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旅行記・エッセイ・推理小説いくつか。

また放置しちゃってすいません。

ここ数か月のうちに読んだ本の記録です。

・あやしい探検隊 アフリカ乱入(椎名誠)
  マサイ族を写真に撮るのはなかなか難しいそうだ。

・明るい原田病日記(森まゆみ)
  原田病というのはとても珍しい病気だけれど、
  発見が早かったこともあって、なんとか飼いならしてるようです。

・関西人の正体(井上章一)
  「京都ぎらい」より前に書かれた本。
  先に「京都ぎらい」を読んでしまったせいか、印象薄。
  何が書いてあったか全く覚えていない。。。

・骨の島(アーロン・エルキンズ)
  一時期読んでいた骨博士ギデオンを主人公とする探偵もの。
  舞台となったストレーザのことを思い出しながらけっこう楽しく読んだ。
  しかし、、、このシリーズってこんなだったっけ?
  推理が大したことないのは織り込み済みだけれど、
  人間心理があまりにも薄い。
  もっといろいろ悩むだろうに。

・殿下とパリの美女(ピーター・ラヴゼイ)
  この人の「殿下もの」推理は読んだことがあるけれど、
  こんなに薄かったっけ?
  一つには、舞台が19世紀末のパリで、
  パリの描き方があんまりおもしろくない。
  ・・・少なくとも私には。
  ステレオタイプなんです。
  フランスとか、その当時のフランスの風俗を
  そこそこ知っている人には手垢がついた感じがするのでは。
  
  その点、「骨の島」の舞台ストレーザは
  私が1度行っただけの土地。
  だからちょうどよく面白かったんだと思います。

・クリスマスのフロスト(ウィングフィールド)
  「世界の探偵」的な本で、
  フロストの人となりはなんとなく知っていたけれど、
  フロストものをちゃんと読んだのは初めて。
  面白かったです。
  イギリス人が書いたイギリスの地方都市だから、
  うわっつらじゃない。
  でも再読するほど面白かったわけではない。
  ぜひ続編も読みたい、というほどではありませんでした。
  
  私は推理小説ですら、気に入ったら、再読します。
  最初から最後までとは限らないけれど、
  ぱらぱらめくって、一部分だけでも、じっくり読み直したり。
  

まだあるんだけど、今日はここまで。


by foggykaoru | 2018-12-01 14:54 | Trackback | Comments(0)

猟犬クラブ

英国の作家ピーター・ラヴゼイの推理小説。
彼の作品はいくつか読んでいるが、けっこう好み。

この作品はバースが舞台だというので読んでみた。
残念ながら、バースっぽいスポットが登場するわけではない。
シリーズ2作目だというから、もしかしたら第1作目でそういうものは出尽くしてしまったのかも。

「猟犬クラブ」とは、推理小説ファンのクラブの名称。
訳アリ感のある、癖の強い人々が出てくる。
ついつい、自分が所属している英国某作家ファンクラブと比較してしまうのは、私の勝手です(笑)

密室推理は出尽くした感があると言われているけれど、その謎解きを読むと「ほう!頑張ったじゃん」(←何を偉そうに)

期待した程度に面白くて、悪くなかったです。






by foggykaoru | 2018-05-04 06:54 | 推理小説 | Trackback | Comments(0)

忘れられた巨人

カズオ・イシグロの小説。
ノーベル文学賞をとったんだってさ、ということで、めったにそういう話題にのらない私なのだが、本屋で平積みになっているのを見て、ついつい。
ファンタジーで。アーサー王の要素もある、ということにも惹かれた。

テーマは「忘れる」こと。

で、老夫婦が思い立って、旅に出る。
というところが、そこはかとなく、「ホビット」や「指輪物語」に似ています。
でも、全然違うんですけどね。

最終的に、いろいろな伏線はちっとも回収されない。
そういう意味で、すごく大胆な作品なのかもしれない。

面白いかと問われると

うーーーん

私は主人公たちと一緒に意識がもうろうとしてしまい、何を読んでいたのかわからなくなったりして、読み通すのがしんどかった。

日本人はすぐに忘れるのがイカンと言われます。
今は英国人だけど、生まれは日本人だったカズオ・イシグロが、こういうテーマを扱ったということ自体が、なによりも興味深かったです。

by foggykaoru | 2017-12-06 21:08 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

