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小川糸の小説2つ

・食堂かたつむり
映画化されたので、前から題名だけは知っていて、古本屋でもしょっちゅう出会っていた本。
主人公の女性がちょっと(かなり)特殊な食堂を経営する話。
自然は大事。
食は健康。
体の健康だけではなく、心の健康。
すぐに読めて、ほっこりできるという、予想通りの本でした。

・つるかめ助産院
南の島の助産院の話。
自然は大事という話。
食はメインテーマではないけれど、やっぱり体と心の健康のためには大事だということが底流にある。
これもすぐに読めて、予想の範囲内ですが、十分に楽しめます。


同時期に何か月もかけてやっとの思いで読破した佐藤亜紀には脱帽するけれど、小川糸のほうは脱帽するわけじゃない。
でも、普通に他の人に薦めやすいのは小川糸のほうです。女性限定なのかもしれないけど。


以下、脱線です。

田舎に住んで家庭菜園とかして自分で作った野菜を食べて暮らす

というのが正解なのかなと思う今日この頃。
たとえ小さな菜園でも、一人では食べきれないほどとれちゃうんですよね。
それを保存食にして、、、あれして、これして
なんて感じになるから、忙しくてステイホームもなんのその だよね。

「笑ってこらえて」の「ダーツの旅」に出てくる、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんたちの元気なことと言ったら!

かなりよくなったけれど、完治はしない慢性上咽頭炎も、空気がいいところに住んだら治るんだろう。(ほとんど確信してます)

でも、もしも病気になったとき、田舎には病院が少ないし。
昨年、それまでかかったことがなかったちょっとした病気になったとき、即座にネット検索して専門医をそう遠くないところで見つけて治療したんです。(すぐ完治しましたのでご心配なく)
都会ってやっぱり便利だなあと実感しました。

図書館や古本屋も少ないし。
あてどもなく大型書店をうろつくこともできなさそうだし。





# by foggykaoru | 2021-01-27 09:49 | 普通の小説

ダリエン地狭決死行

著者は北澤豊雄というライター。
旅行人にも記事書いていたらしい。
この本は「開高健ノンフィクション賞」の最終選考作。
受賞作じゃないんですよ。

普通だったら受賞作じゃなければ読みません。
なのになぜこの本を手にとったか。
そりゃもちろんダリエンだからです。
(多くの人には意味をなさない答えでごめんなさい。)



ダリエンはコロンビアとパナマの国境地帯。
誰に聞いても「行くもんじゃない」と言われるようなところ。
でも、行ってみたくなっちゃったわけで。

しかしなにしろこの本を読んだのはもうはるか昔。
半年くらい前かな?

だからほとんど何も覚えていないのですが、
「受賞作」ではないということに納得したことを覚えてます。
同じことを高野秀行が書いたらたぶんもっとずっと面白くなるだろう。

そして
ダリエンに行きたいとは思わない。
(これに関しては高野さんの本も同じこと)

というわけで、この本、興味がある方にはお貸しします。
(いつになるかわからないけど)






# by foggykaoru | 2021-01-25 18:56 | ルポ・ノンフィクション

スウィングしなけりゃ意味がない

「バルタザールの遍歴」であっと言わせた佐藤亜紀の小説。

この作品は愛二次世界大戦中のドイツが舞台。
主人公エディは学生。
父親はナチスの仲良し。ナチスが好きなわけじゃない。けっこう軽蔑している。でも、仲良くしておかなきゃしょうがないでしょ、というスタンス。
そんな環境の中で、主人公は禁制のジャズにものめりこみ、派手に遊びまわる。
目をつけられるギリギリのところで遊びまわっている・・・
つもりなんだけど、いつまでもそうはいかない。
こっぴどい目にも会う。

いいとこの坊ちゃんの絶望的なやさぐれ青春彷徨。

やっぱすごいよ佐藤亜紀。
と思ったけれど、読んでいて楽しいかというとそれは、、ね。
だからなかなか読み進められなかった。
読破するのに何か月もかかったのでありました。


