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「メニム一家」一気に読了

メニム一家シリーズの4巻「北岸通りの骨董屋」と5巻「丘の上の牧師館」を一気に読み終えました。
フィクションを堪能したのは久しぶりです。

登場人物(人間より人形のほうが多いけど)の個性の書き分け方が実に確かでぶれがなく、しかもそれぞれが魅力的。作者の愛情をこんなに強く感じさせる物語はめったにない。心がじんわり温まります。でも、哀愁も漂っている。そこがいい。

そもそもこのシリーズの存在を知ったのは、友人のメルアドからでした。わけのわからない単語だったので、「いったいこれは何?」と聞いたら、「私が子どもの頃に読んだ、宝物みたいにしている物語の登場人物なの」という答えが返ってきたのです。

その単語は「ピルビーム」でした。

私も、もしも子どもの頃にこのシリーズに出会っていたら、たぶんピルビームが好きになったことでしょう。

すっかりオバサンになってしまった今の私のお気に入りはスービーです。子どもの頃だったら、たぶんあまり好きになれなかったタイプ。
そして、今後、チューリップおばあちゃんのような才能が欲しいです。




白字で書きます。

あの屋根裏部屋のドアは、結局よくわからないままでしたが、考えてみれば、もともとこの人形たちに命が宿ってしまったこと自体が、永遠の謎だったのでした。
しかも、4巻で死ななければならなかった理由もよくわからない。
筋立てとしては面白いんだけど、そのあたり、ご都合主義だという批判も出そうです。

でも、それはそれで別にいいんじゃない?
というのが、読了した今の私の感想です。
このシリーズは「なぜ?」と突っ込み始めたら、きりがない。
そんなことを気にせずに、思い切り雰囲気に浸るのが、正しい楽しみ方。

by foggykaoru | 2007-11-20 21:30 | 児童書関連

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