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ロシアについて

司馬遼太郎の歴史エッセイ。
裏表紙に「読売文学賞受賞」と書いてあったので、古本屋で50円で購入。

ロシアとは言っても、司馬遼太郎なので、日本と関わりが大きい地域、つまりシベリアが中心。そしてシベリアの隣接地帯であるモンゴルについてもいろいろ。

このあたり、昨年の夏に旅行したところなのです。だから読んだわけ。そうでなかったら、たとえ50円であっても、たとえ文学賞受賞作品であっても、手が出なかったことでしょう。もともとそんなに興味のある地域ではないので。

最初はあんまり調子が出なかったのだけれど、読み進むうちに面白くなった。

ロシアと比べると、はるかに遅れた地域だったシベリア。
だから、ある程度ロシアが力をつけたら、わりと簡単に手に入ってしまった。
手に入ったはいいけれど、維持するのは大変。なにしろ食べるものがない。
でも黒てんという、素晴らしい輸出品目が山ほどあったこともあり、維持したかった。
で、食糧供給地として日本に目をつけたのだけれど、日本人は黒てんなんか欲しがらない。なにしろ暖かいから、毛皮の需要が無いわけで。第一、鎖国してたし。

モンゴル地帯の騎馬民族は、一時期、ユーラシア大陸を牛耳ったけれど、火器の発達とともに落ちぶれていく。
中国にいいようにやられてしまって、ロシア寄りになる。
だからモンゴルは言語をキリル文字化したり、ソ連寄りの社会主義だったわけね。

それ以外にもいろいろ興味深い話があったけれど、忘れてしまった(涙)

1989年刊なのだけれど、今の世界を考えるうえで、非常に参考になると思う。良い本です。また読み直すかも。

この本に関する情報はこちら


メインサイトではシベリア旅行記を公開中。
もっとも、モンゴル関連の地域についてはまだ準備中。今少しお待ちを。

by foggykaoru | 2015-04-24 21:18 | 西洋以外の歴史

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