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ツバメ合宿

このGWに、昨年乗せていただいたヨット「ツバメ」にまた乗せていただきました。その報告です。

c0025724_21383692.jpg*1日目*

午後発。渋滞に巻き込まれた末、夕刻、懐かしい「ツバメ」との再会を果たしました。

西伊豆のこの港、ほんとうに素敵なところです。



*2日目: 北海横断*

朝、薄日が射す中を清水に向けて出航。港を出て間もなく、思いがけなく風が強まりました。「ツバメ」は追い風を受け、びゅんびゅん進み、うねりも強くなり、私はだんだんヤバイ状態に。ついには「海出る」のスーザンのように「げえええ」とやってしまいました。
ただ、船酔いになりながらもジョンの補佐をしていたスーザンとは違って、私はただ座っているだけでしたが(苦笑)
「ツバメ」は何回か波をかぶり、甲板にいる私たちも、一緒に濡れました。長いこと風邪を引いていて、まだ治りきっていなかった私の体調は、この後、どんどん悪くなっていくことになります(涙)

c0025724_21401767.jpg結局、正味2時間の航海の後に、清水に到着。「ツバメ」は8ノットで走りました。これは記録ものなのだそうです。

「ツバメ」の母港は自然そのままの天然の良港なのですが、清水の折戸というヨットハーバーはまったく趣が違います。近代設備が整っていて、まるで外国の港のよう。
ここで私たちは食料の買い出しをし、「オランダの午後」を楽しみました。ついでに酔い止めも購入しました。


*3日目: 楽しい航海*

昨日、天気予報をチェックしたところ、一刻も早く帰らないと、強い向かい風が吹き出す恐れがあるということだったので、5時に起床し、さっさと出航しました。

c0025724_21414160.jpg今日も強い追い風を受け、「ツバメ」のスピードはどんどん上がっていきます。前もって酔い止めを飲み、ゴアテックスの上下で全身ガードしてあったお陰で、私もようやく航海を楽しむゆとりを持つことができました。

次第に強まる風の中、O船長はリーフを決意。ジョンがやったことをこの目で見て、その後、舵をとるCさんが「さっきまでよりずっと楽になった」と、「海出る」そのままの台詞を言うのをこの耳で聞きました。

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風邪こそ引いたものの、帆の受ける風の力だけで走ることの素晴らしさを、実感することができました。「帆船でなくちゃだめなんだ」というジョンの言葉が何回も頭をよぎりました。

旅先でふと、心地よい違和感を抱き、いったいこれはどうしたことかとしばし考え、エンジン音がしないせいだと気づいた経験が何回かあります。エンジンが偉大な発明であることは間違いありませんが、そのせいでこの世界がその魅力を大きく減じたこともまた、事実なのです。

だから、帆船の魅力の1つ、それはエンジン音がしないこと。

でも、それだけではないのです。

ヨットに乗っていると、自然の力の大きさを痛感します。いくら事前に予定を立てていても、実際にその場になってみないと、どうなるかわからないのです。刻々と変化する天候を見ながら、微調整をし、場合によっては当初の計画を大きく変更しなくてはならなくなる。その不便さ、厄介さと折り合いをつけてやっていくこと自体が楽しさであり、魅力でもあるのです。

一緒に合宿に参加したCさんは、船乗りであると同時に、偉大なる旅人でもあるのですが、その彼がこう言っていました。
「たとえて言うなら、モーターボートはパック旅行で、ヨットは個人旅行なんじゃないかな」

なるほどと思いました。

私はどっちのタイプか。
精神的にはヨット派です。
問題は身体。肉体的についていけるかどうかだなぁ・・・。

by foggykaoru | 2006-05-14 21:54 | ほんとうの生活

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