「ブーリン家の姉妹」観てきました
2008年 10月 09日
面白かったーー!!!
Yさん、誘ってくれてありがとう!
歴史好き、イギリス好きに超お薦めの映画です。
そうでなくても、「篤姫」を楽しめる人にはお薦めです。
だって、これは「イギリス版大奥」なんですから。
映画の公式サイトはこちら
ところで、アン・ブーリンがフランス仕込みの機知に飛んだ会話でヘンリー8世を魅了した、とは聞いていましたが、当時のフランスというのはどういう状態だったっけ?と思って調べてみました。
アンがイギリスに戻ってくるのが1526年ごろ。(19歳ぐらいだったらしい。)
当時のフランス国王はフランソワ1世(在位1515-1547年)
彼のもと、フランス・ルネッサンスが花開いたと言われてます。
でも、フランソワはイタリアをめぐってスペイン・ハプスブルク家ののカール5世と角を突き合わせていて、1525年には捕虜になってしまい、しばらくフランスを留守にしたりします。
アンが女磨きをしたのはその直前。
ちなみに、のちにフランソワ1世を継ぐことになるアンリ2世は1519年生まれだから、まだほんの子供。
カトリーヌ・ド・メディシスがフィレンツェからアンリの嫁さんになりに来たのは1533年。
したがって、彼女の嫁入り道具の中に入っていたと言われるフォークはまだ持ち込まれていない。
つまり、まだ料理を手づかみで食べていた時代。
もちろん、イタリアのエレガントなマナーもフランス人はまだ知りません。
それでもイギリス人よりはエレガントだったんでしょうねきっと。
この項、続きます。
by foggykaoru | 2008-10-09 22:05 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(8)

その為、壊血病を頻発していたとか?
結構、粗暴なイメージです
英国紳士が出来上がったのはビクトリア朝になってから?


アンが行ったフランスの時代を調べてくださってありがとうございます。
フランソワ1世の奥方はクロード…ですよね。私はレーヌ・クロードという小さくて黄色っぽいプラムが大好きです。

行ってみようかな・・・。
>料理…たしか当時の王侯貴族って肉しか食わなかったのですよね
ですってね。
ヘンリー8世も老けこむのが早くて、晩年は悲惨な体形・健康状態だったとか。
英国紳士は・・・ジェントリーとかいうのがその起源かしら。