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スウィングしなけりゃ意味がない

「バルタザールの遍歴」であっと言わせた佐藤亜紀の小説。

この作品は愛二次世界大戦中のドイツが舞台。
主人公エディは学生。
父親はナチスの仲良し。ナチスが好きなわけじゃない。けっこう軽蔑している。でも、仲良くしておかなきゃしょうがないでしょ、というスタンス。
そんな環境の中で、主人公は禁制のジャズにものめりこみ、派手に遊びまわる。
目をつけられるギリギリのところで遊びまわっている・・・
つもりなんだけど、いつまでもそうはいかない。
こっぴどい目にも会う。

いいとこの坊ちゃんの絶望的なやさぐれ青春彷徨。

やっぱすごいよ佐藤亜紀。
と思ったけれど、読んでいて楽しいかというとそれは、、ね。
だからなかなか読み進められなかった。
読破するのに何か月もかかったのでありました。


by foggykaoru | 2021-01-24 20:13 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

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