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がんばらない

超有名な鎌田實先生のエッセイ。

さすがと言うべきか。
興味深く、心に残りました。

冒頭に「看取り」のエピソードがいくつか並び、涙なくしては読めず、電車で読み始めたことを後悔した。冒頭だけは自宅で読みましょう。

諏訪中央病院がいかにして今のようになったかが書かれていて、なかなか興味深い。
鎌田先生の生い立ちも。

今、長野県が健康長寿の県になったのは、諏訪中央病院の試みがきっかけだったんですね。
あと、今や常識となった「デイケア」の発祥の地も諏訪(正確に言うと茅野市)

隠居したら茅野に移住しようかなんて、一瞬だけど、思ってしまった。

鎌田先生はチェルノブイリの子供たちにも関わっているんですね。

チェルノブイリはウクライナにあるけれど、ベラルーシ国境のすぐそば。
原発事故のときの風向きのせいで、一番被害を受けた国はベラルーシ。
ということまでは知っていたけれど、風向きだけでなく、時期も最悪だったということまでは知らなかった。

4月末。
共産党にとっては一大イベントである、メーデー直前だった。
見たこともない黒い雨に打たれながら、子供たちはイベントの練習をさせられていた・・・


ベラルーシ・・・
いろんな意味で非常に印象的な国でした。
行ってよかったです。
友よ、誘ってくれてありがとう。

メインサイトでベラルーシ旅行記、ちんたら連載中です。宣伝失礼。

by foggykaoru | 2016-10-13 20:28 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

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