人気ブログランキング |

タグ:介護問題 ( 10 ) タグの人気記事

母のその後

2月末に退院したものの、まだ寒いからと老人ホームに入ってもらった母ですが、4月の上旬、ちょうど今から1か月くらい前に退所し、実家に帰り、独居老人に戻りました。
現在、ヘルパーさんに週に1度来てもらっています。

で、実家の片づけです。

今回しみじみ思ったのは、読書以外に趣味のない母の、現時点での本当の趣味は「家」だったんだな、ということ。
母の口癖は「片づけなくちゃ」
そして、押し入れから古い服を引っ張り出す。
けれど、それをきちんと仕分けするまではいかない。

仕分けと言っても、彼女の頭の中に「捨てる」は無いわけで。

いくらなんでも古すぎる、ぼろすぎる、というものははさみを入れて雑巾に。
(でもすでに使い切れないほどの使い捨て雑巾の山ができている)
ちょっと形が古いものは、手直しができるかどうか、考える。
「○○さんに見せたら持っていってくれるかも」とか、「近所のリサイクルショップに持っていこうかしら」と考える。
で、考えているうちに忘れて・・・
部屋には押入れから出した古着が積み重なって、まるで泥棒が入ったかのようになる。

でもこれが母の趣味なんだな、と。
とやかく言ってもしょうがない。

先日、買ったけれど似合わなくて一度も着ていないというカットソーを押し付けられました。
私にも全然似合わないし、ちっとも欲しくなかったのですが、歯を食いしばってもらってきました。捨てるために。


そして父の蔵書。

神田の洋書専門古書店に連絡しても、タイミングが悪かったのか、忙しがって来てくれないので、「私が箱詰めする。着払いでどんどん送っちゃおう」と言ったのですが、何やら非常に不満げな母。

いったいこの人はどうすれば満足するのか?

考えた末、第一弾として「私が置いていった本を送るから。私の本を私がどうしようとかまわないでしょ」と了解を得ました。
ブックオフオンラインに送ることにしたのです。
収益は東北支援に送る、というやつです。)

段ボール箱に詰め、ちょっと隙間があったので、「このへんの本もついでに送っちゃっていい?」となにげに言って、ほんのちょっとだけ父の本を入れました。
1箱分詰めたところを見た母「あら、それだけ?」
私「そうよ。だって、送るのは私の本だけよ。パパの本には手をつけないっていう約束だから」
このときの母の顔と言ったら。なんともビミョーな顔でした。
父の本が残ったことに半分安心しつつも、「なんだ、もうちょっと片づけてくれればよかったのに」とも思っていることがありあり。
ほんにあなたはフクザツなのねえ・・・

そして第二弾。
私が月に1度、必ず顔を出している古本屋にアプローチし、200冊以上あれば買い取りに来てくれることを確認しておいて。
母が適当に取り分けて、部屋に積みっぱなしの本を私が数えました。
200冊以上あることを確認したうえで、再度古本屋に電話を入れて買い取りに来てもらう約束を交わしました。

当日、私は実家に行けなかったのですが、茶色くなりかけた文庫本をはじめとする、ブック○フでは絶対に値がつかない本を1冊10円で買い取ってくれたそうです。やれやれ。

=======

私のほうの断捨離は、細々と続けています。

電気カーペットを粗大ごみに出しました。
半身浴や冷え取りソックスのおかげで、以前よりも寒さを感じなくなり、すっかり使わなくなっていたのです。

母に押し付けられて実家から持ってきたけれど、一度も使ったことのなかった食器も捨てました。せいせいしました。(捨てたことは母には内緒)

服を減らしたら、コーディネートが楽になりました。
そして、今シーズン、本当に買い足すべきものがわかりました。

でも、まだまだです。
「捨てモード」を保つためには、自分を洗脳し続けなくてはなりません。
だから断捨離関連本を読みながら半身浴してます(笑)

by foggykaoru | 2015-05-11 21:40

実家の片づけを思い立ったら

父が亡くなってもう2年になるのですが、実家には父の蔵書と背広が山とあります。
それを片づけたい母。でも片づけられない。そんな母をずっと放っておいたのは悪かったなあと。
「誰か着てくれる人(&読んでくれる人)、いないかしら」
「いないって。捨てるしかないのよ」
「もったいない」
こんな会話を何十回したことでしょう。

