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週末沖縄でちょっとゆるり

下川裕治の「週末〇〇でちょっと~」シリーズ。
でもこの本は下川さんが全部書いたわけではなく、章によっては下川さんの知り合いが担当している。

私にとって沖縄は遠い場所。
以前、けっこう本気で沖縄旅を考えたのだけれど、公共の交通機関だけで観光するのは大変そうだし、距離のわりには航空券が高い、アジアに行くほうが割安じゃないかと思ってやめてしまった。
長年おつきあいのある美容師さんが沖縄出身の人で、彼女に「沖縄って車が無いと大変そう」と言ったら、否定しなかったし。

この本読んだら沖縄行きの気分が盛り上がるかなと思ったりしたのだけれど。

太平洋戦争の惨禍、米軍基地の問題が登場してきて、「ちょっとゆるり」という気分からは離れてしまう。

美容師さんに「沖縄行ったら、『ひめゆりの塔』にも行かなくちゃいけないんだろうなと思うんです」と言ったら「そう思ってくださってありがとう」的な言葉が返ってきました。
やっぱりそうなんだよね。


by foggykaoru | 2018-12-22 22:00 | エッセイ

三味線ざんまい

これも群ようこのエッセイ。

三味線に挑戦した体験談。
何やってもエッセイのネタになって、つまりメシのタネになるっていうのは羨ましい。

私はかねがね、老後の楽しみとして、声楽を習おうと思っていました。
そのためにも上咽頭炎を治したかった。
でもぜんぜん治らないんです(号泣)
前に比べたら劇的によくなっているから、治療は続けますが。

たぶん、東京に住む限り完治はしないんじゃないかと思うんです。

だから、楽器を習いたいと思ってます。

三味線って粋でかっこいいなあ。邦楽やるならお琴より三味線だな
と常々思ってました。

この本を読んで、半端無い難しさだということがよくわかりました。
群さんはピアノを習っていたから、三味線のお稽古の後、習った曲を楽譜化したり、かなり頑張ってます。
それでもワケがわかんないのだ。
西洋の楽器とは根本的に違うようで。
ボケ防止には素晴らしく良さそうです。
でも私はやめとこう。
第一、邦楽をすると、発表会は和服の世界だ。それは勘弁。

何を隠そう
私は七歳にして「一生涯、着物は着ない」と思い定めた人間なのでありまする。
七五三で憧れの振袖を着せてもらったはいいけれど、へとへとに疲れちゃって。
着せてくれた親にはホント申し訳ない。



by foggykaoru | 2018-12-21 22:27 | エッセイ

衣もろもろ

群ようこのエッセイです。

何が書いてあるって説明しにくい。
すいすい読んだけど、ひじょーに印象が薄いのです。
はっと気づいたら、自分がすっかりおばあさんになっていて、何着たらいいんだか困ったなあ・・・
というようなことがぐだぐだ書かれていたような気がします。
で、自分も同じなので、共感しながら読んだような。

年とともに、似合う色が変化していく、、、というか、着られない色が増えていくということを実感する今日このごろ。
自分の現状に合い、それなりにすっきりした雰囲気を保つのがどんどん難しくなってきています。

この本は群さんが漢方薬局に通って体質改善したあとに書かれたもの。
だから水分代謝がよくなった結果、8キロもやせたと書かれていました。
これがわかったのが、この本を読んだ最大の収穫!?



by foggykaoru | 2018-12-21 22:15 | エッセイ

ロシア語だけの青春

副題は「ミールに通った日々」
著者・黒田龍之介がロシア語を学んだ「ミール」という学校の思い出。

ミールというのは、代々木にあった、ロシア語業界では知る人ぞ知る学校だったそうだ。
そこに通い、無我夢中で勉強する著者の姿に胸が熱くなった。

ここ半年で読んだ本の中で私のベスト1。
だからって、どなたにもお薦めとは言いません。

でも
日常生活において、外国語を必要としない日本という国において、外国語をマスターするのは生半可なことではない。かなりつらい。つらくても楽しい・・・という気持ちが理解できる人には超超お薦めです。

