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紅海横断----イスラエル人

旧約聖書のお話です。
エジプトで屈辱の日々を送るイスラエル人たち。そこへモーゼが現れ、彼の力で紅海は真っ二つに割れ、イスラエル人たちは無事に父祖の地に戻ることができたのでした。めでたしめでたし。
・・・という場面を観てみたい方はこちらへどうぞ

フランス製ミュージカル「十戒」の一場面です。
このミュージカル、フランス上演は2000年で、日本に来たのは2002?3?年ごろ。
よほどチケットが売れなかったらしく、フランス語関係者に「割り引くから買いません?」というお知らせが回ってきたのです。
割引だからと(!)S席を奮発しました。

会場は代々木体育館かなんかで。
どでかいステージの中央に超巨大スクリーンが設置されていました。
なまじS席だったものだから、近すぎてよく見えない・・・(涙) 
A席にすればよかったと後悔したのでした。

でも、紅海横断を観られて大興奮でした。
この場面に興奮する仲間と一緒だったらどんなによかっただろうと思ったものでした。

よかったらその後の歌も聞いてください。
タイトルは「Mon frere」。英語で言えば「My brother」

この「十戒」では「モーゼとエジプト王ラムセス(←かっこいい)が血をわけた兄弟だった」という設定なのです。(しかも同じ女性を愛したりする!!)
自分たちの出生の秘密を知った2人が「ともに生きたい」と思いつつも、立場が違うため、それがかなわない。

最初の部分だけ歌詞をご紹介。(どちらが兄でどちらが弟なのか、すっかり忘れてしまったので、見た目で判断しました(爆))

ラムセス
♪1日は1人にとっては去り もう1人にとっては訪れる
 空が消えるとき星は死に瀕する
 明日が来ないのは私たちの愛 兄よ

モーゼ
♪1つの世界が1人にとっては開き もう1人にとっては崩壊する
 水源が枯れるとき海が懇願する
 川岸から離れ 失われるのは私たちの愛 弟よ

最後に執拗なまでに繰り返される「Mon frere」の叫び。
どちらも同じ言葉で呼びかけているからこそ生まれる迫力。
「兄」と「弟」の区別がある日本語だと、こういうラストにはできない。

by foggykaoru | 2011-06-09 20:09 | 観もの・聞きもの

偉大なる日

というのは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のナンバー「ワン・デイ・モア」のこと。
もともとは「Le grand jour」=「偉大なる日」という題名なのです。

ちょっとYoutubeに現実逃避してまして。
しみじみいい曲です。

お聞きになりたい方はこちらへ

さらに英仏の歌詞を比較してみました。

歌詞の翻訳って難しいです。
音符に乗るだけでなく、歌ってみて美しくなければいけないから。
だから、たとえ音節数が一致していても、「The big day」とは訳せなかった。

音符に多くの歌詞を載せられない日本語だと、中身がからっぽになってしまうけれど、英仏語だと、双方にそれほど大きな差があるわけではない。

それでも、マリウスとコゼットの歌詞がけっこう違うけれど、びっくりするほど違うのが、中ほどの、コーラスが二部になってかけあいになるところ。

フランス語だと

♪Le grand jour patriotique, 愛国心に満ちた偉大なる日
Le progrès reprend sa marche; 進歩が再び歩みを始める
Combattant de l'avenir,  未来の戦士が
Resurgi de son linceul  経帷子を脱ぎ捨ててよみがえる
Par l'espérance magnifique
D'un nouveau monde à construire.
建設すべき新しい世界への素晴らしい希望を抱いて
À la volonté du peuple.   民衆の意志に乾杯

フランスの歴史---革命と反革命の繰り返し---が端的に表現され、しかもその中で命を落とした人々に対する鎮魂の情がこもっています。

それに対して英語では

♪One day to a new beginning 新しい始まりまであと1日
 Raise the flag of freedom high! 自由の旗を高く掲げろ
 Every man will be a king  誰もが王になる
 Every man will be a king  誰もが王になる
 There's a new world for the winning 勝利のための新しい世界
 There's a new world to be won 勝ち取るべき新しい世界
 Do you hear the people sing? 人々の歌声が聞こえるか

