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トラウマの国

高橋秀実のルポ、と言うべきなのかな?
ルポの短編集というのも変だが、そんな感じ。
1篇は20ページ足らず。さらさら読めます。
で、読んで早1週間以上。もう全部忘れてる(涙)

いや、一つだけ覚えていた。
この本が書かれたのが「ゆとり教育」の時代で、それをテーマにしている1篇もあるということ。
一番できない子に合わせるから、ほとんどの子供が授業中、退屈し切っている、という様子が描かれてました。
妙に懐かしさを感じつつ読みました。
ほんとにあれはどーしよーもないものだった。

この本はユーズドでしか買えません。
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by foggykaoru | 2015-06-09 21:03 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

名著講義

藤原正彦がお茶の水女子大で担当していた「読書ゼミ」の再現本。
熱帯雨林のレビューで絶賛されているほどではなかったけれど、かなり面白く読めました。
こういう授業、受けてみたかったな。
と思いつつも、もしも私がお茶大の学生だったとしても、この授業は登録しなかっただろうとも思います。
人気があって抽選に当たらないと受けられない授業なんて、めんどくさがって最初から希望しない学生だったので。


ただ、現在の私にとっては、「日本はマスコミで喧伝されているような、恥ずかしい歴史を持った国ではなく、過去の日本や日本人にはいろいろ素晴らしいところがあった」ということは、別に目新しいことではない。

そういう目を最初に見開かせてくれたのは、1989年の夏、フランス短期留学。
タイの留学生と知り合ったのです。
ああ、自分はこっち側なんだと思った。
それまでは欧米がすべてにおいて日本に優れていると思い、欧米に自分を合わせなければならないような気がしていた。
でも、無理をしていたんだ。
タイの人と一緒にいるほうがずっと気持ちが楽だ。
彼らが王室を素直に尊敬していることに驚嘆し、うらやましく思った。
「戦前の日本人はこんなだったんじゃないか」
「戦争が日本と日本人の美風をぶち壊したのかも」

そうこうしているうちに、ラフカディオ・ハーンが日本の素晴らしさを見出して、深く愛した、というようなことをテレビドラマで知りました。(ハーン役はジョージ・チャキリスだったっけ)

そして、1996年(だったかな?)に行ったミャンマー。
ほれ込みました。
「タイの人々が戦前の日本人だとしたら、ここの人々はハーンが出会った江戸末期から明治初期の日本人なのかも」


話は戻って
藤原教授の課題図書のうち、読んだことがあるのはキャサリン・サンソムの「東京に暮す」のみ。
この本、なんとなく捨てがたくて、断捨離してません。
この際、読み直してみようかな。

あと、内村鑑三の「代表的日本人」と宮本常一という人の「忘れられた日本人」を読んでみたくなった。
それと「福翁自伝」ね。すごく面白そう。


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by foggykaoru | 2015-04-08 20:10 | 日本の歴史 | Trackback | Comments(0)

家族の悪知恵

副題は「身もフタもないけど役に立つ49のヒント」
サイバラの人生相談、第二弾です。
第一弾に劣らず面白い。

「夫が亡くなって気落ちしてどうしようもない」
という人には
「死んだのが子どもでなくて亭主だったことをラッキーと思え」
とか。

私にとってビックリだったのは、鴨ちゃんを看取ったあと、サイバラが得た彼氏が美容整形外科医の高須センセイだったということ。
知らなかった~

一番面白いのは、巻末の「母子座談会」
サイバラの息子さんと娘さんが登場。
いい子たちだ~ 
ちゃんと愛情を受けて育つとこうなる、という見本。
サイバラ偉いじゃん。

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by foggykaoru | 2015-03-29 10:33 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)

