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「オオバンクラブの無法者」

今月中に読まなくちゃ!と思いつつ、はっと気づくと11月ももう下旬。慌てて読み始めたら、なんだかタイミングが良かったらしく、あっと言う間に読めてしまいました。

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この作品、子どもの頃は好きではありませんでした。たぶん、2回か3回ぐらいしか読んでいないと思います。
1999年に再読したときも、気に入りませんでした。
そもそも岩田さんの文体が気に入らない。特にポートとスターボートの台詞が。
帆走の爽快さは感じられるけれど、正直、「買い」は「提督」だけ、とさえ思ったぐらい。

その後、もう1回読んだら、これが案外楽しめて。

そして今回。

いやあ、びっくりするくらい面白く読めました。最後のページを読んで、そのまま最初から読み直してもいいと思ったくらい。
岩田さんの訳文もあんまり気にならなくて。今頃になって、ようやく慣れてきたのでしょうか?(笑)

「次回イギリスに行くときは、ノーフォークを船で巡ろう」と、口癖のように言っている私ですが、がぜん現実味を帯びてきた気がします。
あとはもうちょっとポンドが安くなってくれれば・・・


子どもの頃、この作品が苦手だったのは、訳文のせいではありません。
だいたいが、訳文を味わうような読み方なんか、していなかったのだから。




思えば子どもの頃の私は、マーゴレッタ号の連中がほんとうに恐ろしかったのです。
そんな連中に追いかけ回されるなんて、怖くて怖くてたまらない。

あるとき、ランサマイトの友人にそう言ったら、「でも、あの連中って、けっこうマヌケで笑えるじゃない」と言われたのです。
そう言われれば、確かにそう。
小学生だった頃は怖かったけれど、今となっては確かに笑える。

そのことに気づいてから、楽しめるようになったのです。気づくのが遅すぎる?(苦笑)


ところで、ARCには「提督」が描き散らかした絵を再現してくれる絵描きはいないのかしらん。
20周年総会にふさわしい「ネタ展示」になるんじゃないかと思うんですが。

by foggykaoru | 2006-11-26 19:40 | 児童書関連

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