ミールの教育法はほんとにスパルタ。
基本文の暗記、そして正しい発音による音読、暗記を強いられる。

でも、それって大事。

外国語は「通じればいい」というのもある意味真実。
実際、旅先などで、とっさの一言が口から出るかどうかでかなり状況が変わることはある。
でも、外国語教育がめざすものとしてはそのレベルで満足してはいけないと思うのです。
かっちりした構造の文を理解した上で、きちんとした発音で何十回も読んで、最終的にはすらすら言えるようにする、そういう文のストックを頭の中にたくさんため込んでいく、という作業はとっても大切なのです。

そのあたり、今の日本の英語教育は、従来のやり方のマイナス面ばかりを強調しすぎて、ぐちゃぐちゃでも通じりゃいいだろ英語に突き進んでいるのではないかと、私は憂慮しています。
英語教育がそんなことになると、他の言語を学ぶ力もつかなくなる。少なくともヨーロッパ言語に関しては。

あと、黒田氏は「発音を習うのはネイティブが一番、というのは間違い」と言ってます。
これにも激しく同感。
きちんと発音指導をしてくれるネイティブ教師って少ないんですよ実は。

by foggykaoru | 2018-12-16 21:06 | エッセイ

世界のことば アイウエオ

黒田龍之介の言語エッセイ。

書店でこの本を見つけて、たぶん既読なんだろうなと思いながらも購入。
実際そうでした。
「世界の言語入門」という本に加筆修正して、文庫化したものです。

でも何回読んでもとても楽しい。

でも前著の再読ではなく、今回あえてこの本を買ってほんとによかった。

なぜなら、加筆された項目に「リンガラ語」があり、「異国トーキョー漂流記」の引用があり、さらには巻末の解説を書いているのが高野秀行だから。
私にとってはど真ん中直球でした。

この二人の対談集が出たら絶対に買います。




by foggykaoru | 2018-12-16 20:41 | バベルの塔

旅行記・エッセイ・推理小説いくつか。

また放置しちゃってすいません。

ここ数か月のうちに読んだ本の記録です。

・あやしい探検隊 アフリカ乱入(椎名誠)
  マサイ族を写真に撮るのはなかなか難しいそうだ。

・明るい原田病日記(森まゆみ)
  原田病というのはとても珍しい病気だけれど、
  発見が早かったこともあって、なんとか飼いならしてるようです。

・関西人の正体(井上章一)
  「京都ぎらい」より前に書かれた本。
  先に「京都ぎらい」を読んでしまったせいか、印象薄。
  何が書いてあったか全く覚えていない。。。

・骨の島(アーロン・エルキンズ)
  一時期読んでいた骨博士ギデオンを主人公とする探偵もの。
  舞台となったストレーザのことを思い出しながらけっこう楽しく読んだ。
  しかし、、、このシリーズってこんなだったっけ?
  推理が大したことないのは織り込み済みだけれど、
  人間心理があまりにも薄い。
  もっといろいろ悩むだろうに。

・殿下とパリの美女(ピーター・ラヴゼイ)
  この人の「殿下もの」推理は読んだことがあるけれど、
  こんなに薄かったっけ?
  一つには、舞台が19世紀末のパリで、
  パリの描き方があんまりおもしろくない。
  ・・・少なくとも私には。
  ステレオタイプなんです。
  フランスとか、その当時のフランスの風俗を
  そこそこ知っている人には手垢がついた感じがするのでは。
  
  その点、「骨の島」の舞台ストレーザは
  私が1度行っただけの土地。
  だからちょうどよく面白かったんだと思います。

・クリスマスのフロスト(ウィングフィールド)
  「世界の探偵」的な本で、
  フロストの人となりはなんとなく知っていたけれど、
  フロストものをちゃんと読んだのは初めて。
  面白かったです。
  イギリス人が書いたイギリスの地方都市だから、
  うわっつらじゃない。
  でも再読するほど面白かったわけではない。
  ぜひ続編も読みたい、というほどではありませんでした。
  
  私は推理小説ですら、気に入ったら、再読します。
  最初から最後までとは限らないけれど、
  ぱらぱらめくって、一部分だけでも、じっくり読み直したり。
  

まだあるんだけど、今日はここまで。


by foggykaoru | 2018-12-01 14:54