生きる悪知恵

西原理恵子による人生相談。
副題は「正しくないけど役に立つ60のヒント」

正しくない・・・のかな?
確かに正統派ではない。
でもけっこう正しいような。

「こういう嘘をつけ」みたいなアドバイスもあるけれど、「嘘も方便」というのは大人相手の人生相談にはあって当然。

この人生相談ほどの新鮮さは無いのだけれど、実際的。
修羅場を生き抜いてきたサイバラの至言が満ち満ちている。

悩む人というのは暇があるんじゃないかなんて思ったりもする。
怒涛の人生を送っていたら、悩む暇もない。

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今、「高齢者問題」という微妙な悩み(深刻というほどでもない)を抱えていて、それをあれこれ考える暇がある私であります。
ブログもメインサイトも放置プレイになり気味なのはそのせい。
まだうまく文章化できないんだけど。まあそのうちに。
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by foggykaoru | 2015-03-02 21:33 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)

生半可な学者

著者の柴田元幸という人はアメリカ文学者・翻訳家だそうで。
Wikiを見たら村上春樹が初めて翻訳を手がけたときにバックアップした5人の翻訳家のひとり、なのだそうで。へえええ。

「エッセイ賞受賞」と書いてあったから読んだ。私はけっこうこういう賞をあてにしてます。特にエッセイに関して。

で、期待どおり面白かった。
ここんとこ、ちょっと「ハズレ」気味の本ばかりだったので、久しぶりに面白い本を読めてやれやれでした。

ただし、当然のことながら英語ネタが多いので、少なくとも英語が嫌いでない人でないと楽しめないでしょう。
1960年代のアメリカに興味がある人は、私以上に楽しめることでしょう。

あと、1つのエッセイが短い。4~5ページぐらい。
短いエッセイを続けて読むと味わいが薄れるので、電車に乗るたびに1つずつ読みましょう。
私がそうしました。そしたら、かなりもちました(苦笑)

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by foggykaoru | 2015-01-21 19:26 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

綾とりで天の川

丸谷才一のエッセイ集。ユーズドでしか入手できません。
彼の薀蓄がこれでもかというほど出てくる。
自分が興味がある分野の話は面白いけれど、そうでないと、ただただ「へえええ」だけで終わってしまう。私にとってはそういう話のほうが多かった(とほほ)
ちなみに、解説を頼まれた高島俊男氏も「へえええ」な気分だったみたいです。。。

面白かったのは
福沢諭吉がミイラになっていた、とか。
土葬だったんですって。で、あとになって福沢家が合葬しようとして掘り起こしたら、きれいにミイラになっていた。
でも、福沢家の意向ですぐに火葬にされてしまった。学問的にはとても残念なことだったそうな。

あと、レーニンとスターリン。
レーニンの遺体を永久保存することにしたのはスターリン。
レーニンの奥さんはあんなことされたのは嫌だった。
スターリンが亡くなって、レーニンの遺体の傍らに同じように保存されたけれど、あるとき、共産党の大会で、若い女性が「私の夢の中(!)にレーニンが出てきて、スターリンの隣は嫌だと言った」と発言したため、スターリンの遺体は別のところに移動させた。

それと、博打打ちには力士くずれが多かったという話。
まあ、相撲というのは(国技とか持ち上げられてるけど)もともとは興行、色物だもんね。
今は相撲取りが引退しても、大挙してそういう業界に入ることはない。
それなりにお行儀良くやってるのは相撲協会のおかげ。

聖職者に婚姻を禁じているカトリック教会だって、昔は法王に愛人がいて、息子ができて、しかもその息子がやり手でイタリア統一を目指しちゃったりした。
今はそんなことはありえない。
近代化ってそういうことなのね。
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by foggykaoru | 2015-01-17 20:32 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

この世でいちばん大事な「カネ」の話

サイバラこと西原理恵子著。
彼女の毒づきマンガ(イラスト?)は清水氏との共著(教科シリーズ)を始め、あちこちで目にしているけれど、彼女だけによる本は初めて。しかも文章メイン。

