身体を言いなりにできるか(40)

これは連載記事です。
(1)からお読みになることをお薦めします。
次の記事へのリンクを貼ってあるので、読んでいくと自然にこの記事まで到達できます。

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平熱が上がった!と喜んだのも束の間、疲労とともにまた平熱35度台に戻ったことは、前回ご報告したとおり。

この間、過労で仕事を休んだり、大変でした。熱があるわけでもないのに、どうしても起き上がれなかったのです。
でも風邪を引いていない。これは画期的。やっぱり今までの私の風邪の大部分は、正確に言えば「風邪」ではなく、上咽頭の炎症が引き起こす「風邪症状」だったようです。

過労の第一の原因は仕事ですが、実はそこに加えてとんでもないことが。

一人暮らしの母(82歳)の骨折です。

父が亡くなる少し前から大腿部に痛みが起きるようになっていました。
一緒にバリ島旅行をしたときも、でこぼこ道や階段を歩くのに母は非常に苦労していました。私としてはその後も母娘旅行を企画する気満々だったのですが、それっきりに。今年の夏の「あまちゃん巡礼旅行」も、結局ひとりで行くことになってしまった。
さんざん検査を受けたのですが、外科的にはどこも悪くない。
でも痛い。
そこをかばうために変な歩き方になる
→歩くことが減る
→筋力が落ちたりしてますます歩くのが下手になる
という悪循環。

そんな折り、玄関口の、ほんの1、2センチの段差で転んで大腿骨を骨折したのです。
隣家の人に見つけてもらい救急で運ばれ、無事に手術を終わり、順調にリハビリに入り、もうそろそろ退院しなくちゃならないと思っていた頃・・・

もう一方の足を再び骨折。
病院での入浴中のことで、これはこっちの出方次第では訴訟問題になっても不思議はないことだったのですが、まあそこはうるさく言わず。処置が早かったから、手術の痛みが最初の手術よりもかなりマシだったそうですし。

2回目の骨折の責任があるため、病院としても「早く退院してくれ」とは言いづらく、その間にリハビリのための転院の手続きがゆっくりできたわけでして。
今月からはその病院にいます。

でもそこにいられるのも最大3か月。3月には退院しなくてはならない。
その後、どうするか?

骨折して寝たきりになり、急速にボケる、というパターンがよくあると言われますが、母の場合は全くボケてません。
弟も「うちにいるときより元気じゃん」

その理由を想像するに、
1.ひとり暮らしのときよりも、ぐんと会話が増えた。
2.もともと家事が嫌い。
3.唯一の趣味が読書。本さえ読んでれば退屈しない。(差し入れる本が尽きかけていてマズイ!)

母は自宅で自立した生活を送りたがっていますが、バリアフリーでないと一人暮らしは無理でしょう。弟は「サ高住」がいいのでは、と。今日一緒に1件見学しにいくことになっています。

でも私としては、この際、介護付き老人ホームに入ったほうがいいような気もします。自立型の老人ホームが併設されているところだったら、ボケている人ばかりじゃなくて話し相手が見つけやすいだろうし。そもそも家事は大嫌なんだし。お喋りと読書でのんびり過ごしてもいいんじゃない?


まあそれはこれから追々考えることですが、実はここまでは前フリです。長くてごめん。


母の骨折の遠因は薬害によるものらしい。
10年前に、家で脚立から落ちて肋骨を折ったことがあり、その後ずっと「ボナロン」という薬を処方されていたのです。骨を強くする薬だといって。
でも、その薬はあまり長く服用するものではない。せいぜい2、3年が限度なのだそうで。
それを10年飲み続けた母の骨は石灰のようにかちんかちんになって、ポッキリ折れやすくなっていた。
(原因不明の大腿部の痛みも、もしかしてその薬のせい?などという素人の邪推もあります)

母の母、つまり私の祖母は晩年、骨粗しょう症でした。
母はそうならないように、処方される薬を真面目に飲み続けていたのです。

「身体を言いなりにできるか」
言いなりにしたいけれど、薬に頼りすぎるのはいけない。
せいぜい食生活に気をつけるとか、生活リズムを整えるとか、運動するとか、半身浴とか、靴下の重ね履きとか、その程度のことを気を付けていくしかない、ということなのでしょう。

過労で倒れたときに、私がタクシーで駆けつけた先は、かかりつけの漢方医でした。
処方されたのは補中益気という、おなじみの薬。体力のない人がへたばっているとき、元気を出す薬。附子という、身体を温める成分を少し加えてくれました。
漢方薬は洋薬よりはマシでしょうけれど、薬は薬だと思います。今飲んでる分がなくなったら、もう終わりにする予定。


(41)へ続く。
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by foggykaoru | 2014-12-07 10:10 | Trackback | Comments(6)

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Commented by むっつり at 2014-12-07 12:46 x
80代で独り暮らしは怖いですよね
お大事に
Commented by foggykaoru at 2014-12-07 20:14
むっつりさん。
これから毎週介護施設の見学に行くことになりそうです。
今日見た施設は清潔で感じ悪くはなかったけれど、他に行くところがなかったらしょうがないなという感じでした。
Commented by naru at 2014-12-08 00:52 x
私の義理の伯母が、足が弱くなり、
車いすでないと移動できないくらいになってしまい、
少し高級な新設老人ホームに入りました。
頭がしっかりしている人なので、すぐに施設内に友だちができるか、
と期待していたけれど、パンフレットの要項は、建前で、
実際は殆どの入所者が程度の差さえあるものの、認知症でした。
新しい施設は要注意です。

むしろ私の伯母が少しの間入っていた老健施設の方が、
上の階にリハビリ設備があり、デイサービスの対応もしていて、
頭がしっかりしている人も入所していました。
ただ、老健なので、一応3か月が限度。

難しいですよねえ。
Commented by foggykaoru at 2014-12-08 20:01
naruさん。
パンフレットだけではわかりませんよね。
私と弟とでいくつか施設を見学して、最終的には母にも見学してもらい、できたら仮入居して決められたらと思っているのですが。
Commented by garden_time at 2014-12-09 22:53
お母様、大変でしたね。
年老いてくる親の生活をどう考えるか・・・
これから私も避けて通れない問題だなと思います。
私の母も病気が・・・。
紹介されて県外の病院へ入院治療したりもしました。(私はもちろん付き添いで泊まり込み)
治療の効果がでればいいのですが。
かおるさんも過労って(^^;)
お忙しいようですが無理はなさらないでくださいね。
Commented by foggykaoru at 2014-12-11 07:55
はみさん。
親に気持ちよく余生を過ごしてもらうのは大変ですよね。
うちの場合、私が仕事をやめて、自宅をバリアフリーにするという解決策があるのですが、どちらもそうそう簡単にできることではない。自分のために娘の仕事をやめさせることを母は望まないでしょうし。
弟のところで引き取るという話も出ていないではないのですが、気兼ねがあるから母は望んでいません。

私ってほんとうに体力が無いんだなと思いました。
母の見舞いに週1~2回行って、急死した伯父の葬儀に行っただけなんです。疲れたなと思っていたら、数日後に朝起き上がれなくなってました。

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