「セロ弾きのゴーシュ」はなぜゴーシュなのか
2007年 11月 07日
でも実はフランス語もかじっていたんですよ・・・と教えてくれたのは大学のときの恩師。
ゴーシュはフランス語のgauche。 意味は「左」
転じて(左利きには失礼極まりない話だけれど)「不器用」の意味になる。
だから下手っぴいなセロ弾きはゴーシュと名付けられた。
先生の授業ぶりが再現されている「宮沢賢治をフランス語で読む」を検索してみたら、現在熱帯雨林にてユーズド9000円以上。高っ! ああ、出たときすぐに買っておくべきだった・・・
宮沢賢治の仏訳に際して、先生が助言を仰いでおられた天沢退二郎氏が、実は筋金入りのランサムファンだったということを知ったのは、今からほんの数年前のことでした。ああ、大学のときに知っていたら・・・
先生の追悼の会、エルフ語講座の最終回と重なってしまいました。あ゛あ゛・・・
The world is changed
I feel it in the water
I smell it in the air
追悼の辞として、映画冒頭のこのガラ様のセリフをエルフ語で言えたらかっこいいのに、サボっていたので言えません(涙)
by foggykaoru | 2007-11-07 21:00 | バベルの塔 | Trackback | Comments(18)

でも、恩師を悼むお気持ちが、とても素直に伝わってきて、あえて申し上げたくなります。ろーりんぐすとーんさんの悲しみを、少しでもシェアできて、光栄です。

本題とは関係ありませんが、左利きの人は実際は結構器用な人が多いような気します。
>知らないお名前ばかり
ばかりって・・・ そんなにたくさんの名前書いたかしら。
天沢退二郎さんは児童文学作家でもあります。けっこう面白いらしいけれど、1冊も読んだことがありません。対談とか講演をなさるたびに、無理矢理ランサムを語るので、周囲を困惑させてるっぽい人です(苦笑)

不器用です(ーー;)

それは素敵な方ですね(ランサマイト的には)。
私も業界誌のコラムに無理矢理ランサムについて書いてしまったことがあります、ははは・・・。
左利きが不器用といっても・・・、世の中のほとんどの道具が右利き用なのに、そりゃないだろう、って感じですね。文字だって右利き用に出来ているし。(でも左手だと鏡文字は書きやすいのに、読む時は鏡に映さないと上手く読めないのは、何でなのかしら・・・)

姉の結婚相手も左利き。。
指輪映画公開直後に出た「ユリイカ」の指輪特集号は必見です。
トールキン及び指輪物語をテーマとした対談なのに、途中から突然スイッチが入っちゃってランサム語りがとまらない・・
指輪サイトの掲示板では「この人いったい何者?」と顰蹙の嵐。
思わず「うちのものがご迷惑をおかけしてしまって」とか書き込みたくなっちゃったのですが、かろうじて思いとどまりました(笑)

肝心の亡くなられた恩師はお顔写真のみでした。失礼しました。「一人は知らないお顔」と書くべきでした。

ゴーシュという名前にはずっと違和感があったんですよね。スッキリしました。
今、ネットで速読してきました。んー、想像の余地のあるいいお話ですね。

力の強い親指が高音部に位置しているため、左手のためのピアノ名曲が多数。ラヴェルの協奏曲が有名ですが、スクリャービンの前奏曲もいい曲です。練習したことがあるのですが、難曲。片手だけで広い音域と多声部をカバーするため、ペダリングにも名人芸が必要。日本人では舘野さんも手を故障されたため、多くの曲を委嘱していますね。右手だけの曲というのは聞いたことがありません。
確かに「左手のための」とかいう曲は聞いたことがあります。
>力の強い親指が高音部に位置している
そんなこと、考えてみたこともありませんでした。
左手の主要な役目は伴奏だし、もともと右利きにとって左手はうまく使えないから、左手だけで曲を弾くなんて、私にはとてもできません(@@)

読んだ方によって感想は違うでしょうけど、日本風『闇との戦い』なんですよ。好き嫌いがある文章ではありますが、わたしは天沢さんの書くものは好きです。
ランサム好きだと知ったのは、それこそユリイカの対談ででした(苦笑)