ちょうど母が入院した頃のこと、普段よく行く書店に「実家の片づけ」本のコーナーが新設されてました。あらあら、世の中にはうちみたいな状況の人々が多いんだな。

この春、母が実家に戻るとき、車のある弟の協力を得て、実家の男物衣類(弟が置いていった背広もある)をすべてもっていってもらうことにしました。

父の蔵書は私が専門的な古書店に送りつける。(普通のところでは受け付けてくれない本が多いので)
段ボールを弟が手配し、私が荷造りして宅配業者に頼むのです。
段ボール箱を入手して着払いで送る、ということを、母はできなかったのです。
そもそも段ボール箱を手配できない。
さらに「荷造りしたら宅配業者に頼めばいいのよ」と言うと「そんな重い荷物を運ばせたら腰を悪くするわ。可哀想」
このあんまりな言い訳に呆れ返ってしまった私は、母自身がしんどいのだ、ということに思い至らなかった・・・

・・・ということを考えていたら、自分の部屋こそ片づけが必要だということに気づいてしまいまして。

今やすっかり断捨離モードです。
「今日は何を捨てようか」と考えていると、プライベートの時間の使い方が変わってきます。
本読む暇なんかなくなる(苦笑)

ここんとこ、ブログやメインサイトが放置っぽかったのは、
咳でくたびれていたということがある。
母のことをいろいろ考えなければならなくて、精神的に余裕がなかったということもある。

でも、最近は自分の部屋の片づけを第一にしているせい。

古着はどんどん捨て、ものによっては小さく切って使い捨て雑巾に。
でも、ちょっといいスーツとかコートはさすがに捨てる気になれず・・・
だからと言って、遠くのリサイクル店に電車賃を使って行く気にもなれず。

そんな折も折、区のリサイクル事業を検索してみたら、ちょうどその日が月に1度の「洗濯してある古着ならなんでも引き取ってくれる日」でした。
素晴らしいタイミング!
しかもリサイクルセンターはうちから徒歩圏内だった!
バックパックに洋服をパンパンに詰めていきました。

洋服の断捨離は一段落。リサイクルセンターに持っていくものがさらに出てきたので、袋に入れてまとめてある。
不要の本も「捨てる」「新しくてきれいだからブック・○フで売る」「古くてちょっとマニアックだから行きつけの古書店に持ち込む」の3つに分類。
引き出しの中の小物類もがんがん捨てて整理。引き出しがスカスカになりました。
昔の写真。子ども時代のアルバムと海外旅行の写真は残す。それ以外はイベントごとに1枚残してどんどんシュレッダーへ。
またしばらくして「ん?これっていつの写真?」となったら、順次廃棄する方向。

断捨離を始めたら、電池が山ほど出てきました。一生分ありそう。
それと、ブティックのレジ袋。
ここ20年、まったく使っていなくて存在すら忘れていたバッグもごろごろ。

だんだん部屋が広くなり、快適度上昇中。
すごくやりがいがあります。

by foggykaoru | 2015-03-13 21:06

母に老人ホーム入りを承諾させた究極の方法

話が逆になってしまいましたが、母の老人ホーム入りの顛末をご紹介します。

2月に入り、そろそろ退院後の身の振り方を決めなくてはならないという頃のことです。

弟と私は「寒い実家に直帰するのは無理」ということで意見が一致し、弟はもっぱら「サ高住」、私は介護付き老人ホームを見学して回ったのですが、母にぴったりという感じのところはない。どこも帯に短し襷に長し。

老人ホームの中で一番マシなのは、「老人ホームめぐり(5)」の3件目。南向きの明るい部屋だし、周囲の環境もいい。食事も美味しい。
母を連れていってみたところ、「へええ、思っていたよりも良い部屋ね」
でも、自分より介護度が高い人が多いのに顔をしかめます。
しょうがないんです。母は足が悪いだけで、あとはぴんぴんしてるんだから。

