foggyな読書
2023-05-21T08:58:29+09:00
foggykaoru
本を読んでも、内容を霧のように忘れてしまいます(T_T) このままではまずいと思って、記録に残すことにしました。なので、読書の話題がメインです。ときどき横道にそれるけれど。
Excite Blog
すぐ死ぬんだから
http://foggykaoru.exblog.jp/32979476/
2023-05-21T08:58:00+09:00
2023-05-21T08:58:29+09:00
2023-05-21T08:58:29+09:00
foggykaoru
普通の小説
いい年して頑張っておしゃれしている女性が主人公。
見合い結婚した、けっこう良い夫が急死してしまい、生きる張り合いをなくしてしまうが、そんなことを言っていられない事件が起こる・・・
泉ピン子主演でドラマ化されたそうですね。
他にもっといい女優いなかったのかなと思わないでもないけれど、まあまあ適役だったんでしょうね。
内館さん、達者ですな。
再読はしないけど。
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八月の銀の雪
http://foggykaoru.exblog.jp/32979472/
2023-05-21T08:52:00+09:00
2023-05-21T08:52:30+09:00
2023-05-21T08:52:30+09:00
foggykaoru
普通の小説
短編集で読みやすいですよと。
伊予原新という作家。理系出身というのも珍しいでしょ、って。
へええと思って、巻末を見たら、理系の参考文献がずらずらと列挙されている。
頑張って書いたのねーと思って借りました。
おお。
現代の日本だわ。
5つの作品に共通しているのは、現代人の孤独、屈託、生きづらい毎日。そんな中での出会い。
読んで2週間、もはや内容を忘れている作品もあるけれど、全体的には好印象です。
伝書バトの話がありますので、その方面に興味のある方にもお薦めです。
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リーチ先生
http://foggykaoru.exblog.jp/32968645/
2023-05-08T09:10:00+09:00
2023-05-08T09:10:00+09:00
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foggykaoru
普通の小説
リーチ先生とは、バーナード・リーチのこと。
この人、名前だけはなぜかよく知っているけれど、何者なのか知りませんでした。
知れてよかったし、まあ面白かった。
「楽園のキャンバス」で衝撃的な出会いをした原田マハ。
でも、その後読んだそれ以外の作品は、ほとんどが70点から75点くらいなのよね。
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窓辺の愛書家
http://foggykaoru.exblog.jp/32966492/
2023-05-06T07:24:00+09:00
2023-05-06T07:24:44+09:00
2023-05-06T07:24:44+09:00
foggykaoru
推理小説
老人マンションに住む老女が死亡する。
一見病死。だけど実は・・・
というお話なのだけれど、いまいちでした。
章ごとに異なった主要登場人物の視点で語られているのがいけないのかな。
原作のせい? 翻訳のせい?
なんだか読みにくかったです。
このところ、海外の面白い推理小説に飢えているのだけれど、なかなか出会えません。
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指差す標識の事例
http://foggykaoru.exblog.jp/32966490/
2023-05-06T07:21:00+09:00
2023-05-06T07:21:36+09:00
2023-05-06T07:21:36+09:00
foggykaoru
推理小説
舞台は清教徒革命後の王政復古の英国。
裏表紙にあった「『薔薇の名前』とアガサ・クリスティーの名作が融合したかのごとき傑作」という宣伝文句に惹かれて読んだのだけれど・・・
アガサ・クリスティーのほうはたくさん読んでるんだけど、「薔薇の名前」のほうは映画で1度見ただけだった・・・
たぶん、私は「薔薇の名前」の原作、読めないんじゃないかな。
どこがネックになったかというと、当時の医療行為の描写。
不衛生。気持ち悪い。
輸血という医療行為を思いついてやってみるんだけど、血液型も知られていない時代。怖すぎる。
上下2巻のこの作品、なんと4人の翻訳者が携わっている。
いったいなぜ?
