人気ブログランキング | 話題のタグを見る

オバサンをノックアウトする映画

せっかくの土曜日だというのに、あくせく過ごしました。
4時過ぎにようやく身体が空き、このまま帰るのももったいないなぁ・・・というわけで、映画でも観ようと思い立ちました。
駅までの道すがら、「ホリデイ」「華麗なる恋の舞台で」「バッテリー」のうち、どれにしようかと悩みに悩んだ末、「バッテリー」にしました。我ながら色気の無い選択だ(苦笑)

ひょっとしたら、今朝キオスクで買った週刊誌に載っていた、原作者あさのあつこ氏の抱腹絶倒インタビュー記事に影響されたのかもしれません。
野球に興味を持って、初めて少年野球や高校野球を観に行ったあさの先生、「ウヘウヘ、おばちゃん、来てよかったよ。この若い(男の)子で稼がせてもらおうかな」と思ったんだそうな。


原作「バッテリー」はよくできた作品だと思いますが、私はさほどハマることなく、全6巻のうち3巻まで読んでやめてしまいました。主要登場人物の設定程度しか覚えていなかったのが、却ってよかったのかもしれません。「原作のあのシーンが無い」とか「好きなシーンが改変されている」とかいうことに気をもむことなく、おおらかな気分で映画を楽しみました。

そしてつくづく感じたのは文字媒体である小説と、映像媒体である映画の違いです。

原作の巧は、その強烈なキャラで読者を圧倒するのですが、映画の巧は、ビジュアルの魅力でオバサンをノックアウトしました。
もちろん剛も青波も素晴らしかったんだけど、なんてったって巧です。

ウヘウヘ、おばちゃん、観に来てよかったよ(爆)

この映画、子どもたちだけに見せておくのはもったいないです。

世のオバサンたちよ、今すぐ映画館に走るべし!



・・・この映画、5年ぐらいしたら、アメリカ人がリメイクするんじゃないかしら。賭けてもいいです、1000円ぐらいなら(^^;

by foggykaoru | 2007-04-07 22:22 | 児童書関連 | Trackback | Comments(7)

Commented by タサ at 2007-04-08 09:26
うむむ、そういう見方があったのですね。

見たいなぁと思いつつ、まだ行けず、どうやらレンタル待ちになりそうな気配ですが・・・。

見るときはいろいろチェックですな(●^o^●)
Commented by go_to_rumania at 2007-04-08 15:23
おひさしぶりです、お元気ですか?

ホリデーみたいな~と思っていました。バッテリー・・?日本の映画ですね、
野球のでしたか??(あとでチェックしてみます)
日本でどのスポーツが流行るかに漫画がとても影響していると
よく聞きます。ちなみに、、ルーマニアデハウォーターボーイズを
上映したことがありまして、かなり好評でしたよ。
ある意味日本の文化(現代の)を見せられたと思っています :)
Commented by foggykaoru at 2007-04-09 20:35
タサさん。
>うむむ、そういう見方があったのですね。
っていうか、それがオバサンとしての正しい見方です(断言)

映画「バッテリー」の公式サイトで、あさのあつこさんの舞台挨拶が動画で見られるんですが、面白いですよ。
彼女自身、そういうふうに見たのだということが伝わってきます。
Commented by foggykaoru at 2007-04-09 20:38
go_to_rumaniaさん。
「バッテリー」は日本の超人気の児童文学が原作です。
書き始めたのは15年ぐらい前なんだそうな。原作者が週刊誌のインタビューに答えてました。
あと、数あるスポーツの中でも、たぶん、野球はドラマになりやすいんじゃないかなあと。
ルーマニアでも公開されるかも。そのときはぜひ♪
Commented by mekara_uribou at 2007-04-15 03:07
かおるさん、こんにちは。
そうですか、ちゃんと美少年してましたか。
造形的に美少年でもしぐさや所作が普通だといかんですよね。
この映画は監督がその辺のことを全く解ってない滝田さんなので、心配してましたが、見る価値はあるのですね。参考になります!
Commented by foggykaoru at 2007-04-15 09:00
うりぼうさん。
巧に関しては、監督にそういった美意識がなくても、原作のキャラを追求していけば、それなりに自然にいい感じになるんじゃないかと思います。
それと、野球がちゃんとしてるんですよ。
もともと野球少年だった子が、さらに猛特訓した上で演じているから。
ゆーっくりふりかぶって、最後はビューッ!というのが、とっても素敵なんです。
Commented by go_to_rumania at 2007-04-17 16:12
児童文学が原作ですか!それは興味深い、今度チェックしてみます :)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ドラ・ド・ヨング著「あらしの前... 小島剛一著「トルコのもう一つの顔」 >>