そうこうしていたら、弟宅から自転車で行ける距離のサ高住に空きが出たとの情報が入りました。
この物件は、「身体を言いなりにできるか(40)」の物件と同じ会社の経営。
この会社、たぶんサ高住の最大手。すさまじい勢いで新規開設を続けているので、逆に心配になってしまう。
(弟によれば、違う経営母体のもっと良い物件はあったけれど、遠すぎるし、今のところ空きが無いのだそうで。)

ここに母を連れて行きました。
部屋を見学。IHクッキングヒーターが1つあるだけのミニキッチンを見ます。
「ここじゃあ朝ごはんくらいしか作れないね」
ということで、昼食を試食。
ここの食事は給食センターから運ばれたもので、ネットの口コミによると、決して美味しくはないらしい・・・

食べてみて・・・
うーーーむ、、、まずい!!
美味しくないとは聞いていたけれど、これほどまでとは。

この後、正月以来初めて実家に戻り、濃いコーヒーを淹れてまずい食事の後味を消し、二人で母に迫りました。
私「風邪を引いて従兄・従妹会をドタキャンされて、私たちだけが行くなんてことになったら嫌よ。とにかくそれまでは暖かいところで過ごしてちょうだい」
弟「サ高住と老人ホーム、どっちにする? 今日決めてくれよ」
母「あんなまずい食事じゃ嫌だわ。老人ホームのほうがいい」

やった~~!
心の中でガッツポーズ&ハイタッチを交わす弟と私。

母を病院に送り届けてから、弟は言いました。
「実家と老人ホームじゃ勝負にならない。だからサ高住と老人ホームで勝負させたんだよ」

by foggykaoru | 2015-03-11 21:15

身体を言いなりにできるか(41)

これは連載記事です。
(1)からお読みになることをお薦めします。
次の記事へのリンクを貼ってあるので、読んでいくと自然にこの記事まで到達できます。

=================

風邪を引かなくなった!と言ってましたが、正月明けにしっかり引いてしまいました(号泣)
ものすごい咳が出る風邪です。
子どもの頃から、風邪による咳には苦しんできましたが、今回のはちょっと違いました。
咳がひどくて一晩中眠れない、そのあげく、胸やわき腹の筋肉痛になって朝起き上がるのが大変、というのは初めて。喘息の人の苦しみが少しわかった気がします。
医者曰く「今年流行っているのはインフルエンザ、ノロ、そしてこの咳の風邪。そして一番治らないのがこの風邪。寝込まないからです」

その言葉どおり、非常にしつこかったです。
周囲にも同じ風邪の人がいて、同病相哀れむ状態。
しかも私には上咽頭炎という持病がある。後鼻漏が喉を刺激するため、風邪を引いていなくても空咳が止まらないことがある。そこに、この風邪の咳が加わったわけ。

昔と違うのは、風邪を引いても入浴できる体力がついたこと。
昔ほど厚着をしなくても寒くなくなったこと。

Bスポット療法はまだ続けています。
鼻からの治療はあまり痛くなくなっていますが、喉からゲッとなるところに消炎剤を塗ると、まだまだかなりしみます。
日常の不快感も続いています。楽しく歌える日はいつ来るんだろう・・・


で、今日のメインは私ではなくて、母の話題でして。

以前も書きましたが、2、3年前から、片方の大腿部の外側の痛みをしきりに訴えるようになり、外科的な検査をやりつくしたけれど、原因がわからなかった。
痛みをかばって変な歩き方をするから、不安定で危なっかしい歩き方になった。
歩くことが減って体力が落ち、ますます歩けなくなった。
そして転んだ。
薬害により、骨の柔軟性がなくなっていて骨折しやすくなっていたため、大腿骨が真ん中からポキンと折れた。

