ジェイムス・リーバンクス著。
ちょっと前、某英国児童文学ファンである仲間たちの間で話題になっていた本。
ハードカバーでなかなかの厚みがあり、内容的にもかなり渋そうだったため、いくら仲間たちの推薦があっても、ついつい敬遠してしまっていたことを、ここに白状いたします。
しばらくして、文庫本になっていたのを書店で見かけること数回、ついに観念(!)して購入したのが数か月前でした。
渋いです。
時々眠くなりましたが、全体的にはかなり興味深かったです。
なんだかんだ言って、やっぱり某英国児童文学ファン必読の書ではないでしょうかね。
なぜディクソンおじさんがディックにあそことまでしてくれたのかが、この本を読んで初めてほんとうによくわかりました。
あと、興味深かったのが著者自身のこと。
ホンモノの羊飼いなのです。
羊飼いというのは、羊をうまく育てられてなんぼの世界だから、学校の勉強なんて、正直言って必要ない。
本人もずっとそう思っていたけれど、あるとき急に目覚めて、勉強して、オックスフォードに入っちゃう。入れちゃう。
大学入試が日本のそれとは全然違うからですよね。
ずっと昔、NHKかなんかで、オックスブリッジの入試のルポを見たけど、それぞれの教授がじっくり面接して、みどころがある学生を選抜するというシステムでした。
そのとき、すごく印象的だったのが、「この学生はとてもtalkativeだ」
そういう観点なんだ~ 私には無理だろうなあ としみじみ思ったものです。
talkativeなら、口でしゃべることを、筆記すればいいのだから、本が書けてしまうのですね。
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ここんとこ、夕食を食べると睡魔に襲われ、ネットどころではありませんでした。
(休日など、朝食後、昼食後もうたた寝するのが常態化してます。これを寄る年波という(自爆))
さらに、3月末から体調を崩し(コロナではない)、体力が落ちていたみたい。
昨年の自粛生活のときみたいに散歩する元気が失せていたし。
最近ようやく少し元気になってきました。
でも、夕食後、しばらくすると寝落ちする恐れが十分にあるので、考えた末、夕食後すぐにネットをしようと思いつきました。
続きますように。