世界の辺境とハードボイルド室町時代
2015年 12月 11日
村上春樹のパクリじゃないですか。
「書泉グランデ」の「旅行フロア」に行き、「テツ」度の高さに圧倒されながらも「秘境駅に行こう!」なんて本を買ってしまった私ですが、その次に行った「冒険フロア」ではもっと目をむくことになりました。
なんとそこは「軍ヲタ」の世界だったからです・・・
気を取り直して、片隅の「冒険本」の書棚を物色して見つけたのがこの本。
高野秀行氏がらみの本です。
「~がらみ」というのは、彼の「著作」ではないから。
高野氏と、清水克之という人の対談集なのです。
歴史好きと言っても西洋史偏向の私はちっとも知らなかったのですが、この清水氏、室町時代の専門家で、最近話題になった本の著者だそうで。
畑違いのこの2人の出会いのきっかけが面白い。
2人の著作を読んだ人の「ソマリア人と室町時代の日本人が似ている」というツイートなんだそうで。
やっぱりネットってすごいのね。
異種格闘技?!の趣があります。
闘ってるわけじゃなくて、むしろ仲良く盛り上がっているんですが。
ものすごく面白いです。
読み終えたのが10日くらい前なので、すっかり忘れてます(←いつもこれだ)
その後も時々ぱらぱら読み返して、そのたびに「へええ」「ほうほう」と感心してます。
ピストルはちょうど刀みたいなものだ、とかね。
「ふむふむ」と思ったあなた!
絶対にあなたが考えた程度のことじゃありませんよ!!
高野ファンよりもはるかに多いであろう、普通の「歴史マニア」がこの本を読んで、高野氏に興味を持ってもらえたらいいなと、高野ファンの私は心から思います。
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by foggykaoru | 2015-12-11 19:57 | 西洋以外の歴史 | Trackback | Comments(2)

一応、徳川と同じ一五代続きましたが、後半なんて戦国時代なんですよね