手術後、リハビリ病棟に移り、理学療法士にじっくり診てもらったおかげで、ようやく痛みの原因(たぶん)がわかりました。
左右の足の長さが違うんだそうです。
そして歩くとき、片方はまっすぐ出るけれど、片方は内またになる。
あと、足を組む癖がいけない。物心がついたころから、座ると常に足を組んでいたのだそうです。
80年余続いたアンバランス状態の結果、過重な力がかかっていた部分が悲鳴を上げた、ということのようで。

リハビリ病棟で母は正しい歩き方を習い、自分でできるトレーニング方法も学び、短いほうの足の靴に薄い中敷きを入れてもらい(でも母に言わせると、入れても違いはまったくわからないそうで)、2月下旬、退院しました。

両手で杖をつけばまっすぐ歩けるようになった母は、しきりに自宅に帰りたがりました。
理学療法士は「ヘルパーに来てもらえば独居はOK」と言いましたが、彼は母の風邪体質を知りません。
一冬風邪が治らないことだって珍しくない。私と同じで。(いや、私が母と同じなのです。)
10月から病院にいて、一度も今年の冬を経験していない母が、寒い木造家屋に戻るのは危険すぎる。

さらに、4月上旬に母の伯母の追悼式を兼ねて従兄・従妹会が催されることになったのです。そんな会合はおそらく最初で最後。
私と弟が「おつき」として同席しなくてはなりません。
「その会に出たいなら、老人ホームで体調を整えていてくれ。私たちはお母さんのために行くんだから。今度こそ出席できるように」

というのは、11月、母が骨折して入院したときに、母の兄にあたる伯父が急死したのです。
母にとっていちばん身近な身内だったのに、葬式にも行けなかった。
今度はそんなことがないように。

というわけで、「春になるまで」という約束で母は老人ホームにいます。
自分で食事を作りたいとか口走ってます。
骨折する前、「もう料理するのに疲れた」とか言ってたのを、すっかり忘れちゃってるのよね。



で、今日の結論。

座るとき、足を組んではいけません。

======

(42)へ続く。(このポストから9か月もたってますが)

by foggykaoru | 2015-03-09 20:57

老人ホームめぐり(6)

(5)からの続きです。
よろしかったら(1)からどうぞ。


===============

私が回っているエリアには、老舗の会社がやっている高級物件が数件ありまして。
高級すぎるから関係無いと思ってパスしていたのですが、友人に勧められてそのうちの3件を見学することに。
友人からは、某作家の終の棲家だったとか、今は某作家が入居しているとか、なかなかすごいことを聞かされました。

まずは築12年のもの。
古いからピカピカではないけれど、以前見た高級物件と同じく、古くなってもぼろくなっていないのです。時とともに自然に備わった重厚感がいい。
受付の職員の感じなどは、けっこう庶民的な雰囲気で、お高くとまった感じはしない。
でもやっぱり高い・・・。
介護度が高い人が多いのもネック。
あと、部屋もいまひとつ魅力がない。
立派な家具調度がすべてそろっているんだけれど。

お次は築10年のもの。
某作家の終の棲家だったところです。
たった2年の差なのだけれど、比べものにならないほど素敵な建物。まさに高級ホテル。しかもなんとなくリゾート仕様。
廊下からして違う。広々していて、明るくて。部屋もステキ。
自立の人が多くて楽しそうだし、図書室があるのが母向きなんだけど、お値段が・・・ 
家を売らなければ入居できません。

ただ、この会社には魅力があります。
それは都内限定で高級ホームを長年運営しているので、地元に根付いている感じがする点。

というわけで、予定外だったもう1件を見学してみました。

これはまだ築2年ぐらいで、空室がある。
この会社の物件としては安めで、先に見た2件よりはずーっと安い。(高いんだけど)
私と弟が清水の舞台から飛び降りるつもりで払えば払えないこともない。(きついけど)
新しいという点は気持ちがいいし。

でも、建物になんとなく魅力がない。
外から見た感じはいいんだけど、玄関を入ってちょっとがっかり。なんとなく寒々としている。
部屋もあまり明るくない。
(5)で最後に見た物件と比べて、入居一時金が1000万円以上高いのだけれど、それだけの差は無いような。




