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上橋菜穂子さんのおっかけではないのですが

上橋さんの特集が載っている「ユリイカ」6月号を買いました。
お目当ては上橋さんと荻原規子さんの対談です。
荻原さんの作品すら、1つしか読んでないのに。
なのにわざわざ買ったのは、この対談で、お二人がランサムのことを話題にしていると聞いたからです。
読んでみたら、最初にランサムの話題をふっているのは上橋さん。それに対して「Dきょうだいが出てくる、脇のほうの作品が好き。『長い冬休み』とか」と打ち返してるのが荻原さん。

・・・『長い冬休み』って脇のほうの作品なんでしょうか? 
そんなふうに思ったことはないんですが。

お二人の言葉のあちこちに、「我が意を得たり」というところがありました。
たとえば上橋さんの
何らかの思想やイデオロギーを語るために、物語が奉仕してしまってはいけないと思うんです。
とか、荻原さんの
(指輪物語は)けっして「善と悪との闘い」みたいないくさだけの話じゃないんだよね。指輪物語で面白いのは<中略>(じゅうを見たホビットが)大喜びするところとか、サムがなべを持っていくことにこだわるところなんだよね。
とか、上橋さんの
私がイギリスのファンタジーが好きなのは、そこに書かれた空間にすーっと入っていけそうなところなんですよ。

とか。

「精霊の守り人」しか読んでいない私には、まだ読むことができないネタバレ記事が多いのですが、天沢退二郎氏の記事はチェック。
天沢氏と言えば数年前、ユリイカのトールキン特集のときの井辻朱美さんとの対談で、延々とランサムを語り、井辻さんを大いに困惑させ、純正指輪ファンのヒンシュクを買ったという懲りないお方。
今回も期待通りにやってくれてます。
でもまあ、今回は上橋ファンもそんなに怒らないでしょう。上橋さん自身がランサム好きを公言してくれているのだから。


思ってもいなかった収穫がもう一つ。
西江雅之という人による、フランスの海外県に関する記事。
カナダ沖に「サン=ピエール・エ・ミクロン」という県があるなんて、知りませんでした。
仏領ギアナの話もなかなか興味深いです。

by foggykaoru | 2007-06-08 21:16 | 児童書関連

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