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週末沖縄でちょっとゆるり

下川裕治の「週末〇〇でちょっと~」シリーズ。
でもこの本は下川さんが全部書いたわけではなく、章によっては下川さんの知り合いが担当している。

私にとって沖縄は遠い場所。
以前、けっこう本気で沖縄旅を考えたのだけれど、公共の交通機関だけで観光するのは大変そうだし、距離のわりには航空券が高い、アジアに行くほうが割安じゃないかと思ってやめてしまった。
長年おつきあいのある美容師さんが沖縄出身の人で、彼女に「沖縄って車が無いと大変そう」と言ったら、否定しなかったし。

この本読んだら沖縄行きの気分が盛り上がるかなと思ったりしたのだけれど。

太平洋戦争の惨禍、米軍基地の問題が登場してきて、「ちょっとゆるり」という気分からは離れてしまう。

美容師さんに「沖縄行ったら、『ひめゆりの塔』にも行かなくちゃいけないんだろうなと思うんです」と言ったら「そう思ってくださってありがとう」的な言葉が返ってきました。
やっぱりそうなんだよね。


by foggykaoru | 2018-12-22 22:00 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旅行記・エッセイ・推理小説いくつか。

また放置しちゃってすいません。

ここ数か月のうちに読んだ本の記録です。

・あやしい探検隊 アフリカ乱入(椎名誠)
  マサイ族を写真に撮るのはなかなか難しいそうだ。

・明るい原田病日記(森まゆみ)
  原田病というのはとても珍しい病気だけれど、
  発見が早かったこともあって、なんとか飼いならしてるようです。

・関西人の正体(井上章一)
  「京都ぎらい」より前に書かれた本。
  先に「京都ぎらい」を読んでしまったせいか、印象薄。
  何が書いてあったか全く覚えていない。。。

・骨の島(アーロン・エルキンズ)
  一時期読んでいた骨博士ギデオンを主人公とする探偵もの。
  舞台となったストレーザのことを思い出しながらけっこう楽しく読んだ。
  しかし、、、このシリーズってこんなだったっけ?
  推理が大したことないのは織り込み済みだけれど、
  人間心理があまりにも薄い。
  もっといろいろ悩むだろうに。

・殿下とパリの美女(ピーター・ラヴゼイ)
  この人の「殿下もの」推理は読んだことがあるけれど、
  こんなに薄かったっけ?
  一つには、舞台が19世紀末のパリで、
  パリの描き方があんまりおもしろくない。
  ・・・少なくとも私には。
  ステレオタイプなんです。
  フランスとか、その当時のフランスの風俗を
  そこそこ知っている人には手垢がついた感じがするのでは。
  
  その点、「骨の島」の舞台ストレーザは
  私が1度行っただけの土地。
  だからちょうどよく面白かったんだと思います。

・クリスマスのフロスト(ウィングフィールド)
  「世界の探偵」的な本で、
  フロストの人となりはなんとなく知っていたけれど、
  フロストものをちゃんと読んだのは初めて。
  面白かったです。
  イギリス人が書いたイギリスの地方都市だから、
  うわっつらじゃない。
  でも再読するほど面白かったわけではない。
  ぜひ続編も読みたい、というほどではありませんでした。
  
  私は推理小説ですら、気に入ったら、再読します。
  最初から最後までとは限らないけれど、
  ぱらぱらめくって、一部分だけでも、じっくり読み直したり。
  

まだあるんだけど、今日はここまで。


by foggykaoru | 2018-12-01 14:54 | Trackback | Comments(0)

ブラタモリ: 萩

今日のブラタモリ、萩でした。

萩の町づくりに大いに役立った安山岩がどこでとれたか。
小高い丘から周囲の海を見ると、平らな島がたくさん浮かんでいて、それが実は火山なのである
ということに気づくタモリがすごいんですが

こ・・・・これって・・・!!!!

アイスランドで見たじゃん!
パフィンの島じゃん!
フラテイ島じゃん!!

