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ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷

シルヴィア・ウォーというイギリスの児童文学作家による、知る人ぞ知る作品。
どのぐらい「知る人ぞ知る」なのかというと、アーサー・ランサム・クラブという、ランサム以外の児童文学作品も読みまくっている集団にいる友人たちに「この本知ってる?」と尋ねてみたら、誰も読んでる人がいなかったというくらい。
長年ランサムファンやってるけれど、ランサムよりもマイナーな児童文学は初めてです(自爆)

この本は「メニム一家シリーズ」の第一弾なのですが、この家族、人間ではありません。人形なのです。どういうわけか魂を持ってしまい、人間のように話し、動くようになった人形たち。

その人形たちが、自分たちの正体を必死になって隠しながら暮らしている。
「人間ごっこ」をしながら。
具体的には、お腹も空かないし、喉も渇かないのに、「お茶ごっこ」をしたりするんです。(イギリスだあ)
すごいでしょ。

ふと、我々人間だって、役割を与えられて「○○ごっこ」して暮らしているという点ではメニム一家と同じではないか・・・なあんて思ってしまうのは、私が年をとりすぎているせい。子どもだったらそんな余計なことは考えずに、単純に楽しむのでしょう。でも、たとえ余計なことであっても、あれこれ考えながら読むのは、それはそれで楽しいものです。

この本に関する情報はこちら

このシリーズの感想
第2巻
第3巻
第4巻と第5巻

by foggykaoru | 2007-11-05 20:58 | 児童書関連

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