ナルニア スーザン
2008年 06月 23日
で、ようやく観たのです。
英国児童文学には一家言ある仲間たちと一緒に。
その後の飲み会では語りに語りました。おかげで喉がかれました(苦笑)
面白かったです。ナルニア全7巻のうち、いちばん淡々とした物語を、よくぞここまで盛り上げたものです。もう1度観ようかな。
前にも書きましたが、私はこの巻はあまり好きではありません。でも、映画を観てつくづく思いました。「きょうだいが4人」というのはいいなあと。しかも男2人と女2人という構成は、協力し合うのに理想的なんじゃないでしょうか。同じ構成のきょうだいが出てくる児童文学作品とオーバーラップしてしまいました(^^;
さらに、「ライオンと魔女」のときも思ったのですが、子どもたちのキャラが立っているという点において、原作よりも映画のほうが優れています。
その反対に、サブキャラが弱い。今回の「カスピアン」の場合、リーピチープはまあよかったけれど(でも、映像になるとどうしても本で読むよりもマンガチックになってしまうのが残念)、トランプキンのひねくれキャラは不発でした。あれは難しいけどね。最後まで名前すら出てこなかった。(ニカブリクは出てきたのに。) 博士も弱い。カスピアンが追いかけられているあたりで、以前博士にいろいろ教えてもらったときのことを、フラッシュバックで挿入するとか、できなかったんでしょうか。
で、スーザンについてです。
私としてはあれはアリです。「カスピアン」と「さいごの戦い」が苦手なせいもあるのではないかと思われます。というのは、この2冊が好きだという友人はあの改変を好ましく思わなかったようだから。
カスピアン役の俳優について。
初めて目にしたとき、あまりに大人だったので驚いたのですが、やっぱりちょっと大人過ぎだと思います。原作ほど小さくなくていいけれど、ピーターと同年輩であって欲しかった。
ところで、カスピアンのアップがポスターやチラシに使われていますが、あれは戦略的によかったのでしょうか? だって、ビジュアル的にいちばんイケてるのはエドマンドですよ。しかもかなりオイシイ役。(ピーターは貧乏くじです。長男はつらいよ。) 昨日集まった仲間のうち、女性はほとんど全員が「エドマンドMOE~」状態(検索されるのを防ぐために、あえて漢字では書きません)で、熱にうかされたみたいでした。
「朝びらき丸」が作られるのかどうかはわかりませんが、もしも作られたら、ユースチス役に注目です。めざましい成長をとげるユースチスを演じきらなくてはならない上に、エドマンドを越えるか、少なくとも、エドマンドを肩を並べなくてはならない。これはハードル高いよ。カスピアンもいるしね、一応。
ネタです。
「ライオンと魔女」のときも、「ナルニアと中つ国は地続きだった」とか「指輪大戦争が終わって失業したオークたちが魔女の傭兵になった」」とか思ったのですが、今回も予想通り、いや、予想以上にデジャブの嵐。
水が白い馬になって襲うのかと一瞬期待して、やっぱりそんなことないよねと思っていたら、最後の最後になって水が巨人になってテルマール人を襲ってくれました。
でもね。
そもそも原作のナルニア国物語は、トールキンが書いた指輪物語に触発されてC.S.ルイスが書いたもの。
ですから、ナルニア映画がPJの指輪映画
by foggykaoru | 2008-06-23 21:06 | 児童書関連 | Trackback | Comments(22)
なにしろスーザン欲しさに戦争になるのですから
てっ、映画化されるとしてもだいぶ先ですね
この前から読み進めていて、ようやく「馬と少年」が終わったところです
ギリシャ神話のミダス王の話も取り入れていますね
触れるものは全て金に変える逸話は朝びらき丸に出てくる泉に…
ロバの耳の逸話は・・・平和王ラバダシに
今回の映画はおそらく前作の反省を元に、
原作ファンよりも一般の映画観客のことを考えて変えたりしたのかな・・・と。
僕はこの映画シリーズは結構好意的に見ているので、
今回の改変も「あり」かなと思っています。
でも、ピーターとミラースの一騎打ちの場面で、