と、びっくり仰天していたワタクシでありました。

で、忘れちゃいかん、更新せねば。

メインサイトのアイスランド旅行記を更新しました。

たぶん、日本人はめったに行かない、、、
というか、欧米人だって、めったに行かないフラテイ島のご紹介。


by foggykaoru | 2018-05-26 21:32 | 観もの・聞きもの | Trackback | Comments(0)

沢田マンションの冒険

副題は「驚嘆!セルフビルド建築」

加賀谷哲朗著。

この本、ちょっと前に図書館で見つけたのだが、いわゆる「コーペラティブハウス」なのかと思いこんでいた。
先日、手にとってパラパラ読んだら、

いやいや、そんなもんじゃないらしい

ということに気づき、借りて読みました。

沢田さんという人が、自力で(自分の資金で、というだけでなく、文字通り自分の力で)建てた賃貸マンションなのである。
この人の人生がスゴイ。
そして、建てたこのマンションがスゴイ。
手作り感満載。(ちゃんとクレーンとか機械は使ってますが)
一つとして同じ間取りの住居が無い。
よくわかんない無駄な?スペースがあったりして。
ある意味、ガウディみたい。


このマンションは高知にあるのだそうだ。
見に行きたいなあ。
マンション内にはゲストハウスとして宿泊可能な住居もあるらしい。

高知といえば、有川浩の「県庁おもてなし課」を読んで以来、ちょっと興味があったりする。
桂浜とはりまや橋はどうでもいい(ごめん)んだけど、高知市の日曜市に興味がある。
馬路村にも行ってみたい。
高知観光を終えたら、土讃線に乗る。
確かこの路線には秘境駅だか絶景駅だかがあったはず。
讃岐に出たらうどんを食べる。
高松から直島にも行けるかな・・・
などと、旅心がうずいてしまったのでした。




by foggykaoru | 2018-05-22 20:03 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

フラテイの暗号

作者はヴィクトル・アルナル・インゴウルフソンというアイスランド人。
で、フラテイとは、アイスランドの小さな島の名前。
最近、面白い推理小説を探していたら、たまたまこの作品を知り、
うわ~、アイスランド人じゃ~ん!
と嬉しくなって、ユーズドをネット注文。
そしてその翌日、たまたま古本屋に行ったら、同じ作者のこの作品を見つけて
なっ、なにっ、、フラテイだとっ!!

驚愕したのには訳があります。

昨年の夏、アイスランド旅行をしました。
首都レイキャビクから、かなりポピュラーなコースを回ったのですが、一か所だけ、全然ポピュラーではない場所に行ったのです。
それがフラテイ島。

フラテイ島のことは日本のガイドブックには出ていません。
ロンプラで見つけたのです。
ただでさえ、日本人があまり行かないアイスランドですが、アイスランドに行く日本人旅行者のうち、フラテイにまで行くのは1パーセントにも満たないのでは。

で、この本ですが、1960年代のフラテイを舞台にしているということで、今とはかなり違います。
でも現存するスポットがいくつも出てきます。
インフォメの女性がなにげなく説明してくれた「あれ」や「これ」
もしもすでにこの本を読んでいたら、「をををっ!」と感動したことでしょう。
遠くから眺めるだけでは満足せず、すぐそばまで行ったことでしょう。
ああ、なんて惜しいことを・・・(涙)

フラテイに行ったことのない方、これからも行かない方も、推理小説が好きなら十分楽しめます。

ちなみに、アイスランド語からの直接の翻訳ではなく(日本にはアイスランド語の翻訳者は存在しないのかも)、ドイツ語版からの翻訳だそうで。

途中にドイツ語が介在したということとは関係ない話ですが、この本の翻訳はかなり大変だっただろうと思います。
というのは、この本では「フラテイの書」という書物に秘められたメッセージを読み解くという部分があり、「単語の中の何文字目か」というのがポイントになるのです。
つまり、アルファベットで何文字目か、ということです。
それを日本語でやってのけたのです。
ということは、「かな」で何文字目か、というふうに変換したのです。

すごい。すごすぎる。


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メインサイトでアイスランド旅行記を連載してます。
最近、いろいろフクザツな事情があり、更新間隔が長くなってしまいましたが、このGW中にようやく復活いたしました。
フラテイ島についても、そのうちにアップいたしますので、気長にお待ちください。






by foggykaoru | 2018-05-06 21:37 | 推理小説 | Trackback | Comments(0)

すごい駅!

