「ルパン」再び
2005年 10月 24日

というわけで、付け足しです。
ルパンの外見を説明する語がもう1つありました。
それは「sympathique」。「感じがいい」という意味の形容詞で、フランス人がとてもよく使う語です。英語では何というんだろう?「friendly」なのかなあ。ちょっと違う気がする。
で、ますますもってロマン・デュリスは原作ルパンのイメージどおりだったのかも、、、と思った次第。(写真を見てね)
読了してみて、今さらながらにフランス人とイギリス人の気質の違いに思いを馳せました。
ホームズは探偵だし、偉い兄さんがいる。つまり体制側の人間です。
一方、フランスでは泥棒がヒーローになった。
フランス人というのは「つーんとすましている」というイメージが強いかもしれないけれど、それはうわべのこと。身体の中を流れているのは熱くて御しがたいラテンの血。たぶん、体制に対する反発はイギリス人よりも強いんじゃないかと思うのです。フランス革命もすごかったし。
ちなみに、本家フランスの「ルパン」公式サイトはこちら。全部フランス語です。ごめんね。
「PHOTOS」→「LES PHOTOS DU TOURNAGE」とクリックしていくと、撮影中の写真が見られます。オペラ座前でのロケの様子は必見!
「MULTIMEDIA」→「BANDE ANNONCE」で予告編が観られます。
「MAKING OF」ではメイキングが観られます。っていう説明不要ですね。
2週間ぐらい前までは、映画の冒頭の10分を観られて、なんと太っ腹なことよ!と感動していたんですが、その後、会員限定になってしまいました(涙)
by foggykaoru | 2005-10-24 20:11 | 推理小説 | Trackback(1) | Comments(6)

「ルパン」という言葉で、たどり着きました。
僕も推理小説を読むのですが、なぜかこう、ルパンものは一度も読んでいませんでした。映画も観たいと思いながらも、未だ…。
でも、foggykaoruさんの文章を読んで、とても読みたくなりました。小説も映画も、やはり必須項目ですね。
お願いですが、リンクさせていただいてよろしいでしょうか?

<ふと思ったのですが、mogさんの熱いところ、なんとなくフランス人に似ているかもよん(^^;
ですかねぇ、たぶんにフランス革命の過激さとフランス語の授業がある意味トラウマになっているのかも。ベルバラはマンガもアニメも宝塚にもはまらなかった分、当時めちゃマイナーだった「ポーの一族」にどっぷりつかっておりました...ホームズ先生のご威光のおかげでしょうか。グラナダTVのDVD、いつになったらのイオレスでございますだ。
ようこそ♪
ルパンは「冒険小説」であって、ほんとうの意味の推理小説とは言えないかもしれません。
>foggykaoruさんの文章を読んで、とても読みたくなりました。
えっ、えっ・・・
私はそんなにハマったわけじゃないし、そのことをはっきりと書いてしまっているので、ルパンのファンは怒ってるんじゃないかとドキドキしているのですが。
お読みになりたくなるような文章なのでしょうか。意外です。
>リンク
ココはオタクが入った読書記録なので、わけわからない記事ばかりなんです。それでもよろしいんでしょうか。私のほうは嬉しいですが。
モンキー・パンチの原作は知らないけれど、少なくともアニメのルパンとロマン・デュリスは似てます。
そして、アニメのルパンは原作ルパンのノリにかなり近いものがあるのかもしれない・・・というのが、さしあたっての結論です。
クリカンも頑張っているんだけど、しょうがないですよねーーー
「ベルばら」は原作でしょう!
宝塚のを観てハマる人、いるのかしら。もともと宝塚のファンの人だけじゃないかなあ。
私は自分でマンガを買わないので、周りに読んでいる人がいて、貸してくれないと読まないのですが、「ポーの一族」は、それこそお医者さんの待合室あたりで数回読んだことがあります。面白くて、印象に残っています。
ルパンもの、「血湧き肉踊る」という感じで、小学生のころは憧れました。映画も、小説も、これを機に読んでみようと思います。
どうぞよろしくお願いします。