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私はあなたにご挨拶いたします

前回の続きです。

1960年代から70年代にかけて、フランスで一世を風靡したジョルジュ・ブラッサンスという歌手がいます。

大学の頃、彼の歌の歌詞の書取りが宿題に出されました。
これが難しくて歯が立たず、結局、帰国子女である友人が書き取ってくれたのを、みんなして丸写しして提出したということを、今ここに告白し、懺悔するものであります。m(_ _)m
その後、初めてフランスに行った77年夏、語学講座のシャンソンのアトリエ(課外授業)でも、ブラッサンスの歌は取り上げられました。
パリで彼のカセットを見つけ、喜んで買って帰国したら・・・
歌詞カードが付いていなかった(涙)

というわけで、カセットに収録されているほとんどの曲の内容は謎なまま。(今回このポストのために、カセットのほこりを払って聴き直したのですが、これが聞き取りにくいったらありゃしない。1年生には酷な宿題でした・・・だからって他人のを写していいってことはないのですが)
でも、わからないなりに、強い印象を受けた曲がありました。
Je vous salue, Marie という言葉で終わる曲

「マリーさん、私はあなたにご挨拶いたします」

このマリーという女性は誰なんだろうと思いつつ、数年がたったある日、「天使祝詞」のフランス語訳を目にしたのです。

Je vous salue, Marie

ええっ?
・・・・・・・・・そ、そういうことだったのか!!

そう、「Ave Maria」のことだったのです。


ヨハネ・パウロ2世が亡くなって間もない頃、「バチカンの公用語はラテン語だ」という話を聞きました。
そうなんだ、今もラテン語は使われているんだ。
じゃあ、ラテン語で「こんにちは」はなんと言うの?
神学をかじったことがある知人が、こともなげに答えました。
「Ave または Salveです」

ラテン語学習の様子が描かれている小説としては、英国の児童文学作家アーサー・ランサム作の「女海賊の島」というものがあります。
どんなふうに描かれているのか、確認してみたら・・・

生徒たち「Salve, domina!(おはようございます、先生)」
先生「Salvete, discipuli!(おはようございます、生徒たち)」

をを、予想以上に本格派!


大学の授業でも、最初と最後の挨拶ぐらいは、ラテン語でやって欲しかったなあ・・・。そうしたら、もうちょっとやる気が出たかも・・・ってことはないか(自爆)


ジョルジュ・ブラッサンスに関しては、労作とも言うべきウェブサイトを発見。ここに紹介した歌「祈り」の歌詞の試訳もこのページに掲載されています。どっちかというと、「超訳」的ですけれど。(作品番号36)

by foggykaoru | 2007-07-03 20:43 | バベルの塔 | Trackback | Comments(9)

Commented by ゆきみ at 2007-07-04 01:06
あっ、新しい記事に気づかずに下にコメントしちゃいました。ごめんなさい。
「教会ラテン語はいわゆる古典のラテン語とは違うんだ」と聞いて、妙に気になり始めましたよ。
大学時代、妙にブラッサンスにはまりました。友達の家に集まって歌詞の書き取りしたり、セートのお墓にも行きました。なんだか好きです。
Commented by naru at 2007-07-04 06:51
まだまだ「女海賊の島」まで行き着きませんが、ラテン語の学習なら、なーんと今でも一部のアメリカのミドルスクールで行われています。私の住んでいた市の、公立の学校での外国語は、スペイン語、フランス語かラテン語でした。どれかを選択するのです。意外にアメリカ人って、やるな と感じました。しかし どうやって学習していたかは見なかった。今更後悔してしまいます。
Commented by でぃすきぷりー at 2007-07-04 08:01
「女海賊の島」のこの部分、覚えています(ほんと、役に立たない事に関しては、私の記憶力ってすばらしい)。
先日、輸入物のCD(中世アンダルシアの音楽という、これまた細部につっこんだオタクもの ^^;)を聴きつつ解説を読もうとして、「イスラムの有名な音楽家、ハールーン・アル・ラシッドにも仕えたモースルのイスハークのdecipleである誰それが」という文に出くわしました。decipleってなんだ、と電子辞書を手に取った瞬間、「これって、さるうぇーて でぃすきぷりー と同じじゃないの?弟子かな?」とひらめきました。一応引いてみたら、やっぱりそうでした。ミス・リー、ありがとう♪
Commented by サグレス at 2007-07-04 10:32
ごめんなさい、↑のコメント、私です。タイトルと間違えました。
削除用パスワードは設定したものの、どうすると削除できるんだろう・・・、わたわた(汗)
Commented by foggykaoru at 2007-07-04 20:51
ゆきみさん。
いちおーラテン語取ったので、ラテン語の発音に2種類あるということだけは知ってます。
>セートのお墓にも行きました。
私が行ったときは、まだ彼、お墓には入ってなかったです(自爆)
Commented by foggykaoru at 2007-07-04 20:53
naruさん。
大学のときの英会話の先生がアメリカ人だったのですが、「私は外国語が怖くて、ラテン語を選択した」と言ってました。
唖然としましたよ。
スペイン語やフランス語のほうが、よっぽど易しいじゃん、、って。
それに、「外国語が怖いから勉強しなかった」なんていう人に、外国語を習いたくないとも思いましたよ。
Commented by foggykaoru at 2007-07-04 20:55
サグレスさん。
ああびっくりした。
また新しいランサマイトが、掲示板じゃなくてココに直接飛んでいらしたのかと思いました。
それにしても、よく覚えていらっしゃいますね。
私、まだ「女海賊」、再読してなくて、ラテン語教室のところをちらちら見ただけなんです。
いかんなあこんな態度じゃ。
Commented by crann at 2007-07-11 20:35
そうそう、サルヴェ・レジーナですものね!

わたしも一瞬「ラテン語クラブ」にまじったのですが、めーんさをしなかったので(爆)やめてしまいました。
外国語が怖くてラテン語、はすごいです。
そういえば妹の知人にヘブライ語の教授がいましたっけ・・・
エルフ語と同じくらい使用頻度は少ないですよね。
Commented by foggykaoru at 2007-07-14 22:34
crann@leiraniさん。
おお、オタクでもめーんさしなかったんですね!
あれはイギリスでラテン語を習わないと体験できないのか・・・?
ヘブライ語は、、、エルフ語よりは使い道あると思います。
イスラエルに行ったら大いばりで話せるから。
エルフ語話しているところに行くには、特別なおふねに乗らなくちゃならないのに、最終便はもう出ちゃってます。
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