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マナーの正体

読売新聞の夕刊に連載されていたエッセイを収録。
十数人の著名人がかわるがわる書いています。
さだまさし、竹内久美子、逢坂剛、鎌田實、藤原正彦、荻原アンナとか、錚々たる面々が。

1篇が見開き2ぺージ。
新聞の連載記事ですから、しみじみ感動するとか、忘れがたい印象が残るというほどはないけれど、どれも一定のレベルには達している。想定内の面白さ。
特に半身浴のおともとして、かなりの日数、役立ってくれました。

そんな本ですが、実はわざわざユーズドで探してまでして購入したんです。
なぜなら友人が
「執筆陣の中に高野秀行もいる」
と教えてくれたから。

高野さん、出世しましたね~

そう言えば、週刊文春にも高野さんの連載記事があるんです。
すっごいですね~

なんかもう、なにも私がせっせと新刊を買ってあげなくても、ソマリランドでの取材費に困ることはないんじゃないか、、、なあんて思っちゃったりして。
序の口、、というのは言い過ぎかな、、、幕下ぐらいから贔屓にしていた力士が、ついに三役に昇進したときの相撲ファンの気持ちというのはこんな感じなのかしら。



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by foggykaoru | 2016-12-14 20:10 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

ひとり暮らし

谷川俊太郎のエッセイ集。
タイトルに惹かれて読んだけど、、、

・・・・渋い

渋すぎる

さらに、
中ほどの「ことばめぐり」はお手上げでした。
谷川俊太郎の詩をよく読んでいる人でなければついていけない。

私には「猫に小判」な本でした。


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by foggykaoru | 2016-11-11 21:40 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

すてきなあなたに&エプロンメモ

ともに「暮しの手帖」に連載していたものをまとめた本。
この2冊をついつい買ってしまったのは、まだ朝ドラ「とと姉ちゃん」をやっていた9月のこと。
あのドラマのお蔭で「暮しの手帖社」はさぞかし儲かったことでしょう。

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まずは「すてきなあなたに」

著者は「とと姉ちゃん」ご本人、つまり大橋鎭子。
連載当時は、「いったいどういう人が書いているんだろう?」と思いながら読んでいた。

今、彼女のことを知って読むと、なるほどです。
明らかに今で言う「キャリアウーマン」。バリバリです。
なんとなく独身っぽいムード。
著名人と親しくおつきあいしている。
まさに編集者ですよね。
外国にも知り合いが多いというところが、当時としては(今であっても)かなり驚異です。

冒頭の「紅茶の淹れ方」ははっきり覚えている一篇。
とういうか、このエッセイで私は紅茶の淹れ方を覚えたのです。

「とと姉ちゃん」、つまり家長として、家族とともに一生を送った人だから、
「人というのは、本来、1人で暮らすものではないと思う。
 だから、一人暮らしの友達に連絡を入れてあげよう」
なんてのもある。
私、別にそういう連絡を待ってませんけど・・・。

半身浴のおともとしてはなかなか良い本でした。続編も読むかも。

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「エプロンメモ」

大橋鎭子の妹である大橋芳子の手になるもの。
昔の私は「すてきなあなたに」よりも、こちらのほうが好きだったような気がする。
今読んでも、こちらのほうが好きです。

昭和の主婦の知恵です。
今や全く役に立たないことが多いんですけどね。
たとえば、余ったご飯の活用法。
電子レンジがいかに偉大な発明であったのかが、よくわかります。

実はこの本、まだ読み終わっていません。
いつ読み終わるかわからない。
なにしろ三段組でして、「暮しの手帖」に掲載されていたときを彷彿とさせて懐かしいのですが、ものすごいボリュームなのです。
それに、もともと一気に読むタイプのものではないですから。
時々手にとって、ちびちび読む、という感じで楽しんでいます。






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by foggykaoru | 2016-10-24 20:37 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

京都ぎらい

井上章一著。ただいまベストセラーです。

今年度本屋大賞を受賞しただけのことはある。
とても読みやすく(文字が大きめ! そしてひらがなが多いのです)、面白い。

京都の「いけず」は伝え聞いているけれど、我々「よそもん」にとっては へー ほー の世界。
「いけず」の一番の被害者は京都の近所の人。
常日頃、洛中の人の「いけず」によって傷つけられているんですって。
大変ですねえ。関東に生まれ育ってよかったわ~