全然毒を吐いてない。
あれは彼女が確立した作風であって、彼女自身がいつもああだというわけじゃないんだなと。

そして
驚くほどいい本だった。
しゃべっているような文体。聞き書きなのかな。
でも、小難しい本のほうが内容が優れているとは限らない。
お薦めです。

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by foggykaoru | 2014-12-30 09:45 | エッセイ | Trackback | Comments(4)

おもしろくても理科

清水義範の教科エッセイ。
今までに「社会」を2冊と「算数」を読んだが、実はこの本が第一弾。
サイバラこと西原理恵子がイラストを担当することになったのが、「たまたま」「瓢箪から駒」だったということがこの本を読んでわかる。

本全体としては、、、、
私って理科にあまり興味が無いんだなということを実感。
「社会」のほうが面白かった。

ただし、80ページから82ページは大変興味深く読んだ。
なにしろ「金は王水にとける」という話なのですから。
私はランサムを読んでからというもの、化学で王水が出てくるのを楽しみにしていた。でも実際には王水の「お」の字も出てこなかった(涙)
ランサムを読んで得た「役に立たない知識」や山ほどある(「この本はわたしのもの」をラテン語で書ける、とか)けれど、その筆頭株と言える。
清水さんの実験班の中にランサムの愛読者でもいたんじゃないか?

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by foggykaoru | 2014-12-20 20:20 | エッセイ | Trackback | Comments(6)

似ッ非イ教室

ご無沙汰してます。
ここんとこ、忙しくてバテ気味でした。
新しい本を読む元気も失せて、手にとったのが佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」
寝る前にちょこちょこ読んで爽やかな気分で寝付くという日々でした。
もう何回読み返したかわかりません。私、この本ほんとに好きみたい。

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その合間にたま~に新たに読んだ本をこれからちびちびご紹介。

その第一弾。内容はほとんど忘れてます。
清水義範の手になるエッセイ集。
でもこれはエッセイのパロディ。だから「似非エッセイ」イコール「似ッ非イ」

それなりに面白いのだけれど、ひじょーにビミョーです。
というのは、どこまでがほんとうで、とこからが嘘なのかがよくわからないから。
特に日本語の乱れをおちょくったエッセイなんか、読んでいて非常に不安になりました。
「うんうん、こういう間違い、よくあるねー」と笑える部分も確かにある。
けれど、「え、このあたりの言葉遣いももしかして間違い? それともこういう言い方もあるの?」と疑心暗鬼に陥ってしまう。

読み手のインテリジェンスが問われるという、かなり敷居の高い本なのでした。
ユーズドしかないのはそのせい?
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by foggykaoru | 2014-12-05 20:47 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

「弱くても勝てます」

副題は「開成高校野球部のセオリー」
著者は高橋秀実。
高野秀行氏がこの人に「エンタメ・ノンフ(ィクション)」の書き手として高い評価を与えているので、「からくり民主主義」と「素晴らしきラジオ体操」を読んだ。
どちらもまあ面白かったけれど、高野さんの本ほど面白くなかった。
テーマの問題なのかな、とも思ったりした。
なにしろ私は外国好きだから。

というわけで、この本、あまり期待せずに読んだのだけれど、予想以上に面白かった。
期待しなかったのがよかったのかな? 
ドラマ化されてたんですってね。

何が面白いって、取材対象の開成の野球部員が面白い。
練習時間が限られているから、そのぶんいろいろ考えるんだけど、元来考えるのが好きな子たちだから、もう本当によく考える。時には堂々巡り的にもなるけど。そして考えたことを言語化できる。
監督もすごい。頭のいい部員を指導するには、言語で刺激を与えることができる頭脳の持ち主人じゃなくちゃ。

監督は「野球は無意味」と言い放つ。新鮮。
考えてみればクラブ活動なんてものは、本来、意味なんか無いんじゃないか。
「クラブ活動を通して人間形成をする」なんていうのは、後付けかも。
「授業外でやりたい子が集まって好きなことをやる」だけのこと。
それで何が悪い?

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by foggykaoru | 2014-10-06 21:59 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(4)