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無人島に生きる十六人

著者は須川邦彦という人。
彼が商船学校時代に恩師の中川倉吉という人から聞いた話を本にまとめて、昭和23年に刊行。
平成15年、新潮社が文庫化した。

明治31年(1898年)暮れ、スクーナー・龍睡丸は漁業調査のために出航する。
ところが太平洋上で座礁してしまう。
命からがら無人島にたどり着いた船長中川氏と乗組員、総勢16名のサバイバルの記録である。

ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」を読んでるような気持ちになる。
けれど、あれは作り話。面白くしようと努力して書いた話。
こっちは本当の話。
でも面白さという点では遜色無い。

中川氏という、しっかりした指導者の存在が大きかったのだろうけれど、規律正しい16人の暮らしぶりに感心する。
もっとも、規律正しいのは最初からで、なにしろ中川氏の方針で全員禁酒なのです。スゴイ。
だから全員無事に生還できたのでしょうね。

by foggykaoru | 2019-03-29 22:09 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

Commented at 2019-06-30 16:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by foggykaoru at 2019-09-18 19:54
> みーにゃんさん
ものすごく遅くなってごめんなさい。
治療は続けています。
私の場合、ちっとも完治はしません。
おそらくもっと空気がいいところに引っ越さなければ、完治しないのではないかと。
でも、明らかに体調は昔よりもいいです。
なによりも風邪を引きません。
治療せずに放置していたら、、と思うとちょっと怖いです。
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