イケイケドンドン。

by foggykaoru | 2011-06-04 22:03 | 観もの・聞きもの

パリの船ネタはまだあったのでした

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コンセルヴァトワールのすぐそばにある、音楽美術館にて。

薄暗いところで頑張ってノーフラッシュで撮ったのですが、ピンボケがひどくて。
これでも画像処理してあるんです。
しかも右端が切れてしまっている。

ほんものはとても美しかったんですよ。

by foggykaoru | 2011-02-22 21:35 | メインサイトのボツ写真

テルミン

副題は「エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男」
著者はテルミン奏者・竹内正実氏。

この本を手にとったのは、も・ち・ろ・ん 『のだめカンタービレ』の影響です。

2000年刊。
その10年後にテルミンが登場する映画がつくられ、その演奏を依頼されることになろうとは、著者も予想だにしていなかったことでしょう。

テルミンの発明者であるレフ・テルミンの人生は、ソ連邦の歴史に重なる。
1896年生まれで、幼いころから抜きんでて優秀で、特に物理と音楽が得意だった。
レオナルド・ダ・ヴィンチような万能の天才だったそうな。
青春真っ只中のときにロシア革命を経験し、ロマンに燃えて赤軍に入る。
できたての楽器テルミンをレーニンはいたく気に入った。
アメリカに紹介され、脚光を浴びるが、その後、悪夢のスターリン時代がやってくる。
苦労しつつもなんとか生き抜いたレフ。
ペレストロイカ以降、「あのレフ・テルミンが生きていた!」と(おもにアメリカで)話題になる。
亡くなったのは1993年。

スターリンというのはなんてひどい奴なんだろうと、今さらながらに思った。
手あたり次第の粛清。
誰でも命を落とす可能性があった。

竹内氏によると、テルミンはシンセサイザーの先駆けなのだそうだ。
だが、誰が演奏しても同じにできるという、現代の最先端のデジタル楽器とは正反対に、テルミンは非常に演奏が難しいために、忘れ去られかけた。
ところが、その後、音楽の潮流が変化する。
今や、「誰がやっても同じに弾ける」のではつまらない、努力して演奏技術を磨かなければならないというところがいいのだ、という考え方になりつつあるのだとか。

そりゃそうだ。
努力して、少しずつ練習の成果が現れてくるのが、面白いんですよね。

とはいえ、テルミンは依然としてマイナーな楽器です。
「メジャー」には永遠にならないと思う。。。
そういう摩訶不思議な楽器があるということだけは、以前からなんとなく知ってはいましたが。

こんな楽器を登場させた『のだめ』ってすごいなと、改めて思いました。
23巻の巻末に豆粒ほどの文字で参考文献がぎっしりと書かれていますが、あれで全部ではないのではないかと思ったり。


この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2011-02-18 20:57 | 伝記・評伝

すっかり明るくなりました

c0025724_10383731.jpgモスクワはシェレメチェボ空港の新ターミナルです。

古いターミナルと違って明るくてきれい。
もちろんショップも開いています。(その昔、モスクワ空港にはショップがあっても、その半分以上がしまっていたんです)


メインサイトにて、極寒のヨーロッパ・音楽の旅「なんとなく『のだめカンタービレ』」連載中。

by foggykaoru | 2011-01-23 10:44 | メインサイトのボツ写真

のだめはもうコンヴァトに入れない

音楽家志望のお嬢さんを持つ知り合いから聞いた話です。

フランス留学(コンヴァトに絞ったわけではない)に向けて準備していたところ、最近になって「DELF/DALF(フランス文部省管轄下のフランス語検定試験)でB1レベルを取得してあること」という条件が加わったのだそうです。
「今までは音楽留学の場合、フランス語力はほとんど問題にならなかったのに・・・」と大慌て。

このB1というレベルはかなり高いです。
仏検で2級ぐらいかな。
仏検2級というのは、大学の仏文科の真面目な学生なら、卒業までにとれるレベル。
仏文科でも真面目でない学生だったらとれない。
さらにDELF/DALFというのはアウトプット能力、つまり「話す&書く」能力を重視している点、日本人にはキビシイものがあります。
ましてやピアノ三昧、バイオリン三昧、、、という音楽専攻の学生にとってはめちゃくちゃ高いハードルです。

これからはのだめどころか、日本人学生自体がコンヴァトから姿を消すかも。


[追記]
すいません。この記事の訂正・補足記事を書きました。こちらです。

by foggykaoru | 2011-01-19 20:05 | マンガ

あけおめ&「音楽の旅」総括

ぼやぼやしてごあいさつが1日遅れました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


年末の旅行は、航空券に関してすったもんだがあり、ぎりぎりになって行けることがはっきりしてからも、寒波のせいで果たして飛べるのやら? 出発前にこんなに気をもんだことはありませんでした。
出発してからもです。
パリ着陸は1回やり直したんです。ロシア語なまりの英語アナウンスが非常にわかりにくかったのですが、「blocked」という単語が聞こえたから、当初着陸予定の滑走路が閉鎖されたんじゃないかと。モスクワに引き返すことになったらどうしようかと青くなりました。