自然探索と聖地巡礼報告

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アーサー・ランサム・クラブ(通称ARC)の2年に1度の総会がありました。
3日間のプロブラムのうち、私が参加できたのは後半のみなのですが、一応ご報告。

まずは上の写真。東京郊外の公園でバードウォッチング・・・というふれこみでしたが、その実態は散策(苦笑)
天気に恵まれ、とても気持ちよかったです。

そして下の写真。

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ノーフォークで帆走してきた会員の報告会です。
現地でヨットを借りて。それも木造帆船! ランサムの挿絵そっくりの写真もあり、おおっ!
ヨットが動けなくなったときは、ディックのように棹を使ったんだそうです。
でもディックのように川に落ちることはなかった、とのことでした。
(心なしか、落ちなかったことを残念がっているように聞こえたのは私の勘違い?)

お茶はいつものミルクティーです。
ノーフォーク土産のタフィと、手作りの種入り菓子(昨今はシードケーキともいふ)を美味しくいただきました。

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by foggykaoru | 2017-11-05 18:59 | ほんとうの生活 | Trackback | Comments(2)

魅惑のヴィクトリア朝

新井潤美著。
おなじみのイギリスもの。
「不機嫌なメアリー・ポピンズ」には遠く及ばないけど、イギリスが好きな人は楽しくさらさら読めます。

「Sherlock」にも軽く(ほんとに軽く)触れられているのが、ちょっと嬉しいかも。

本の感想はここまで。


あ~~~
「Sherlock 4」、終わっちゃいました。
大好きだったこのシリーズ。
「3」くらいからきつくなり始めてましたが、「4」は輪をかけてきつかった。

このシリーズの保存のためにハードディスクを購入してあったおかげで、リアルタイムで観ることができなかった最終話も、約1週間後に観ることができました。
でも、一気に観ることができないくらいきつかった。
途中に休憩を入れて、やっとの思いで最後まで観ました。
ほんとうに終わっちゃいました(号泣)




by foggykaoru | 2017-07-30 23:33 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(0)

イギリス人はおかしい

副題は「日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔」
著者の高尾慶子という人は、紆余曲折の末、イギリス人、それも超有名な映画監督リドリー・スコット宅のハウスキーパーになる。
そのときの暮らし、そしてその後少しのお話。

1か月以上前に読んだので、ほとんど忘れてしまっているのだけれど、非常に面白く読んだことだけは覚えています。
タイトルから想像できるとおり、英国礼賛ではありませんが、そこがいいのです。英国マニアは必読。

話は古いんです。ハードカバーの初版は1998年。
「英国人は紳士だとか言うけれど、それはもはや幻想。サッチャー政治がすべてを悪く変えてしまった」と吠えていらっしゃいます。
「サッチャーが悪い」は初耳ではないんですけどね。
そのサッチャーも引退して幾年月。認知症になってしまったそうで。(遠い目)
サッチャー以前の、礼節に満ちた英国を味わってみたかったものです。



by foggykaoru | 2017-02-26 08:33 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

戸建て願望

井形慶子著。
副題は「こだわりを捨てないローコストの家づくり」
古本屋で購入。


前に読んだ本と似たようなものなのだけれど、こちらは井形さん「自身が住むために建てた」家の話。

買い物をするときは、自分が欲しいのはどういうものなのかを明確にしていないと失敗するけれど、家を建てるときも同じ。
だから自分の好みを明確に自覚しておかなくてはいけない。
業者が思いもよらない要求も、きちんと説明し、説得する。
その熱意で動いてもらえるんでしょうね。
それ以前に、「この人なら動いてくれるだろう」という目利きでなくてはならない。