後日、すべての調査結果をノートにまとめたものを、弟に見せました。
弟曰く「こういう情報を求めている人はたくさんいるはず。会社名や施設名を隠さずブログかなんかに書いたら、喜ばれるだろうな」
(弟は私がブログをやっていることなんか知りません)

弟は(5)で最後に見た物件と、最後の日に最後に見た物件を見学。
私と同じ意見でした。
(5)で最後に見た物件は特に高級でないけれど、周囲の環境がいいし、部屋も明るい。施設全体にも温かみが感じられる。スタッフの感じもいい。母に向いているのはこちらだろう。


というわけで、予約しました。

あとは母を説得するだけ。

by foggykaoru | 2015-01-18 20:53

老人ホームめぐり(5)

(4)からの続きです。

===========

(1)で一番最初に見た施設と同じ会社の経営の施設3件を見学。

最初はこの会社の最高レベルのシリーズのもの。
弟の家と私の住まいのほぼ中間地点。駅からは1キロ。予約すると車を出してくれるんだと!! さすが高級ホーム。
入居一時金や月々のかかりが高いけれど、私と弟が援助すれば全く出せないということはない。(きついけど)
だから正直なところ「冷やかし」なのだけれど、もしも本当に素晴らしかったら、入居を検討する可能性が完全にゼロとは言えない。(きついけど)

結論から先に言えば、あえてここに固執する理由はないと思いました。
建物はいいです。高級ホテル仕様。落ち着きます。
周囲の環境も素晴らしい。
スタッフもちゃんとしている。介護体制が整っている。
日常のアクティビティも、普通のところよりも面白そう。どこでもやってる「ちぎり絵」「絵手紙」だけではなく、「陶芸」なんてのもある。

担当者によると、ここの入居者は2つのタイプに分かれるそうです。
まずは「手厚い介護を必要とするお金持ち」。その人たちは当然のことながら、あまり元気ではない。認知症の人も多い。(1)でご紹介した高級ホームと同じです。
もう1つのタイプは「夫婦で入居するお金持ち」。たとえば奥さんの家事が大変になってきたから、この際、一緒に入ってしまいましょうという人々。これはとても元気。でも夫婦単位で行動する人々なわけで。

どちらのタイプにも属さない母には合わないかも。
第一、お金持ちじゃないし(苦笑)




残り2件は(1)で最初にご紹介した施設と同レベルのもの。

母にはこのシリーズがちょうどいいんだろうな。
特にゴージャスな気分に浸れるわけではないけれど、落ち着いて暮らせる程度の普通にきれいな建物と部屋。
この会社のスタッフは総じて感じがいいので、スタッフとの関わりの中で気持ちがささくれることはないだろう。

1件は弟の家と私の住まいのほぼ中間地点。私の最寄り駅から9駅。
静かな住宅街の中。
でもここは現在空き室無し。

残る1件は弟の家寄り。彼の家から5キロ。私の住まいからは11駅。
空き室あり。しかも南向きの明るい部屋。
ここで昼食の試食もしました。美味しかったです。でも低カロリーなので3時過ぎにはお腹が空いた(苦笑)
介護度が低い入居者もかなりいて、表情が悪くない。話相手はすぐに見つけられそう。
周囲は静かな住宅街。駅からの道も悪くない。
近所に公園があるのがいい。
母の足がよくなって、一緒に公園を散歩できるようになったらいいなあ。



(6)に続きます。

by foggykaoru | 2015-01-05 18:12

老人ホームめぐり(4)

(3)からの続きです。
よろしかったら(1)からどうぞ。

==============

お次はうちから最も近い物件。なんと徒歩10分!
しょっちゅうその前を通っていたのだけれど、存在を忘れていた(苦笑)
母にとっては無駄に都会すぎるのだけれど、私の住まいの近所というのは大きなメリットです。
値段的には、もちろん高めですが、どうにも手が出ないというほどではない。

