「西の魔女が死んだ」 まず読みました
2008年 07月 07日
つい最近も、知り合いのお嬢さん(中3)から「いちばん好きな小説だ」と聞かされたばかり。映画化されて、映画もまたなかなか好評ということで、まず読んでみることにしました。
「西の魔女」というから、「オズの魔法使い」に関係あるのかと思っていたら、別にそういうわけじゃないんですね。でも「オズ」をちゃんとよく知っていたら「なるほど」というところがあるのでしょうか。
最後はしみじみと感動して、涙が出ました。
私はあまり日本の児童文学には興味がないのです。
前も書いたと思うけれど、児童文学を読むときは「日本の現実から離れたい」という気持ちがあるみたい。もしくは「外国、特に英国の雰囲気に浸りたい」という潜在意識があるのかも。
でも、この作品は日本文学とはいえ、半分は英国児童文学です。だからかえってなじめました。
映画、観に行くかも。

イチゴを摘んでジャムにしたり、古着を仕立て直したり、洗濯するとき煮沸したり。
「おばあちゃんの生活の知恵」です。
今は「ロハス」とか呼ばれてもてはやされてる。
で、そういうことの細かい描写って絶対に面白いのです。
その部分は本で読むだけで十分楽しいから、別に映像化されなくてもいいかな。
ただ、おばあちゃん役の女優(シャーリー・マックレーンの娘なんですってね)を観たいです。ハマリ役なのだそうですね。
最初のサンドイッチは、けっこう雑な作り方。ランサムの世界だあ。
by foggykaoru | 2008-07-07 20:38 | 児童書関連 | Trackback | Comments(18)

タマシイノダッシユツ、ダイセイコウ
妻が読んでいたので、チラチラ読み…
映画は見ていないので判りませんが、小説は感動的です

映画も見に行きたいが、まだ目処たたず・・・。

切迫早産で入院中、暇をもてあまして、本ばっかり読んでました。
「裏庭」は思いっきり、英風児童文学でそれから「西の魔女」読んだから、あ、少しましやん。世界が日本だわ。って思った記憶があります。
今回映画になると聞いて、また読み返しました。
以前は寝たきりで読んだのですが、今回は電車の中などで・・・。
感動しました。最後は涙が出ました。
映画、多分行きます。でも、やってる館が少なくて・・・。

映画はたぶん観ない・・・と思いますが、ゲンジさんがどんな風に描かれるのかちょっと興味あります。

もうディテールは忘れてしまったけれど、その英国児童文学的なところが「日本なのに無理がある」と思ったのかな?
「裏庭」に至ってはもう受け入れがたかったのに、それでも読んだ「りかさん」には、一転してハマりました。あ、そういえば「りかさん」にも。魔女のようなおばあちゃんが出てきます。染色をしたり、人形を修復したり、若いころは理科教師、だったという・・・。
映画見に行きます。

読んでいないのでわからないんです。
じゃ、なんでコメントかというと、一個前のトピックのコメントと同じで、ずばり「オズ」です。
西の魔女は、黄色の国ウィンキーの魔女ですが、出た瞬間に死んでいたのではなかったかな。ただそれだけです。失礼しましたー。
「西の魔女」は多くの人に受容される作品だと思いました。
でも、「裏庭」のファンタジー大賞を強く推された河合隼雄先生は
先見の明があったのだなあ、と思います。他の審査員の先生方は
受け入れ難いといって、選考会は紛糾したということですから。
この暗さと重さ、どこまでが児童文学なのかは、それそれの
判断によって、意見が分かれるのでは、と思います。

それでもその後、『裏庭』も読もうとしたのですが、熱を出して仕事を休んでいるときに読んだせいか、こっちは悪夢に近く、とうとう読み通すことができなくて、そのまま家庭文庫をやっている友人にあげてしまいました。
映画はわたしの友人の自宅近くで撮影されたとかで、よく訪ねる場所に近いので、見に行こうかなあとも思っているのですが、その前にもう一度原作を読み返して、自分の拒絶反応のもとが何なのかをつきとめてみようかと思います。捨てるかあげるかしてしまったかと思っていたのですが、本棚を整理して後ろの列にまだ残っていたのを実は昨日発見したのです。これも何かのご縁?かも、と思って再読に挑戦してみます。
たしかにわたしもリカさんの世界が一番なじめましたが、あれも実は最後がちょっとダメでした。
奥様と一緒に観にいらしては?
あーっ、西の善き魔女! 完全に混同してました!
そうか、西の魔女は死ぬ運命なんですね(笑)


梨木さんの作品で私が好きなのは、「家守奇譚」です。のんびり、ほのぼの。ちょっと不思議な短編集で、坂田靖子さんの漫画を思わせます。続編を待っているのですが、なかなか出ません・・・。