でも、物を書く人にとって、いろいろやられて屈託を抱えることは、むしろ糧となる。
だから今、筆で立つことができているのは、「いけず」のおかげなのだ、と筆者は一生懸命皮肉をこめて語っている。

そして古都で最大の勢力、それは寺。
そりゃそうなんでしょうねえ。
江戸時代まで寺の領地はそりゃあまあ広大だったそうで。
それを明治政府がふんだくった。
このあたり、英国のヘンリー8世が教会の財産をふんだくった歴史を思い出す。
近代化に至るまで、洋の東西を問わず、似たようなことがあるんだな。

そして、筆者の思いは南北朝までさかのぼる。

著者が言うように、京都に関する著者の発見が書かれているわけではなくて、誰もがなんとなく思っていたけれど、特に口に出さなかったことを、白日のもとにさらけ出した本。お薦めです。


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by foggykaoru | 2016-10-17 21:05 | エッセイ | Trackback | Comments(4)

殿様の通信簿

「武士の家計簿」(←未読です)で知られる磯田道史の本。

歴史上の有名人が、実際にはどんな人となりだったのか。
浅野内匠頭はもともと「殿中」をやらかしかねない人だったらしい、とか、面白いです。

一番スペースを割いて書かれているのが前田家。
前田利家は秀吉の仲良しだったけれど、徳川の世にもしっかり前田家は存続し、ただ存続しただけではなくて、最後まで相当存在感があった、ということは知っていた。
ひょっとしたら、西が豊臣、東が徳川、というふうに、日本は2つに分かれても不思議はないぐらい、徳川の天下統一はきわどかったそうで、そのときの前田家の動きが趨勢を決したそうで。
利家→利長→利常 という流れがなかなかに興味深かったです。
利常が前田家の家督を継ぐことができたいきさつが特に面白い。
「もしもコルシカがイタリアのままだったらナポレオンは皇帝になれなかった」ぐらいに。(ちょっと違う。ぜんぜん違う!)

司馬遼太郎がこういうネタを得たら、小説に仕立てたんでしょうね。



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by foggykaoru | 2016-09-08 20:58 | 日本の歴史 | Trackback | Comments(4)

極め道

三浦しをんの「爆裂エッセイ」
古本屋で購入。

三浦しをんの本は、数冊読んだ限りにおいて、いちばん好みに合ったのは小説でなくて文楽関係のエッセイでした。
小説は味はあるけれど、ちょっと構成が弱い感じがして物足りないんですよね・・・

というわけで、このオタク感満載のエッセイを手にとってみたわけです。
私についていけるかな
という心配もあったのですけれど。

正直、最初は多少の違和感あり。
マンガの話、わかんないし。
でも、3分の1ぐらいまで読んだら、すっかり洗脳され(爆)、ハマりました。

文章のテンポが早く、リズムが心地よい。
自虐ネタもうまい。

彼女の本領はエッセイだと思います。

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by foggykaoru | 2016-09-06 20:48 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

やめてみた。

マンガです。
わたなべぽん著。
副題は「本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方」
新刊で買うことはないと思いつつ、買ってしまいました。
断捨離に通じる話が多いから。

ものを減らそうというのに、本棚には断捨離関連の本が増えてます。
でもそれでいいんです。
私にとって、そういう本の存在は必要なんです。

既に自分が実践していること(炊飯器をやめて土鍋でご飯をたく、白糖をやめる)とか、私には関係ない話(スマホ依存をやめた)が少なくないのだけれど、それなりに参考になります。

トイレブラシをやめる、というのに心を動かされているんですが、まだ実行できてません。



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by foggykaoru | 2016-08-30 20:21 | マンガ | Trackback | Comments(2)

戸建て願望

井形慶子著。
副題は「こだわりを捨てないローコストの家づくり」
古本屋で購入。


前に読んだ本と似たようなものなのだけれど、こちらは井形さん「自身が住むために建てた」家の話。

買い物をするときは、自分が欲しいのはどういうものなのかを明確にしていないと失敗するけれど、家を建てるときも同じ。
だから自分の好みを明確に自覚しておかなくてはいけない。
業者が思いもよらない要求も、きちんと説明し、説得する。
その熱意で動いてもらえるんでしょうね。
それ以前に、「この人なら動いてくれるだろう」という目利きでなくてはならない。