副題は「秘境駅、絶景駅、消えた駅」

「全駅下車達成者」横見浩彦氏と「秘境駅訪問家」牛山隆信氏のオタク対談。

牛山氏の他の本で紹介された駅がかなり重複して出てくるけれど、もうほとんど忘れちゃってるから問題ない(自爆)

対談時には存在していた駅のうち、少なからずがこの文庫刊行時にすでに廃止されてしまっているのが切ない。
「テツ」じゃない私ですら、「うかうかしてたらなくなちゃうから、急がなくちゃ!」という気分になってしまった。

バス路線もどんどん減っているのだろうな。
テレビでやってる「路線バス乗継の旅」も、年々難易度が上がっているんだろう。



ここから先は脱線。

私は日本の辺鄙なところを旅したことはないが、ヨーロッパの田舎をバスで苦労して回ったことはけっこうある。
ヨーロピアンはみんな車で廻るから、バス便がとても少なくて、ようやく来たバスはがらがら。乗客は私1人だったり。

たとえばポルトガルのモンサラーシュ。
あそこに行くバスは、遠からず廃止になるんじゃないか。
バスターミナルの窓口の人すら、時刻を把握してなかったし。えっ、ポルトガルだから?!(核爆)
自力で行きたい人は急いだほうがいいかもよ。


by foggykaoru | 2018-04-06 21:25 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(0)

コンニャク屋漂流記

旅関係のエッセイなどを書いている星野博美による、先祖探しの旅。

「コンニャク屋」とは彼女の実家の屋号。
でも、コンニャクの商いをしているわけではなく、外房の漁師の家系。
漁師だった祖父からさかのぼって先祖の軌跡をたどっていく。・
けっこう面白いんだけど、しょせんは他人の先祖なんだよね。

前にもちょっと書いたけど、私の母方の曽祖父は立志伝中の人で、子孫に筆がたつ人がいたら、絶対に面白い作品が書けただろうと思っているんだけど、孫の代までに文才のある人がいなければ無理なんだなと。

紀伊半島の地名と、房総半島の地名は、かぶるものが多いとは前から気づいていたけれど、紀伊半島の漁師たちが房総にやってきた、という歴史があるんだと。
勉強になりました。


by foggykaoru | 2018-02-24 10:03 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

遥かなるチベット

副題の「河口慧海の足跡を追って」。
鎖国中のチベットに禁を犯して入国したため、慧海はそのルートを秘した。
この本は1992年にそのルートを探索し、たどった記録。

著者は根深誠という人。
登山家だそうで、あとで検索したら、白神山地の保護活動をやったり、なかなか偉い人みたい。

実は、数十ページ読んで、飽きてしまって、2か月ぐらい放っておいた。
思い立って、最初から読み直したのだけれど、読み通すのにかなり努力を要した。
文章があんまり、、なのです。
慧海の「チベット旅行記」があんなに面白いのに。

同じことをするなら、高野秀行氏にやってもらいたかった。
彼ならずっと面白く書いてくれただろうに。
そもそも高野秀行がやりたかったんじゃないか、とか、やりたかったのに根深さんに先を越されちゃったんじゃないか、とか、いろいろ考えてしまいました。

けなしてしまいましたが、胃に穴が開きそうなくらいに体調が悪いのに、頑張った根深さんは偉い!
というか、なんでそんなに具合が悪いときに行くのか・・・と呆れ返ったり。