介護業界に参入したのは比較的最近だけれど、あっと言う間に大手と呼ばれるようになっている会社の物件です。このホームはグレードが高く、会社にとって、いわば「看板商品」のような存在なのだそうで。
確かに玄関ホールとかとても素敵です。
入居者の中に「自立」の人が多い。しゃきっとしたおじいさんに行き交いました。おお、いいじゃんいいじゃん!
でも居室はあんまり・・・ 他のホームより広いのはいいんだけど。
これが「看板商品」なの? レベル高くないなあ。
施設長自らが対応してくれたのですが、従業員の態度も・・・うーむ・・・特に悪いわけじゃないんだけどね。

なんか、いろいろ問題を感じてしまった。いろいろ、ね。
会社内の人間関係とか。これ以上は言えない。あくまでも想像、邪推ですし。

ネットで調べてみたら、やっぱりこの会社は疑問符がつくみたい。

大変興味深かったです。ありがとうございました(爆)


老人ホームめぐり(5)に続きます。

by foggykaoru | 2014-12-31 08:10

老人ホームめぐり(3)

年末を日本で過ごすのは何年ぶりでしょうか。
母の骨折のため、旅行をキャンセルしたのです。
正直、欲求不満です。
「知られざる日本」の探訪である、今回の老人ホームめぐりは、私にとって一種の代償行為なのかもしれない(苦笑)

(2)の続きです。

==========================

次の物件は、私の最寄り駅から6駅。駅から徒歩12分。中間地点より多少私の住まいに近い。

かなり以前から老人ホームを運営している会社の物件です。
定員90名と大型で、スケールメリットのせいか、入居一時金など、割安感がある。
しかもできたばかりでぴっかぴか。まるでホテルのよう・・・ではありますが、先日行った高級ホーム((1)の高いほうの施設)とは違う。あれはまさしく高級ホテルでした。
ここは機能性優先のビジネスホテルのようです。きれいなんだけどなんとなく寒々しい。旅行で1泊か2泊する分にはお値段の割に快適で大満足するだろう。でも住みたくはない。

ハードは良い。
でもソフトがねえ。
理学療法士が常駐しているというのがウリなのだけれど、そういう資格者がいるとかいないとか、何人いるとかという問題ではないと思うんです。
廊下で行きあったスタッフが、自分がやっていることに夢中で、見学者にろくに挨拶できないっていうのはどうなんでしょうかね。

直前に行った(2)と真逆です。

新しい施設だから元気な入居者が多いはずなのだけれど、そんなに元気そうに見えなかった。いや、元気は元気なんです。ちゃんと歩いているし。でもね・・・。
なんだか楽しそうな顔をしていない。スタッフとの関わりに問題があるのかも。

そういう意味からも、(2)はよかった。
私の老後はやっぱりあそこだ。

by foggykaoru | 2014-12-29 07:46

老人ホームめぐり(2)

(1)からの続きです。

老人ホーム巡りの指針として最初に参考にしたのは「ダイヤモンドQ:老人ホームランキング」という雑誌。
その次にネットでロケーションやさらなる詳細を調べたわけですが、実際に見学してみないとわからないのだということを痛感しました。

================

日を改めて、もう1件見学。

これはかなり期待していた施設です。
弟の家と私の住まいのちょうど中間地点(私のところから8駅)で、駅近。公園も近い。しかも自立型と介護型を一体化したホームなので、元気な人と知り合える可能性が高い。

実際、外出する人々を目にしましたし、その人たちの醸し出す雰囲気がなかなか良かったです。母がおつきあいできそうな人々。

ただ、比較的古い施設なので、内部はきれいにしているけれど、外観が古びています。はっきり言ってしょぼい。母は絶対がっかりするだろう。
しかも介護度が低い人対象のフロアは現在満室で、空きがあるのは介護度が高い人中心のフロアのみ。「日中は介護度が低いフロアの食堂で過ごすこともできますよ」と言われたけれど。第一、このフロアの部屋は小さい。15平米しかない。あまりにも可哀想。

