人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本の路地を旅する

上原善広著。
ここで言う「路地」はいわゆる「被差別部落」の意味。
全国の「路地」を探訪した記録で、路地生まれの著者だからこそのルポである。

東京に住んでいると、同和問題というものも、遠い世界の話という感じがするが、関西では非常に生々しい問題なのだときいている。
「エタ」「非人」という呼称は知っていた。
けれど、この二つが違うということを初めて知った。
どう違うのか、もう忘れてるが(トホホ)

城が作られると、必ず「路地」が作られる、というのが興味深かった。
為政者が必要とするのだ。なぜだったっけ。もう忘れてる(号泣)
被差別部落というと、精肉とか革のなめしくらいしか思いつかないけれど、他にも独自の職業があったらしい。ああ記憶があやふやだ。

大宅壮一ノンフィクション賞受賞だというけれど、ちょっと受け止めきれなかった。

著者の「心の旅路」の記録という印象が強く残っている。






by foggykaoru | 2017-11-14 20:20 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 実戦・世界言語紀行 自然探索と聖地巡礼報告 >>