すごいなー
と感嘆しつつも、
井形さんのイギリスの古民家好きにはついていけないものを感じます。
いくら頑張っても、日本で建てるんだから、しょせんはまがい物ではありませんか。
個人的な趣味をとやかく言ってもしょうがないんですけど。

by foggykaoru | 2016-08-28 22:39 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

最初の刑事

副題は「ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件」
著者はケイト・サマースケイル。
この人のデビュー作「ネヴァーランドの女王」は、ランサムの言及を見つけたのに、全然うれしくなかったという稀有な例として、忘れられない本。

1860年に実際に起きた殺人事件の顛末。
舞台は田舎のお屋敷。
使用人がいっぱい。
家族もいっぱい。
お金持ちの立派な家族かと思うと、まるでゴシックロマンのような人間関係があって。
いつまでたっても解決がつかないので、被害者が埋葬された後になって、ようやくロンドン警察の腕利き刑事が派遣される。
この人が、今でいう犯罪捜査官のはしりで、だから「最初の刑事」
でも、いくら有能でも、ろくな証拠が残ってないんだから、そりゃ大変。

ハードカバーを一気読み。
英国の推理小説が好きな人にはたまりません。
なにしろ、小説顔負けの舞台設定。
というより、この事件が、後々の英国推理小説をインスパイアした、ということらしい。
(RPG好きな人が、「指輪物語」を読んだり映画を見たりして、「なーんだ、RPGみたいじゃないか」と言うけれど、そもそも「指輪物語」こそが、多くのRPGのもとになっているんだよ、、という話を聞いたことがある。それとおんなじこと)

高野秀行氏が2015年度のベスト10ノンフィクションとして挙げている本の1冊。
他にも読みたい本があって、どうしようかと悩み中。

この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2016-02-14 21:48 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

残酷な王と悲しみの王妃

中野京子の「肖像画を見ながら歴史を語りましょう」エッセイ。

今までに読んだ彼女の著作(特に「名画で読み解く~12の物語」)とかぶるところが多いのだけれど、丸かぶりというわけではない。書き分けがうまい。

たとえば、スペイン・ハプスブルク家のマルガリータ・テレサ。
幼い頃の彼女を描いた「ラス・メニーナス」がこの本でも再び紹介されているのだけれど、他の著作ではあまり触れられていなかった、結婚後の彼女の暮らしぶりも書かれている。

あと、アン・ブーリン。
王妃という地位に固執した欲の深い女性かと思っていたけれど、そうじゃないのかも・・・むしろヘンリー8世に気に入られたのが運の尽きで、彼女は必死になって自分を守ろうとしたということだったのかも・・・という視点が新鮮だった。

今の英国王室の祖先であるハノーファー公って、嫌な奴だったのね~

メアリー・スチュアートに関しては、目新しいことはなかったけど、面白かった。

要するに、私は西洋の王侯貴族のお話が大好きだ、ということなのでありましょう(苦笑)

この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2015-10-28 20:23 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(0)

はずれでした

「外国の推理小説を読んでその国なりその地域なりの雰囲気を味わう」という目論見のもと、2作品を読みました。

まず最初は「氷の娘」
舞台はフィンランド。
フィギュアスケート女子選手の殺人事件を女性刑事が追うというお話。
女性刑事はもうすぐ産休、というのがいかにも現代、しかもそういう点では進んでいる北欧です。
が、、、
フィンランドならではという気分にはなれず。
あ、もう5月とか6月なのに、雨ばかりでぱっとしない天気だというところはフィンランド。

お次は「死の扉」
これは1950年代の英国の作品。
殺人事件を追うのがパブリックスクールの歴史教師、というのがポイント。
でも期待はずれ。
英国ならではという気分にはなれず。
原書で読んだら、主人公が喋る英語と、事件関係者である労働者階級の人々の喋る英語の違いとかがわかって、面白いのかもしれない。

どっちかというと前者のほうが出来がいいような気がしましたが、とにかく1作品について1ポスト割く気分にはなれなかったわけでして。
でもこれはあくまでも私の個人的感想。
これらの作品がお好きな方がいらしたら、ごめんなさいです。

by foggykaoru | 2015-08-31 20:37 | 推理小説 | Trackback | Comments(0)