小ツバメのデビュー
2006年 06月 02日

それは「ツバメ号」ならぬ「小ツバメ号」のお披露目。
実践派ランサマイトとして常に周囲をリードしておられるMさんとNPさんが、完成したてのディンギー(小型ヨット)「小ツバメ」を持っていらっしゃったのです。
しかもこの船、なんと自作。
そういうことをさせてくれる、専門の工房があるのだとか。
世の中って、広いですねえ。

そこで2日目、キャンプを撤収して、川下りを始める前に、「小ツバメが帆走しているところを見せて~!」と必死におねだりし、願いが聞き入れられたわけです。
マストを立て、帆を張り、かじをとりつけます。
帆は、もちろんこだわりの「茶色」
そのてっぺんにはツバメの三角旗が誇らしげに翻ります。
ティティは、もと半ズボンだった青いサージのきれからツバメをきりぬき、きりぬいた型を白い旗の上にのせて、旗に、型そっくりの穴をあけた。それから、その穴へ青いツバメをあてはめてすっかりぬいつけた。(「ツバメ号とアマゾン号」より)

確かに、考えただけで、相当面倒臭そうです。
白い三角の布の両側に、青いツバメをアップリケするほうがずっと簡単。
にわかに疑問が湧いてきました。
ランサムって針仕事が得意だったんでしょうか?
それとも、自分では一切やらなかったから、どんなに大変な作業なのか、想像できなかったのでしょうか?(笑)
この写真だと、いい感じにたなびいていますが、実際はほとんど無風状態だったのです。
今になってみて、口笛を吹くことを思いつかなかったことに気が付きました。
うーむ、ランサムオタク道はまだまだ先が長い。。。

途中で何回か完全に停まり、最後は「かじを右・左・右・左・・・と連続して切ることによって漕ぐ」という、ヨットにあるまじき方法(!)で帰還。
スピードが出ていなかったお陰で、写真を撮るのが楽でした(苦笑)
でも、私は堪能しました。
「ツバメ」の名を持つ茶色の帆の小帆船が帆走するさまを、この目で見ることができたのですから。
間切るところは次回見せていただきましょう。
最後にMさんの名言をご紹介。
「ランサムの未完の作品は、実は『Swallows in Norfolk』だったのよ♪」
by foggykaoru | 2006-06-02 20:21 | ほんとうの生活 | Trackback | Comments(7)

私としては「わたしたちの湖」で茶、白、赤の小帆船が並んで帆走するのが、ランサムの未完の作品だったと思いたいところですが。
いやいや、「みんな」なんてとんでもない。
KIKIさんは、初めてのイベントで、いきなり一番熱くて一番深いランサマイト魂をご覧になったわけなんです。
・・・・・・引きませんでした?(爆)
こちらでははじめまして!
>海に一番近いところで帆走できるのがいい
そうそう!!
小ツバメにはまだ乗らせていただいてないけれど、「日本のコニストン」で別のディンギーに乗せていただいたとき、そう思いました。
鬼号みたいに寝ることができるヨットと、どちらがいいのか、すごく悩むところです。

> 次にディンギイを自作なさるのはいーろら家ではないかと睨んでいるんですが、
> 赤白どっちになさるご予定ですか?
次にディンギイを自作するのは、minnow家と一緒に(ウチより先に)小燕号建造に携わっていたNP家で決まっているそうです。白帆というのも決まっていると聞きました。
紅帆について慎重に検討中です。