松露とりと谷あらし
2008年 06月 30日
考えてみれば、「松露」が何を意味するのか、何十年も知らないままでいたわけです。だって松露なんてスーパーでは売っていないもの。
岩波国語辞典によると「4,5月ごろ、海べにはえる、球形のきのこ。食用」
「truffe」を仏和辞典で調べると「フランス松露」
へえええ。
ついでに、私にとってのセントールの大将は「谷あらし」なのですが、映画(と原作)では「グレンストーム」です。
「グレン」で思い出すのは「グレンコーの虐殺」。大昔、スコットランドに行ったとき、ガイドブックで読んで知りました。
英和を確認したら、「glen」はもちろん「谷」。ゲール語起源。
「グレンコー」で「嘆きの谷」の意味なんだそうな。
詳しくはWikipediaの「グレンコーの虐殺」をご覧下さい。
by foggykaoru | 2008-06-30 21:50 | 児童書関連 | Trackback | Comments(15)
松露についてベテランな人もご存じなかったか、食べられた経験がなかったようです。
そこにも書いたと思うのですが、松露を採って食べたのは貴重な経験だったと思います。味は全く覚えていませんが。
関西競馬場の横にセントール広場という公園があって、何気なく「セントール」と言っていたのですが、ある日公園の奥の小さい丘の上にケンタウロスの像を発見して、なぁぁぁぁぁんだ、と思いました。(むしろ「ケンタウロス広場」という名前にしてほしかったです)
石井桃子さんといい、瀬田さんと言い、いい時代に良い本と出合えたな、と。
松露とりをトリュフハンター、いやいや、トリュフハンターを松露とり。
字幕ではどうなんだろ...、ま岩波書店としても頑張った、ということではないでしょうか。
指輪物語のこともありますし、ナルニアファンも少なくないでしょうからね。
ランサマイトには glen より dale ですね。
Etymology:
Middle English (Scots), valley, from Scottish Gaelic & Irish gleann, from Old Irish glenn
Etymology:
Middle English, from Old English dæl; akin to Old High German tal valley, Welsh dôl
まっ、鼻は高いから、日本人から見たら北ってことにしときましょう(笑)