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日本でもできる! 英国の間取り

ここ数か月の読書の記録(自分のための備忘録)を順次ポストしていく予定ですが、これは直近に読んだもの。
私的に大ヒットなので、忘れないうちにその感動を残したくて。

建築士である山田佳世子という人が、自分がホームステイした住宅をはじめ、さまざまな英国の住まいをイラストと文章で説明している。
エクスナレッジという聞きなれない会社から出ています。

船好きさんにお知らせしておきますが、船に住んでいる例も載ってますよ。


間取り好きにはたまりません。
説明の文字が小さくて、読みにくかったんですが、一気読みでした。

私は子どものときから間取りが好きで、小学校のときは建築家になりたかったんです。(長じて建築には理数系の勉強が必要ということがわかり、あっさりと断念した。)テレビ番組のお気に入りはBS朝日の渡辺篤の「たてもの探訪」と辰巳琢朗の「家物語」。関西系の「住人十色」という番組も、Youtubeにあるのはほぼ見てあるくらいで。


この本に戻りますが
写真ではなく、すべてがイラストというのもいいんです。味があって。

住宅に対する日英の考え方の違い、暮らしぶりの違いも非常に興味深い。

これだけは違うし、永遠に同じにならないと思ったのは、英国ではかなり広い住宅であっても、ダイニングとキッチンが一緒になっていて、リビング(名称はsitting roomだったりdrawing roomだったりloungeだったりする)が独立していること。
リビングは人を招きいれる場所なんです。自宅に人を招くことが多いからなんでしょうね。だから、あんまりちらかさない。
広い家でもダイニングがキッチンと一緒でも気にしないというのは、手が込んでいてまわりがちらかる料理をろくにしないからなんじゃないか・・・というのはあくまでも私個人の意地悪な考えです。。。

多くの英国人の趣味はDIYとガーデニング。
ロックダウンでも退屈しなくて済むよね。


私は本を貸すとき、最悪、返ってこなくてもかまわないと思っているのですが、この本は絶対に返してくれる人にしか貸しません。あしからず。





by foggykaoru | 2021-01-21 10:33 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(2)

Commented by Titmouse at 2021-01-26 11:43 x
ブログ再開&コメント機能復活バンザイ!
エクスナレッジって、某所で話題になった池田正孝さんの『世界の児童文学をめぐる旅』(←おすすめ)の出版社として名前を知ったばかりです。

ダイニングは、カナダではリビングとつながっていることが多かった気がします。それで、広いキッチンには朝食スペースがあって、ふだんの食事はそこで、お客様との食事はダイニングで。リビング(お客様向け)の他に家族がくつろぐファミリールームがある場合もあります。いろいろな違いが面白いですね。
Commented by foggykaoru at 2021-01-29 21:46
> Titmouseさん
この本にもカナダ的な住まいはありました。
カナダとイギリスの違いの大きな原因は国の面積なのでは。
ひいては、それが住宅の面積にも影響する。
子どもの頃愛読していた「暮らしの手帖」のある号に、世界各国の家(アパートだったかも)の間取りが出て、イギリスやフランスといったヨーロッパの国々の家と、アメリカの家の大きさがまるきり違ったのが、ひどく印象的でした。
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