンボジア政府が頑張ったのかしら
などと思っていたのだが、全部フランス人だった。
1920年ごろには今のコースが開通していたのだと!!
以上のように、納得したり、驚いたりできたので、行ってから読んで正解だった。
この本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2014-02-13 21:00 | 西洋以外の歴史 | Trackback | Comments(6)



メインの旅サイトから来てくださったんですね。
このブログは読書が中心なので、あまり旅の話題はやっていないんです。
旅サイトのアンコール・ワット滞在記のほうは、これからどんどん更新していきますので、どうぞよろしく。