ハード面はいまいちだけれど、ソフト面ではレベルの高さを感じました。

何よりもまず、スタッフがいい。「きさく」という言葉を思い出しました。
終末期のケアにも「経験に裏打ちされた覚悟」みたいなものが感じられました。(雑誌には「看取り体制はない」とあったけれど。)
この施設には「設立の理念」がしっかり息づいていて、それに共鳴した人が入居するという面もありそう。だから自らの意志で元気なうちに自立型に入って、そのうちに身体が弱ったら介護型の小さい部屋に移るというのがいいかも。気心の知れたスタッフに介護してもらえるし。
「実質的」で「質実剛健」な施設です。母より私に向いている。

あと10年ぐらいしたら、予約しようかな。
朝昼は自分で作って、夕ご飯はホームの食堂に頼んで。大浴場も朝から夜10時まで自由に入れるんです。最高じゃないですか。

(2)に続きます。

by foggykaoru | 2014-12-28 08:07

老人ホームめぐり(1)

母が骨折した話の続きです。

両足骨折した母は、要介護1の認定を受けました。
理学療法士は驚いてました。母と同じ程度で文京区の人は3だったんだそうで、介護認定というのは自治体によって差があるみたい。

で、介護度が何であれ、私としては家に帰したくない。
たとえ家をリフォームして、非常ベルを首から下げて、ヘルパーさんに毎日来てもらったとしても、いつどんなタイミングで転ぶかわからない。
転んで骨折して1日気づかれないという事態は起こりうるわけで。

「老人ホームに入ってほしい。私が探します。老人ホームを研究するのは私の将来のためでもある。入居一時金は私が出してもいい。ママのために使うお金は生き金だから」
と宣言し、ホーム巡りを始めました。

私と弟は東京の同じ側に住んでます。それぞれの住まいの最寄り駅は違う路線ですが、平行して走っている路線。そして弟は車を持っている。だから私の路線の駅の徒歩圏内にすれば、私にとって便利なだけではなく、車を使う弟にとってもそれほど遠くない。

手始めに私の住まいから徒歩20分のところにある、2つのホーム。

そこそこ都心に近いので、地価が高い。
だから入居一時金が高い。しかも現時点で空室無し。
あくまでもとっかかり。勉強のためです。

最初に行ったのは業界大手の物件。
この会社の老人ホームは異なるシリーズの物件も含め、いくつか見る予定です。
閑静な住宅地の中にさりげなく建っていて、いったん見逃して行き過ぎてしまいました。
1歩玄関を入ると「普通の住まい」のような感覚にとらわれました。以前、弟と見学したサ高住とは違う。「我が家」感があふれてる。
入居する人が決まっているという部屋を見せてもらいました。
介護ベッド以外の家具は自分で持ち込むタイプ。
サ高住の部屋とほとんど同じ面積なのに、狭いという感じが薄いのに驚きました。
これは老人ホーム自体が「一つの家」で、その中の1室だからなのでしょう。
介護度が低い人が比較的多く、適度な活気がある点もグッド。(平均介護度2.4)
ただし、このホームには駐車場が無い。
これは弟とその家族にとって致命的。

お次はそのすぐ近所にある、都内でもわりと知られた、高級な物件。
建ってからかなりたつのですが、木のぬくもりを生かした建物は、深みを感じさせても、老朽化した感じはしない。さすがです。
やはり入居者を待っている部屋が1室あり、見せてもらいました。
上品な家具調度がついていて、まるでホテルのよう。18平米と、前の物件と同じ大きさなのですが、さらに広い感じがしました。ウッドデッキに面している掃き出し窓が大きいせいかな。この部屋なら母も満足することでしょう。
でもここの最大の問題点はお値段(入居時に3000万ぐらい必要)。
それは最初からわかっていたのですが、見学してみてもう一つ、問題点が浮上しました。
それは入居者の介護度が高いこと。平均介護度2.9だそうで。廊下で会う人、食堂にいる人、みんなよぼよぼ。こんな中に入ったら母が可哀想。
「高級→介護が行き届いている→介護が必要な人が集まる」ということ?
さらに、ここみたいに古いホームはホームの歴史とともに入居者が老いているわけで。


(2)に続く。

by foggykaoru | 2014-12-26 21:56 | ちょっとおでかけ