# by foggykaoru | 2021-01-24 20:13 | 普通の小説

まとめて3つ

ここ数か月の間に読んだ推理小説を三つまとめて記録します。

・湖の男
アイスランドの作家インドリダソンの作品。
彼の作品はすでに3作読んでいて、新作が出たら読もうと決めている。
純粋な推理の部分よりも、その他の部分、たとえば主人公である刑事の心情やヨーロッパの現代史とリンクした人々の物語という色彩が濃いのだけれど、私が海外の推理小説に求めるものはむしろ後者のような気がしているので、全然かまわない、むしろウェルカム。



・その裁きは死
アンソニー・ホロヴィッツ作。「カササギ殺人事件」や「メインテーマは殺人」には及ばない。
というのは、どんな話だったか、何ひとつ覚えていないから(苦笑)

ところで
最近またまた再放送が始まった「名探偵ポワロ」をまたまた性懲りもなく観ている。
仕立てのいい背広とか、ミス・レモンのファッションとか、インテリアとか、ほとんど推理とは無関係なところが楽しみなのだが、加えて、このドラマのかなりの脚本をホロヴィッツが担当しているから。
「このロケの場面は裏方が大変な思いをして、ホロヴィッツは文句を言われたのかな」などと、マニアックな楽しみ方ができるようになってきたのがとてもうれしい(?!)



・第四の扉
これはポール・アルテというフランス人作家の作品。
背表紙に「フランス本格推理の歴史的傑作」なんて書いてあり、著者紹介に「ジョン・ディクソン・カーの作品に親しんだ」なんて書いてるからつい読んじゃった。
カーに心酔しているせいか、舞台はイギリス。
カーに心酔しているだけあって、古典的な香りは確かにします。
でも「歴史的傑作」は言い過ぎのような。



# by foggykaoru | 2021-01-22 20:36 | 推理小説

日本でもできる! 英国の間取り

ここ数か月の読書の記録(自分のための備忘録)を順次ポストしていく予定ですが、これは直近に読んだもの。
私的に大ヒットなので、忘れないうちにその感動を残したくて。

建築士である山田佳世子という人が、自分がホームステイした住宅をはじめ、さまざまな英国の住まいをイラストと文章で説明している。
エクスナレッジという聞きなれない会社から出ています。

船好きさんにお知らせしておきますが、船に住んでいる例も載ってますよ。


間取り好きにはたまりません。
説明の文字が小さくて、読みにくかったんですが、一気読みでした。

私は子どものときから間取りが好きで、小学校のときは建築家になりたかったんです。(長じて建築には理数系の勉強が必要ということがわかり、あっさりと断念した。)テレビ番組のお気に入りはBS朝日の渡辺篤の「たてもの探訪」と辰巳琢朗の「家物語」。関西系の「住人十色」という番組も、Youtubeにあるのはほぼ見てあるくらいで。


この本に戻りますが
写真ではなく、すべてがイラストというのもいいんです。味があって。

住宅に対する日英の考え方の違い、暮らしぶりの違いも非常に興味深い。

これだけは違うし、永遠に同じにならないと思ったのは、英国ではかなり広い住宅であっても、ダイニングとキッチンが一緒になっていて、リビング(名称はsitting roomだったりdrawing roomだったりloungeだったりする)が独立していること。
リビングは人を招きいれる場所なんです。自宅に人を招くことが多いからなんでしょうね。だから、あんまりちらかさない。
広い家でもダイニングがキッチンと一緒でも気にしないというのは、手が込んでいてまわりがちらかる料理をろくにしないからなんじゃないか・・・というのはあくまでも私個人の意地悪な考えです。。。

多くの英国人の趣味はDIYとガーデニング。
ロックダウンでも退屈しなくて済むよね。


私は本を貸すとき、最悪、返ってこなくてもかまわないと思っているのですが、この本は絶対に返してくれる人にしか貸しません。あしからず。





# by foggykaoru | 2021-01-21 10:33 | その他のジャンルの本