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やんごとなき読者

アラン・ベネットというイギリスの小説家の軽い小説。
主人公は今は亡きエリザベス2世。
もしも彼女が読書にハマったら、いったいどうなったでしょう?というお話。

原題は「Uncommon reader」
uncommonを「やんごとなき」と訳したのはすごいなあ。

この本は大アタリでした。
皮肉っぽいユーモアが実に楽しい。
特にイギリス好きにはお勧めです。

あと、新井潤美さんの解説がとてもよい、というか、commonな日本人読者にとってありがたい。
この解説があるとなしとでは作品理解が全然違います。
人選をした編集さん、とても優秀です。


イギリス好きの友人の皆さん、リクエストしてくださればお貸しします。

by foggykaoru | 2023-04-17 20:46 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

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