さてさて、ヨーロッパ20何回目かにして挑戦した音楽の旅。
これのためにしわにならない化繊のブラウス、ネットで1111円で購入したパールのネックレス、そして小さな革のバッグ(旅先ではいつもナイロンバッグです)を荷物に入れてでかけたのですが、その総括。
(メインサイトにもまとめる予定ですが、たぶんあっちは「情報」メインになると思うので、こっちは生の感想中心で)

そこそこ良い席を取ったので、オケピの中が見えました。
指揮者もね♪ 
『のだめカンタービレ番外編』のおかげで楽しめるポイントが増えていてよかった♪


1. パリのオペラ座(ガルニエ)
超豪華な建物。しかし、演目が「売られた花嫁」というのがいまいち。音楽の問題じゃなくて、衣装や舞台装置が現代風、正確に言うと、1950年ごろ風で、若い男性は「工員」、ヒロインはひとり白いワンピース姿で、これがまるでナース。建物の内装とぜんぜん合わない・・・。加えて、観客がもろ観光客で、もろ普段着の人が多い。建物が超豪華だと、普段着が普段以上に汚く見えてしまうのです。あと、ここは音響が良くないのでは。行った中ではいちばん音が良くなかった。私の席が悪かったのかなあ。次回パリに行くときは演目が良ければまた行って音を再確認してみたいです。

2.バスチーユのオペラ座
マチネだったので、セーターで行きました。第一、建物が現代のものだから、普段着でも別に汚くは見えません。既に書いたとおり、ここは音響がいいです。しかも新しいホールだから舞台を観るために作られていて(苦笑)どの席からでもよく見える。「白鳥の湖」はバレエの中のバレエなんだろうな。ヌレエフの振付だから特にいいのかも。よくわからないけれど。また行きたいです。

3.ウィーンのフォルクスオーパー
オペラ座より格下だと思って、セーターで行ったのですが、パリとは違って、きちんとした格好の人が多くてびっくり。まあ、普段着とはいえ、ジーパンだったわけじゃないし、二回の桟敷席の後ろのほうだったから許される感じでしたが。「微笑みの国」の装置はわりと現代的。いろいろ工夫されていて面白かったです。建物の内装があっさりしているから、現代的でもそんなに違和感はない。主役のテノールが抜群にうまく、かっこよかったです。でもオペレッタはもっと能天気なほうがいいなあ。次回は「こうもり」とか「メリー・ウィドウ」だったら観に行くかも。

4.ウィーンの楽友協会
テレビでおなじみのあの美しい内装。でも、新年のあれとは違って、お花は飾ってないです(^^; ここはオペラをやるところじゃないから、見える見えないはあまり関係ない。音響が素晴らしさで知られていますが、まず、拍手の音が違うのにびっくり仰天しました。聞いたことのないオケによるシルベスター・コンサートでしたが、とっても楽しかったです。女性ソプラノ歌手も加わって「夜の女王」、「こうもり」のアデーレの歌(オッホッホ♪)を聞くことができました。アンコールの最後は「ラデツキー行進曲」。新年のチケット入手困難のあのコンサートではなくても、拍手で盛り上がれました。次回は・・・ウィーンフィルのときに行きたいけど、まず無理か。

5.ウィーンのオペラ座
(ここには四半世紀前、行ったことがあります)
音響はまとも。パリのガルニエよりもずっといい。内装は意外とあっさりすっきりですが、このくらいのほうが演目を選ばない。私が見たバレエの「こうもり」の装置はけっこう現代的でオッシャレーな雰囲気でしたが、この内装なら大丈夫。大好きな曲でバレエを楽しめるのは悪くなかったけれど、次回は歌付きの演目を観たいです。


強く思ったのは、パリのオペラ座(ガルニエ)は、建物それ自体が独立した芸術作品。
その存在があまりにも大きくてインパクトが強いから、必ずしも舞台上の演目を引き立たせるとは限らない。しかも音響がいまいちときてる。
というわけで、昼間の内部見学ツアーで見れば十分なのかも・・・という恐ろしい結論に達したのであります。

by foggykaoru | 2011-01-02 11:46

学友ではなくて

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楽友協会なう。

by foggykaoru | 2010-12-30 03:16

パリのオペラ座

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初めて入りました。美しい!

by foggykaoru | 2010-12-26 05:09

行ってきます♪

「冬のヨーロッパ・音楽の旅」へ。
今まで何回か冬にヨーロッパに行ったことがありますが、いつも東京に比べて特に寒いという感じはありませんでした。今回は本格的に冬です。
とにかく音楽会中心にして、寒かったらホテルで昼寝して過ごします。

最近、スパムのコメントが増えているので、コメントを承認制にしています。
このポストはコメントをいただいても帰国するまで読めない、つまり、帰国するまで承認できないので、コメント欄はオフにします。

by foggykaoru | 2010-12-23 07:59 | 告知