RotKをより良い作品にするための一提言(8)
2005年 07月 13日
リブウェンは偉大です。
なにしろ、リブウェンのことさえ話せば、初めて会った幽鬼とも、あっという間に意気投合できるのですから(爆)
PJ、「お笑い版」ならリヴはOKなんですよ。「キングコング」がコケたら、本気で「お笑い版」出しません? 追加映像の撮影のためにリヴをNZに呼んで。
あっ、「まとも版」の撮影も忘れないでください。お願いしますよ。
では「正しいリブウェンのあり方」とは、どういうものだったのでしょう?
アラゴルン、王になりました。よかったね!
あっ、向こうにエルフたちがいます。
あれれ、レゴラスが、なんか意味深な微笑みを浮かべてますよ。
縦長の旗の陰から、旗と同じ長さの顔したリブウェン!
「えへっ、、、来ちゃった~♪」・・・カットーッ!!
アラ: 病気はもう大丈夫なのかい?
リブ: うん、もうだいじょぶよん。
ガバッ!ブチューグルグル・・・カット!カットーーッ!
しかも声まで聞こえる・・・平民の娘が「やったわ♪」と言ってるような、勝ち誇ったガハハ笑いが・・・んもう音声さんったらよけいなことをしてくれて・・・
身体を斜めにしてぺとーっとアラゴルンに寄り添って歩く・・・カット!カット!カットーーーッ!
ゴンドールの土産物屋でTシャツ売ってるおねーちゃんじゃないんだぞ!!
>美術さん。
「旗をあんなに縦長にするべきではない」とLさん、Rさんがおっしゃっています。
この指摘、真摯に受け止めてください。
>ヘアメークさん。
リブウェンのあの髪型、いつもにも増して顔の長さを際だたせます。もう一度やり直してください。
以上のことを修正した上で、アラゴルン、彼女の手に恭しく口づけをする。
とここまで考えたところで、思いつきました。
リブにヴェールをかぶせてみたらどうでしょうか。
そうすれば顔を隠すための(!)縦長の旗は不要になります。
もちろんそのヴェールはアラゴルンが上げるのですが、上げても、半分ぐらいはおでこが隠れるはず。
そしてじっと見つめ合う。
ヴェール上げちゃったら、手に口づけするのは不自然かもしれませんね。
では、優しく唇をふれあうことにいたしましょう。
キーワードは「優雅」「上品」。
なので、ガバッはダメです。ブチューもグルグルも厳禁。
「この後どうしたらいいのかわからないので、とりあえずホビットのところまで歩かせてくれ」ということなら、しょうがないでしょう、許します。でもリブウェン、くれぐれも斜めにならないように。身体はまっすぐにするのです。ガラおばあさまのほうが姿勢がいいですよ! とにかく媚びたポーズはNGと知るべし。
RotKにおけるリブウェンの登場はここだけになるわけなのですが、少なすぎますか?
いえいえ、そんなことはありません。
一瞬だけ登場して、観るものに強烈な印象を残した例は過去にたくさんあります。
同じピーターでも、PJではなくてPW、すなわちピーター・ウィアー監督の「マスター&コマンダー」という作品があります。あの映画はLotR以上の「男の世界」なのですが、ほんの数秒間だけ、名も知らぬ南米の美女が登場します。ラッセル・クロウ演じるジャック・オーブリー船長と見つめ合うのですが、そこがなかなか魅せるんです。あれを観たとき、「ああ、LotRで最後まで見られなかったアルウェンが、こんなところにいたんだ」と思ったものです。
もう少し古い例では、「恋に落ちたシェークスピア」でエリザベス女王を演じたジュディ・デンチも、登場シーンは最後のほんのちょっぴりだけ。それでアカデミー助演女優賞を取ったんですよ。
だから、リブウェンも、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式にあちこちに登場するのをやめて(しかも数撃ってもほとんど当たってないし)、この1シーンに賭けてみてはいかが? そんなに難しいことではありません。きれいにヘアメークして、黙って姿勢良く立ってるだけでいいのですから。それが難しいのか。うーむ。
次回のテーマは「療病院はどうする?」です。
by foggykaoru | 2005-07-13 21:00 | 指輪物語関連 | Trackback | Comments(6)

しかし、戴冠式でのがはは笑いにがばっ、ちゅー&くるくるたーんはハリウッドの定番なんですかねぇ、コメンタリーでいってたけれど。う~む、やっぱり趣味が合わないんですな、PJ。まがい物エルフ達が登場した時点で悟るべきだった。『PJはクリーチャーは理解できたけれどエルフは理解できない』とね。エルフならば、が理解できないからこそリヴはエルフの姫らしいことをさせてもらえなかったんだ、そして衣装さんにも嫌われていたらしいのも痛かったね(エオウィンは弱点全てカバーするような衣装ばっかりだった事から推察しちゃいます)。
>彼女をアルウェンには絶対させないぞ!という強い意志
うんうん! あと、アラゴルンを絶対にヘタレにするぞ!という強い意志もね。
>そして衣装さんにも嫌われていたらしい
まったく。ナイラはエオウィンの衣装には熱弁をふるうのに、アルウェンの衣装のコメントは適当に流しちゃってますものね。
いったい何があったんでしょう?
単にリヴと気が合わなかったのか?
それともリヴの顔の形が、ナイラの仕事への情熱に水をさしたのか?(爆)

なんて痩せちゃったんでしょう!驚愕の細いPJ!!
そして、キングコング・・・
Lotrのクリーチャーは、まだまだ納得がいかなかったようです。
キングコングで欲求が満たされるといいのですが(爆)
アルウェンについては、双方(いや四方八方?)深い事情があったに違いありません。
それは中つ国以前、大海に飲み込まれたヌメノールの失われた物語のように、もう決して語られることが無いのでしょう・・・(爆)

はじめて原作を読んだときはトンビに油揚げ状態、誰これ?でしたけど(爆)
FOTRからfoggykaoruさまがおっしゃっているようにリブウェン吹き替え版では上品なんです。せめてあのレベルならば・・・いやそれでもやはり許せないかもしれないけど、まだましってところかしら。
> 一瞬だけ登場して、観るものに強烈な印象を残した例は過去にたくさんあります。
そうそう。重ねて申しますがアラゴルンの死とその後リブウェンが森をさまようシーンはとてもステキでした。やはりリブウェンは静かに黙って佇んでいたほうが良いのです。ぶちゅーぐるぐる、ガハハは厳禁(爆)
次はいよいよ寮病院編ですね。楽しみです。
RotK改善に向けて、さまざまなご提案、ありがとうございます(爆)
>それは中つ国以前、大海に飲み込まれたヌメノールの失われた物語のように、もう決して語られることが無いのでしょう・・・(爆)
もしも教授がまだご存命でいらしたら、「終わらざりし物語」に新しい章が付け加わったかもしれないですね(爆・爆・爆)
そう。FotRは声さえ変えれば、はるかにマシになるんです。
ほんとうのことを言うと、歩くときの姿勢も直してもらいたいんですが、なにしろ「キングコング」がコケた暁に出す「まとも版」「お笑い版」ですから、あんまりお金はかけられないだろうと思って(核爆)