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イギリス人はおかしい

副題は「日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔」
著者の高尾慶子という人は、紆余曲折の末、イギリス人、それも超有名な映画監督リドリー・スコット宅のハウスキーパーになる。
そのときの暮らし、そしてその後少しのお話。

1か月以上前に読んだので、ほとんど忘れてしまっているのだけれど、非常に面白く読んだことだけは覚えています。
タイトルから想像できるとおり、英国礼賛ではありませんが、そこがいいのです。英国マニアは必読。

話は古いんです。ハードカバーの初版は1998年。
「英国人は紳士だとか言うけれど、それはもはや幻想。サッチャー政治がすべてを悪く変えてしまった」と吠えていらっしゃいます。
「サッチャーが悪い」は初耳ではないんですけどね。
そのサッチャーも引退して幾年月。認知症になってしまったそうで。(遠い目)
サッチャー以前の、礼節に満ちた英国を味わってみたかったものです。



by foggykaoru | 2017-02-26 08:33 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

Commented by ラッコ庵 at 2017-02-26 14:46 x
ホントに「吠えてる」というのが当たってますね。関西のおばちゃん英国に吠える(笑)読んだそばから忘れる私なのに、地球の裏側から「ケイコ、今日はゴミの日だよ」と電話してくるスコット監督やばあちゃんとの闘いが記憶に残っています。英国本をたくさん出している別の「慶子」さんと間違えられるのが気に入らないらしくどこかで怒ってたっけ。
Commented by foggykaoru at 2017-02-28 20:58
ラッコ庵さん。
ゴミ出しの話、私はもうすっかり忘れてしまっています(汗)

そう、同じ「慶子」だけど、全然違う。
一般受けするのはあっちの慶子さんだけど、私たちの「買い」はこっちですよね♪
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