介添人を務めるクマがちゃんと手を口に入れているのに爆笑。
こういうディティールで原作ファンに目配せしているんですねぇ。
指輪物語と、そんなに共通点があるんですか。ふーむ、ちゃんと読まなきゃ。
あ、そうそう たしか「朝びらき丸」の映画化は あるらしいです。エンタメ系のテレビで聞いた記憶があります。でも、この「カスピアン」がコケちゃうと、無くなるでしょうね。
それなのに一緒に見た中学生の娘は「ピーターの方が好き」と言うのでびっくりです。映画そのものは、本を読んだけど忘れちゃった、とうい娘も面白かったと言っていました。
私的には、カスピアンが馬に乗って森の中を駆け抜ける一瞬のシーンが、ポーリンベインズの挿絵(岩波版の目次ページの絵にもなっている)そのままで胸が熱くなりました。
話は違いますが、私は「インディ・ジョーンズ」の新作では、スパルコ大佐とガラドリエルが二重写しに見えましたよ。「私は恐るべき者となるであろう」
がっかりさせてしまうけれど、どうやら「馬と少年」は映画化しないらしいですよ。
どっちにしても、異教のカロールメンがらみの話は映画化しにくいだろうと思います。
イスラムの香りをまったくさせずに異教の国を描くのは至難の業ですから。
いやいや、語り尽くしましたよ。
こっちのテーブルで喋ったことそのままなんです。
思い入れが無いという点では私も大差無いです。
ただ、脳細胞がたくさんあった子どもの頃に読んでいるから、ディテールをけっこう覚えているだけで。
わざわざこちらへようこそ♪
ホント、このカスピアンはとても出来が良いと思います。
Fさんご指摘のとおり、冒頭のカスピアンが逃げて角笛を吹くまでのテンポとか、素晴らしい改変だと思います。
もらったばかりなのに軽々しく吹くなよ!って話もありますが、それは後で頭で考えたときに出るクレーム。
映画としてはあれでいいと思います。
クマのこと、飲み会でも話題になってました。私はちっとも気が付かなかった。。
そのあたりの確認のためにも(苦笑)、もう一度見てみようかと思ってます。
私のネタ話を本気にしちゃダメですよう。
ルイスがトールキンに刺激を受けたのはほんとうです。
でも、「指輪物語」と「ナルニア」は全然違います。ファンタジーという点は同じでも。
映画として、「ロード・オブ・ザ・リング」の影響大なのは間違いないです。
やっぱりエドマンドですよねー
飲み会でも、ほとんど自分の息子みたいな気分で見ている女性がけっこういました。
私は子どもがいないもんで、息子っていう感じはしないのよね。。。じゃあ何だって言われても答えられないけど(苦笑)
カスピアンが森の中を逃げるシーンは、予告編で見たときに「ををををっ!」でした。
あれを見られただけでも、見た甲斐がある?(爆)
だって、指揮官としてはなかなかのものですよ。
「朝びらき丸」は秋から撮影とルーシー役の子は発言していましたが、とりあえず全米は4週間トップ10には残ったから、失敗とは言えないのでは…でも直後公開のインディジョーンズが強敵すぎましたね~。
あれ、さいごの戦いへの伏線かな、と深読み。
家族全員どころか万が一両親、家族亡き後の後ろ盾となるカーク先生まで“真のナルニア”にいっちゃうわけでしょ?
設定として21歳のスーザン一人、この世に残されてしまうという設定は恐らくは変えられない設定だと思います。ルイスはいずれ彼女も自分で真のナルニアへの道を見つけたでしょう、と手紙に書いていますがスーザンへの作者の仕打ちは、女の子にとって許し難い仕打ちです。だから、スーザンは愛する人がいてそれでスーザンだけはこの世に残りました、という伏線かな?と。
でもこれって楽観的でしょうか。
先日の巫女の予言夏前さいごの講座でも、エドマンドにMOE~でした...。
“王子じゃないよ、王様。”
最高でした。
それとネタバレのデジャヴ。
全く一緒てじた(爆)!
ちなみにゆきみさんと吹き替えのカスピアン=尾上菊之助にMOE~、でした!
なるほど、そういう伏線だったらいいですねえ。
でも、たとえ「銀のいす」のすぐ後に「さいごの戦い」をやるとしても、今の製作ペースだったら、スーザン役の彼女は30過ぎちゃうんじゃないかしら・・・。

