さようなら、オレンジ

サボればサボるほど、読んだ本はたまってくる。
まずいまずいと思いつつ今日にいたりました。
読んだ順にアップしていきたいとは思ったけれど、とりあえずネット復帰を第一に考え、直近に読んだ本を軽くご紹介。

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とっても薄い文庫本です。
たっくさんの賞---大江健三郎賞とか太宰治賞とか。でもいちばんの決め手は「本屋大賞第四位」だったりして---を受賞したと帯に書いてあったので。
私はわりとそういうことに左右されます。ただし、芥川賞にはあまり左右されない。

作者は岩城けいという人。
オーストラリアに長く住んでいるらしい。
アフリカのどこかから難民としてオーストラリアにたどりついた女性と、学者の夫とともにオーストラリアにやってきた日本人女性の物語。
しみじみと面白いです。
さすがたっくさんの賞をとっただけのことはある。
薄いからあっという間に読んでしまったけれど、すぐに再読しました。

きっと作者の体験もたくさん含まれているのだろう。
というか、体験をこめた渾身の一作なのかも。
他にいろんな作品を書くことができるのか、他人事ながらちょっと心配になってしまう。



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by foggykaoru | 2018-11-03 09:18 | 普通の小説 | Trackback | Comments(2)

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Commented by ラッコ庵 at 2018-11-04 18:08 x
この本、まさに今ちょうど図書館で借りて読んでいるところでした!作者は、まさにここに書かれている通りの経緯でこの小説を書いたのかもしれませんね。「異邦人としての私」がすごくリアルだと思いました。アフリカ人女性の話、第二次大戦後には、在外邦人も難民になったわけで、決して遠いところの関係ない話ではないんですね。
続編的なオーストラリアを舞台にした作品も何作か出ているみたいです。「マット」とか。
Commented by foggykaoru at 2018-11-04 20:44
> ラッコ庵さん

おお、なんというタイミング。
私はこの本、セレクトショップ的書店で見つけたんですが、もしかして話題作だったのかしら。
続編的な作品もあるんですね。
文庫化されることを願いましょう。

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