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喧嘩両成敗の誕生

著者は清水克之。高野秀行さんとの対談でその名を知った、日本史の専門家。

彼が初めて書いた一般人向けの本で、かなり話題になったそうで。
たまには日本史の本を読むか、と思って読んでみました。

いやーーー
読み終えるのが大変でした。
面倒くさくなって、途中で軽いエッセイ集2冊に浮気しました(苦笑)

つまらないわけじゃない。面白いんですよ。
同じ日本人だからと言って、何百年も前なんだから、今の日本人とメンタリティーが違っていて当然。
荒っぽいし、名誉を傷つけられたら我慢できずに手を出す。
ちょっとした小競り合いが、とんでもない大騒動に発展したり。

大昔を舞台にした小説や伝説(指輪物語とか)を思い出して、なるほどね、と思った。
読み物の場合、現代との感覚の違いを説明することができるし、読者も時間をかけてなじんでいくことができる。
でも、それを映画化するときには、現代感覚に変えてしまうことが多い。映像で描くのが難しいから。

日本史が好きな人には超お薦めなのではないかと思う。
でも、本質的に日本史に大して興味がない(ごめん!)私には、興味深かったけど、ちょいと長すぎました。正直なところ、3分の2でよかったよ。

この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2015-12-26 20:10 | 日本の歴史 | Trackback | Comments(0)

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