根深氏は、ネパール領内で、チベット国境まで慧海のルートをたどった後、飛行機でチベットのラサに飛び、そこからジープで慧海がチベット入国後まず行った聖地カン・リンポチェ(カイラス山)に向かう。
この聖なる山の周囲の巡礼コースは1周52キロ。
これをチベット人は1日で歩くんだと!
1日休養して、また1日で歩く! ということを繰り返すんだと!!
なんてタフなんだ!
でももっとすごいのは、五体投地をしながら1周する人もいるということ。
信じられない!!!
(さすがに1日ではない。尺取虫みたいに進めるだけ進んで、車で宿に帰り、翌日、またそこまで車で行って、五体投地で進んで、、、ということを続けるんだそうだ。それにしても。)

チベットの中国化の現状が語られている。
この本が書かれてすでに四半世紀。
チベット文化はもう瀕死状態だろう。
ああ、行きそびれたなあ。



by foggykaoru | 2017-12-31 20:34 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

明日はいずこの空の下

児童文学作家の上橋菜穂子の本。
でも小説ではなくて旅エッセイ。あら珍しい。

彼女の専門分野である文化人類学つながりで、オーストラリアの話が中心です、上橋さんは英国児童文学を読んで育った人なので、イギリスの旅の思い出もあります。
しばしば名前があがっているのは指輪物語やグリーンノウ。
この2つのファンにとっては嬉しいエピソードが多い。

もちろんアーサー・ランサムの言及も1か所だけ、あります。
しかも、読んでいて「そろそろ出そうだ」と期待したところで出てきます。
上橋さんは「機会があれば必ずランサムを持ち出す」ということを自らに課しているとしか思えない。
律儀なお方です。

旅エッセイとしては普通ですが、上橋さんに興味がある人、英国児童文学やアボリジニに興味がある人に貸したら、楽しんでもらえそう。
なので、英国児童文学ファンの人優先でお貸ししますね。





by foggykaoru | 2017-12-30 21:39 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

犬が星見た ロシア旅行

武田百合子の旅日記。
ダンナである泰淳のエッセイに描かれる彼女に興味を惹かれたので、彼女の有名な「富士日記」でも読んでみようかと思っていたのだが、たまたま図書館でこの本を見つけてしまったので。

昭和50年ころのロシア(正確にはソ連)旅行。
泰淳に「旅行に連れていってやるから日記を書け」と言われて書いたんだそうな。
若干、言葉遣いの粗さが見受けられるけれど、読ませる文章です。

今は昔ということが多い。トイレとか、今のロシアは全然マシだし。
旅情報としては役立たない(けれど、そもそもそんなものを必要とする人はこの本を読まないだろう)、けれど、読み物として面白い。
結局、彼女のキャラが面白いのです。まさに炸裂してます。
そして、1か月近くの長旅とは言え、1回の旅でで文庫本1冊分の文章を書けるのはすごいなあと、旅行記を書く身としては感嘆しました。
観光名所の説明なんかほとんどない。
でも切り取り方がうまいんです。
たまたま出会った人、たまたま見た光景を詳しく書いている。それが面白い。

旅行記がずっと読み継がれるかどうかということは、そこにかかっているのだろう。


ハバロフスクから入り、西に進み、ウズベキスタンの後、グルジア(今のジョージア)に入ったとたん、食生活が目に見えてよくなるのが印象的。

去年、私たちの旅の最後は、モスクワのデパート内の高級ジョージアレストランでのディナーでした。
引率者のふゆきが「ジョージア料理なら美味しい」と太鼓判を押すので。

ジョージア、行きたいなあ。

旅の最後は北欧(ストックホルムとコペンハーゲン)なんだけど、ここでの料理は洗練はされているけれど、ごく簡素なカナッペになってしまう。

一緒の便でストックホルムに行ったモスクワ特派員夫妻が「ソ連からこっちに来るとほっとする」的なコメントを言うが、百合子本人は西欧社会に物足りなさみたいなものを感じたようだ。
わかるような気もする。

でも、私はやっぱりモスクワ特派員の側だな。



by foggykaoru | 2017-12-28 20:34 | エッセイ | Trackback | Comments(0)