機内で見た映画(3):パイレーツ・オブ・カリビアン
2006年 08月 19日
第二作「デッドマンズ・チェスト」を見る予定があるので、その予習のために、どうしても見なくてはならなかったのです。
劇場公開時に見てあるのに、あらすじ以外はすっかり飛んでいて、初見のように楽しんでしまいました。
友人の中には「海賊マニア」がいるのですが、私自身はこの分野に関しては素人同然。のはずなのに、思い切りウケてしまうのは、ランサムで読み知ったアイテムがざくざく出てくるからです。こういう映画を見て初めて、ランサムって海賊オタクだったのねーと思い知るわけでして。
その上、オーリーくんの役名が「ターナー」だなんて。ウィルじゃなくてジムだったらもっとよかったのに。
キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスが「ミス・ターナー」と呼ばれる場面では、機内で悶絶しておりました。
ところで、劇場公開時の字幕はなっちでした。(もしかして、第二作も?)
"guideline"をそのまま「ガイドライン」と訳していて、まあこのオバさんはなんと字数を増やすことが好きなんだろう、それにしても海賊が「これはガイドラインだ」なんて言わないぞと思ったものです。
機内で見た日本語吹き替えでは「心得」となっておりました。
こういうのを「翻訳」というのであります。
ちなみに、海賊の必須単語は「パーレイ」
「ツバメ号とアマゾン号」のナンシイの第一声が「パーレイ!」で(神宮訳では「休戦交渉」)、あれはまさに海賊の流儀だったのだなということを、この映画を見て改めて納得したのですが、この単語はparleyと書き、フランス語が語源。
だから映画の中でも「パーレイなんて誰が考えたんだ?}「フランス人に文句を言え」という台詞があるわけなのです。
語源となったフランス語のparler(パルレ)は「話す」というごく普通の動詞。英語のspeakやtalkに対応します。
この単語の名詞形parlement(英語の綴りはparliament)が「議会」になったのです。議会は話すところだから。
by foggykaoru | 2006-08-19 11:44 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(6)
ただ、長崎出発前日で忙しかったので、ながら視聴してたら吹き替えだと誰がしゃべっているのかわかりにくかったです。声のイメージが違っていたのかな。
で、当然ながら、吹き替えも見ました。
...相変わらずあの方の『翻訳』のおかげで吹き替えによる補完は必須事項になっていますよ、特に海に関するのはね...。
あ、第2作も明るくなるまで坐っていましょう...。
日本語訳では何と訳されていたのかは既に記憶にありません。。
吹き替えと原語だと感じが違うことが少なくないですよね。パイレーツも、ちらっとだけ原語版も見てみたんですが、ジョニデの声のほうが素敵でした。