全体が4つの部分に分かれていて、各人がそれぞれを担当している。
翻訳のばらつきは感じなかったから、編集さんが頑張ったんでしょうね。
力作だと思うし、その当時はヴェネチアが先進地域だったとか、授業では気づけない細かい歴史のつながりがわかって興味深かった。
でも気持ち悪いから再読する気はしない。
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ゆうじょこう
http://foggykaoru.exblog.jp/32959984/
2023-04-28T17:37:00+09:00
2023-04-28T17:37:59+09:00
2023-04-28T17:37:59+09:00
foggykaoru
普通の小説
時は幕末。
貧しい娘が親に遊郭に売られ、遊女となって生きていく。
時代はやがて明治になり、遊郭にも変革の風が吹き始める・・・
たいへん興味深く読みました。
こういうタイプの作品は女性の手になるものだからこそ、読める。少なくとも私は。
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「国境なき医師団」を見に行く
http://foggykaoru.exblog.jp/32955214/
2023-04-23T06:40:00+09:00
2023-04-23T06:44:49+09:00
2023-04-23T06:40:46+09:00
foggykaoru
ルポ・ノンフィクション
この人、昔、テレビでお目にかかった記憶があるけれど、もともとは編集者で今や作家なんですね。
タイトルどおり、「国境なき医師団」のルポ。
取材したのはハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダの四か国。
「国境なき医師団」の宿舎に泊めてもらって。そういうのいいな、面白そうだな。
印象に残っているのは以下2点。
まず、ものすごくきちんとした組織なのだな、ということ。(当たり前だ)
必要とされるところにすぐさま飛んでいって医療行為をするのがその活動なのだけれど、なんとなく、身を粉にして、寝食を忘れて、困っている人々を救う、、、というイメージがあったんですよね。ありませんか?
でも、そんなブラックな勤務ではない。
ちゃんと休暇があって、心身をリフレッシュしてから次の赴任地に飛ぶのです。
赴任地でも勤務ばブラックではない。(もしかしたら、日本の大学病院のほうがきつかったり?)
考えてみれば、そうでなければ、みんな疲弊してしまって、活動は頓挫してしまうものね。(第一、フランス中心の組織なんだから、ちゃんと休むにきまってる)
もうひとつ、はっきり覚えていること。
それはハイチの状況の劣悪さ。
実は、この本を読んだのはハイチが取り上げられていたという点が大きいのです。
で、結果、ハイチ以外の3か国に関して何が書いてあったか全く覚えていない(汗)
というのは
まだまだコロナ禍の真っただ中、ハイチ人(在日ハイチ大使館員)と話をする機会がありまして。
「お国ではコロナの感染状況はどうなっているのですか」
と尋ねたら、
「驚くべきことですが、まったく蔓延していないのです」
ええっ?
「不思議でしょう? なぜそうなのかは神のみぞ知る」
へええそーなんですかー
と流したけれど、そんなはずはないってば。
外交官は本国政府の意向に逆らった発言はできない。
だからきっと、コロナの実態を把握することができないほど、医療状況が劣悪なんだろうなと思ったものです。
この本を読んでその予想が当たっていたことがよくわかりました。
ほんとに大変な国なんよ。
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失われた地平線
http://foggykaoru.exblog.jp/32954078/
2023-04-21T21:17:00+09:00
2023-04-21T21:17:51+09:00
2023-04-21T21:17:51+09:00
foggykaoru
普通の小説
ヒマラヤ山中に隠された楽園「シャングリ・ラ」に英国男性が入り込んでしまうというお話。
「シャングリ・ラ」という言葉はこの作品から生まれたのだそうだ。
国際的にも普通名詞化しているこの言葉。
その原点がどう描かれているのかという一点のみでも、読むに値すると思って読みました。
興味深かったです。
でも古い小説だし、まったりしたお話です。
スリリングとか壮大とかいう期待はしないでね。
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ちいさな国で
http://foggykaoru.exblog.jp/32953441/
2023-04-21T06:33:00+09:00
2023-04-21T06:33:23+09:00
2023-04-21T06:33:23+09:00
foggykaoru
普通の小説
内戦から逃れるためにフランスに移住してから書かれた自伝的小説である。
帯に「高校生が選ぶゴンクール賞受賞作」とあったので、あんまり好みではなさそうだけど、フランス語畑の人間がスルーしてはいけないのかな、、と思って読んでみたのだが・・・
ブルンジの隣国はルワンダ。
このあたりの国境と民族の入り組み方は今ひとつわからないのだけれど、とにかく、ヨーロッパの列強の都合で変に分けられてしまったのが、後々に影響しているのだろうなということだけは想像できる。
民族が異なっていても、つい昨日までは普通に接して、平和に暮らしを共有していた人々が分断され、多くが命を散らしていく。
愛する故郷を離れざるを得なかった青年の心には、深い悲しみ、空虚がしみこんでいる。
安住の地であるはずのフランスでは自分はよそものであり、帰属感は持てない。
その状況ををどうすることもできない。
救いが無いのである。
大して長くないのだけれど、再読するには気力を要する。
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夢見る帝国図書館
http://foggykaoru.exblog.jp/32953116/