すごいなー
と感嘆しつつも、
井形さんのイギリスの古民家好きにはついていけないものを感じます。
いくら頑張っても、日本で建てるんだから、しょせんはまがい物ではありませんか。
個人的な趣味をとやかく言ってもしょうがないんですけど。

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by foggykaoru | 2016-08-28 22:39 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

花森安治の編集室

副題は
「暮しの手帖」ですごした日々

著者は唐澤平吉という人。副題の示すとおり、「暮しの手帖」の もと編集者。
1997年に単行本として出て、今年文庫化された。「とと姉ちゃん」効果です。


花森安治は「アーティスト」というより「アルチザン(職人)」であり、「天才的な職人」だったのだという。
強烈な個性とオーラをもって、編集室に君臨していたということがよくわかる。

大橋さんを主人公にした朝ドラでは、もっとソフトな編集長にしてますね。
そうしないと大橋さんの存在が薄くなってしまうから。

著者は1972年に入社したそうだ。
そういえば「新入社員募集」の記事が載っていたなあ。
「きつい仕事です。泥臭いです。1日中洗濯したりします」的なことが書かれていたことを、思い出しました。

「暮しの手帖」チルドレンには楽しめる本でしょう。

時として、いや、往々にして、理解不能な暴君だった花森安治に、著者が心酔していたことが伝わってくる。
花森亡きあと、うつ病になってしまって退職したそうだが、心にぽっかり穴があいてしまったということなのだろうか?

ところで、花森安治はスカートなんてはいていなかったそうです。「はいたことがある」だけだったのでは?
それよりも、「いつも同じ服を着ているようでいて、実は同じデザインの服を仕立てさせていた」というあたり、昨今のミニマリストが提唱する「私服の制服化」ですね。早いな~!


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by foggykaoru | 2016-08-27 16:32 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

「暮しの手帖」とわたし

「暮しの手帖」の社長だった、大橋鎭子の自伝的エッセイ。「とと姉ちゃん」のもとになった本である。
朝ドラの影響でいろいろな本が出ているけれど、読むならやっぱり大橋さん自らの文章だと思って、店頭でこの本を選んだ。

私のテレビは単に観ることしかできない。
レコーダーも持っていない。
だからテレビ番組はリアルタイムでしか観られない。
(DVDプレーヤーも壊れてしまったんだっけ。)
「あまちゃん」のときにNHKオンデマンドに入った。
退会しそびれてずるずるしている間に、村岡花子だという理由で「花子とアン」を観て、千秋さまが出てるからという理由で「はるが来た」を観た。
現在の「とと姉ちゃん」は、オンデマンドで最初の1週間分を観たのだけれど、その後、追いかけて観るほどの熱意はない。
でも、平日の朝にたまたま在宅しているときは必ず観てしまう。

なにしろ子供のころの愛読書だった「暮しの手帖」ですからね。

我が家にはたぶん30号くらいからの「暮しの手帖」がずらっとあった。
講読していたのは母だけど、母は「読んでいたのはあなたよね」と言う。

「直線裁ち」とか、懐かしいです。
(「直線裁ち」は創刊号だけでなく、後になってからもちょくちょく取り上げられていた。)
「台所ユニット」の開発記事はお気に入りでした。

あの古い「暮しの手帖」、また読み返したいです。
1世紀20号~60号ぐらいまでの号を。


「暮しの手帖」は大橋さんの人柄によってあそこまでになったんだなとしみじみ思った。
ものすごく世話好きで、困っている人のためには力を惜しまなかったらしい。
「暮しの手帖」の錚々たる寄稿者は、そんな彼女だったからこそ原稿を書いた。
まさに「情けは人のためならず」。
もちろん花森安治の存在が不可欠だけれど、彼が加わったのも彼女の人柄によるだろう。
そこのところ、連ドラはちゃんと描けてないような気がする。
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by foggykaoru | 2016-08-18 21:22 | エッセイ | Trackback | Comments(2)