2023-04-20T19:53:00+09:00
2023-04-20T19:55:08+09:00
2023-04-20T19:53:24+09:00
foggykaoru
普通の小説
タイトルに惹かれて読んだのですが、これは力作です。
物書きをしている主人公がひょんなことから上野で風変りな老女と知り合う。
彼女のたどった数奇な人生と並行して、明治維新後の日本の図書館の歴史が語られていく。
文化の殿堂たる図書館を我が国でも育てていこうという歩みは、富国強兵の名のもとに、ことあるごとに停滞する。
その苦難の歴史が、抑圧されてきた女性の人生とオーバーラップする。
小説というのは、楽しめればそれで十分だと私は思っている。
でもこの小説には楽しみながら学ばせてもらった気がする。
こういう作品に興味をそそられる友人が少なくないと思うので、もしも私に実際に会うチャンスのある皆さん、リクエストしてくださればお貸ししますよ。
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樽とタタン
http://foggykaoru.exblog.jp/32951393/
2023-04-18T21:45:00+09:00
2023-04-18T21:45:47+09:00
2023-04-18T21:45:47+09:00
foggykaoru
普通の小説
両親が共働きのため、学校帰りに行きつけの喫茶店で過ごしていた主人公が、長じてその思い出を語っている体のお話。
章を追うごとに、次々とミョウチキリンな人物が登場する。
幼い子供なりの理解だったり、想像だったり、そもそも記憶があやふやなので、何が真実なのか判然としない。
たぶんそこそこ面白かったんだと思うけれど、よく覚えていない。
でも、どんどん先を読みたくなるというほどではなかったような気もする。
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やんごとなき読者
http://foggykaoru.exblog.jp/32950525/
2023-04-17T20:46:00+09:00
2023-04-20T20:11:20+09:00
2023-04-17T20:46:26+09:00
foggykaoru
普通の小説
主人公は今は亡きエリザベス2世。
もしも彼女が読書にハマったら、いったいどうなったでしょう?というお話。
原題は「Uncommon reader」
uncommonを「やんごとなき」と訳したのはすごいなあ。
この本は大アタリでした。
皮肉っぽいユーモアが実に楽しい。
特にイギリス好きにはお勧めです。
あと、新井潤美さんの解説がとてもよい、というか、commonな日本人読者にとってありがたい。
この解説があるとなしとでは作品理解が全然違います。
人選をした編集さん、とても優秀です。
イギリス好きの友人の皆さん、リクエストしてくださればお貸しします。
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内澤旬子の島へんろの記
http://foggykaoru.exblog.jp/32948788/
2023-04-15T20:00:00+09:00
2023-04-15T20:00:32+09:00
2023-04-15T20:00:32+09:00
foggykaoru
ルポ・ノンフィクション
確かコロナの自粛期間中だったんじゃないかなあ。
再び旅行に行ける日を待ち望みながら読んだような記憶が。
内澤旬子さんがまだ小豆島に住んでいたころのお話です。
なんと小豆島にはお遍路さんができるように八十八か所のお参りどころがあるのだと!
というわけで、内田さんは暇を見つけて少しずつ少しずつめぐっていく。
旅心がそそられるかなと思いきや、日常の雑事(ヤギの世話!とか)に追われる中、ちまちませかせかと巡っていくので、日常生活感があふれていて、非日常感を求めていた私には不満が残る本でした。
で、私も小豆島をお遍路してみよう!という気にはならなかった。残念。
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イギリス王家 12の物語
http://foggykaoru.exblog.jp/32947877/
2023-04-14T20:44:00+09:00
2023-04-14T20:44:15+09:00
2023-04-14T20:44:15+09:00
foggykaoru
西洋史関連
メアリー1世、エリザベス1世という、超おなじみのメンツが揃うチューダー朝、そしてそのあとのスチュアート朝。
ここまでは王家が国の中心だったわけだけど、名誉革命以降のハノーファー朝は「君臨すれども統治せず」の時代なので、国王も女王も歴史のメインキャラではなくなるわけで。
だからなんというか、「大してやることがなくてヒマだったんだろうなあ」と思わせるようなぬるめのエピソードが中心になる感じ。
だけど、プロイセン王家よりは面白く読めた。
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プロイセン王家 12の物語
http://foggykaoru.exblog.jp/32947874/
2023-04-14T20:40:00+09:00
2023-04-14T20:44:49+09:00
2023-04-14T20:40:07+09:00
foggykaoru
西洋史関連
プロイセンって、王家というより鉄血宰相ビスマルクだよね
という印象。
読んでみて改めて実感。
王家の物語としてはどのネタもわりと地味だし、中野京子さん自身も、先に発表した「ハプスブルク家」や「ブルボン王朝」ほど思い入れや推しの絵が無いにも関わらず、編集さんの勧めで書いてみたんでしょう。
中野さんの「ハプスブルク家」「ブルボン王朝」そして「ロマノフ王朝」はお気に入り。
何回か読み返しています。
でもこの本はねえ・・・
でも古本屋には持っていきません。
何かの折りに「検索」するために手元に置きたいので。
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